医療キュレーションサービスWELQ(ウェルク) などの問題が世を騒がせていますが、具体的にどんな問題が潜んでいるかを紹介してみたいと思います。

まず、キュレーションって何よ?って方に
インターネット上の情報を収集しまとめること。または収集した情報を分類し、つなぎ合わせて新しい価値を持たせて共有すること。(知恵蔵2015より) Naverまとめもキュレーションサイト。

極最近のマーケティングとして、コンテンツ型マーケティングなるものがあります。
このコンテンツ型マーケティングは、様々な手法がありますが、コンテンツを作ることで情報をマネージメントすることに本質があります。

WELQも一例。
人が集まれば、何らかの収益につながります。

そして、嘘の情報を無数に流せば、インターネット上で真実になってしまう可能があるという問題も秘めているのです。
情報操作ができてしまう問題点が存在します。

以前にも紹介しましたが、某天然葉酸サプリも、嘘の情報を無数に流しており、酵母葉酸が合成葉酸から作られている事実を歪めたりもしています。
(まぁ、モノグルタミン酸型と誤って公言しているので、嘘がバレバレなんですけんどね♪)
結果、情報操作で消費者を騙しています。
実際、こういった情報操作する悪い会社は現れてきており、まとめサイトなどの問題点は、ここにあります。

また、WELQの問題 は、単に管理が甘かったかだけでなく、不確実な情報発信を広告として受けていたか(;利益を出したか)も、重要になってくるでしょう。
近年、情報発信は、何かの理由があって行われるものです。WELQも利益につながるからこそ、ライターを雇ってまで情報発信させていたのでしょうから。したがって、利益のためにどの程度の情報操作をどれだけ行なっていたかは、今後の争点になると考えてます。
(そこまで暴かれないよう、すでに先手を打たれているかな・・・。)

もちろん、この問題は、健康食品業界とも深く関係してきます。スポンサーが健康食品の販売会社さんである可能性が高いからです。

さてさて、今後、どうなるでしょうか?

ちなみに、この WELQは、私もよく閲覧していました。そして、ちょっとした変化も感じてました。その変化とは、サイト運営者の変化により、質が落ちたこと。
今、問題視されているような信頼性の欠如の部分でした。

医学的な医療情報を発信する場合、論文など信頼性の高い情報源の引用が不可欠です。
私も、医療の情報発信する場合、PubMedなどで文献検索して、文献を引用します。情報サイトの内容を転載する場合も、内容の信頼性を文献検索してチェックし、もちろん、情報サイトも引用として示します。

弊社がサポートさせていだいている日比野佐和子先生も、こういった情報提供などを行なわれる際、徹底されています。
雑誌社が引用を示さなくても、きちんと裏を取り、正しい情報発信を心掛けられています。
それが信頼でないでしょうか?
この信頼や信用があるからこそ、先生に次々と取材の依頼が来るんだなぁと感じています。

今後、世の中では、情報の信頼性というものが急速に高まると思います。そして、監修者など、人への信頼性を織り交ぜて情報発信しなければ、支持されにくくなると思います。
そういった点を加味し、私も正しい情報の発信を続けていければと思っております。