受託加工工場や企画会社などのOEM会社は、必ず原料の調達を行っています。弊社も、コンスタントに購入している原料が複数あります。
輸入原料の場合、物量が安定して多く、海外から輸入した方が安ければ、自社で輸入しちゃいます。その原料のコストメリットが弊社OEM事業の最大の強みでもあります。実は、一部の大手受託加工会社さんは、陰でこっそり、同じようなことを行っています。
結局、原料を制しているOEM会社は強いです。弊社のように、半ファブレスでも競争に勝っていけます。
そして、今、某大手受託加工会社さんでは、新たな原料調達戦略として、起こりつつある動きがあります。
それは、原料のまとめ買い!
ほとんどの日本の受託加工会社は、製造時に必要な分だけ原料を仕入れる方式で原料調達します。
なので、原料メーカーは、1kg体からの供給を行うなど、小ロット対応が求められます。
一方、それは、日本特有の特徴。
海外の受託加工会社や販売会社は、年間の使用量を算出し、在庫にならないタイミング(決算後)でコストメリットがあるボリュームで調達を行うのが普通です。
会社によっては、半年分の原料をまとめ買いするケースもあります。
仮に、半年の間で同じ原料をバラバラと十数回に分けて50kg購入していた場合、もし、50kg以上で購入した場合、ボリュームディスカウントが10%されるのであれば、50kg以上の単位で購入した方が得である。
ただし、先払いになるので、キャッシュフローが良かったり、資金的に余裕がある会社さんに限定されるが。
また、なかなか見えにくいコストでもある受入検査時の人件費や分析コストも加味すると、まとめ買いした方が管理費を低減できるのです。
今後、cGMPに準じたHACCP対応などが求められるようになった場合、原料の同一性試験も必須になったとしたら、この人件費や分析コストは、もっと膨らむでしょう。
この某受託加工会社さんは、私と同一性試験のディスカッションもしたことがあり機器も導入しています。健康食品業界を牛耳っている会社でもあります。おそらく、同一性試験の必須かも見据えた上での原料調達戦略であるとしか考えられません。
この新たな原料調達戦略で、いくらくらいのコストダウンが可能になるのだろうか?
仮に100億の売上で3%のコストダウンが可能になれば、3億の利益が出る。
購入方法を工夫するだけで、利益が出ます。
また、仕入れ価格が安ければ、競合とのコンペでも勝ちやすくなる(;成約率アップ)でしょう。
今の市場では、問屋や商社に対しては、小ロットでは安く価格が提示されていても、大きなロットになったら工場や販売会社と変わらない価格が提示されていることが多々ある。
大手の工場や販売会社が本気で、中間マージン削除から原料のコストダウンに取り組んだら、原料のコストダウンは、簡単にできてしまうのでしょう。
こういった動きも、市場が成熟してきた証拠だと思います。
米国では、問屋や商社の動きも変化しており、原料メーカーを買収したり、原料開発に投資して独占販売権を獲得するなど、あらゆる手を使って生き残りを模索しています。
ネット決済ができるドライなインターネット原料問屋サイトも出てきてるので、必然的に追い込まれます。
米国市場は、日本の近い将来を表しているようにも思えて仕方がありません。
実際、業界紙も、紙媒体からネット媒体へと、年々シフトしていますからね。
その流れは、避けれないでしょう。
世の中の流れに乗りながら、上手くビジネスの舵取りを行っていかなければなりませんね。
輸入原料の場合、物量が安定して多く、海外から輸入した方が安ければ、自社で輸入しちゃいます。その原料のコストメリットが弊社OEM事業の最大の強みでもあります。実は、一部の大手受託加工会社さんは、陰でこっそり、同じようなことを行っています。
結局、原料を制しているOEM会社は強いです。弊社のように、半ファブレスでも競争に勝っていけます。
そして、今、某大手受託加工会社さんでは、新たな原料調達戦略として、起こりつつある動きがあります。
それは、原料のまとめ買い!
ほとんどの日本の受託加工会社は、製造時に必要な分だけ原料を仕入れる方式で原料調達します。
なので、原料メーカーは、1kg体からの供給を行うなど、小ロット対応が求められます。
一方、それは、日本特有の特徴。
海外の受託加工会社や販売会社は、年間の使用量を算出し、在庫にならないタイミング(決算後)でコストメリットがあるボリュームで調達を行うのが普通です。
会社によっては、半年分の原料をまとめ買いするケースもあります。
仮に、半年の間で同じ原料をバラバラと十数回に分けて50kg購入していた場合、もし、50kg以上で購入した場合、ボリュームディスカウントが10%されるのであれば、50kg以上の単位で購入した方が得である。
ただし、先払いになるので、キャッシュフローが良かったり、資金的に余裕がある会社さんに限定されるが。
また、なかなか見えにくいコストでもある受入検査時の人件費や分析コストも加味すると、まとめ買いした方が管理費を低減できるのです。
今後、cGMPに準じたHACCP対応などが求められるようになった場合、原料の同一性試験も必須になったとしたら、この人件費や分析コストは、もっと膨らむでしょう。
この某受託加工会社さんは、私と同一性試験のディスカッションもしたことがあり機器も導入しています。健康食品業界を牛耳っている会社でもあります。おそらく、同一性試験の必須かも見据えた上での原料調達戦略であるとしか考えられません。
この新たな原料調達戦略で、いくらくらいのコストダウンが可能になるのだろうか?
仮に100億の売上で3%のコストダウンが可能になれば、3億の利益が出る。
購入方法を工夫するだけで、利益が出ます。
また、仕入れ価格が安ければ、競合とのコンペでも勝ちやすくなる(;成約率アップ)でしょう。
今の市場では、問屋や商社に対しては、小ロットでは安く価格が提示されていても、大きなロットになったら工場や販売会社と変わらない価格が提示されていることが多々ある。
大手の工場や販売会社が本気で、中間マージン削除から原料のコストダウンに取り組んだら、原料のコストダウンは、簡単にできてしまうのでしょう。
こういった動きも、市場が成熟してきた証拠だと思います。
米国では、問屋や商社の動きも変化しており、原料メーカーを買収したり、原料開発に投資して独占販売権を獲得するなど、あらゆる手を使って生き残りを模索しています。
ネット決済ができるドライなインターネット原料問屋サイトも出てきてるので、必然的に追い込まれます。
米国市場は、日本の近い将来を表しているようにも思えて仕方がありません。
実際、業界紙も、紙媒体からネット媒体へと、年々シフトしていますからね。
その流れは、避けれないでしょう。
世の中の流れに乗りながら、上手くビジネスの舵取りを行っていかなければなりませんね。