空手を再開し3年半。
いろいろな意味で10年のブランクの長さを感じています。
平日のボクシングを含め、週4~5で格闘技生活を送っていますが、なかなか現役時代に戻った感じがしません。

昨年と一昨年と2回、都民大会にも出場していますが、過去のイメージのように試合ができません。

2年ほど、いろいろ考え、気づいたことがあります。

競技空手は進化している。

まず、構え方が真半身の四股立ちステップが主流になっている。それによって、間合いも全体的に長くなっているように感じています。
そういった理由で、私が得意だった刻み突きが届きにくくなっているのだと思います。また、足を刈っても倒れにくいです。
真半身でなく素立ちの相手には、しっかり転がせる点を考えても、空手自身が進化していることがわかります。

過去の自分と比べても、そうなんだろうと思い始めました。
私自身も、進化した競技空手に対応していく必要があるのだと痛感しました。

進化した理由は、いろいろありますが、競技空手が進化した一番の要因は情報化だと思います。
ノウハウが動画などで公開されるようにもなり、より多くの人がノウハウを学ぶことができるようになりました。結果、競技レベルも上がり、進化を遂げたのだと思います。

最近、競技の達人荒賀龍太郎選手のDVDなどを入手しては、最新の技術を学ぶようにしています。最近は、剛柔流の方々が築いたノウハウが多いですね。昔の九州の空手に近いような感じもします。
非常に助かります。
でも、なかなか自分のものにし、子供達に伝えていくことは大変です。

個人的な感想ですが、一番コスパが良かったのは、競技の達人のセミナーのDVD。重要ポイントがまとまっていました。


この4の内容は、すべての基本の根幹になっています。


最近一番良かったのは、高知中央のサーキット空手です。
このDVDは、正直、非常にレベルが高いです。
おそらく、本気で競技空手をやっていて、左右で裏回し蹴りくらい普通にできるレベルでないと、すべては活用できないです。
一方、間合いの取り方や蹴りの極意などは、すぐにでも活用できます。
私も、いくつかの技術を取入れ、蹴りでのポイントが取れる比率が格段に上がりました。現在の競技空手は、蹴りでのポイントが大きく、蹴りの重要度が大きいです。非常にありがたいDVDでした。

こういったDVDで勉強すると、やっぱり、競技空手は、情報化によって進化し続けているなぁと思います。

一方、こういったノウハウが氾濫すると、同時に問題点も生じてきます。

それは、基礎力を軽んじてしまうという問題点です。
小手先だけの組手になってしまい、安定して勝てない選手になってしまいがちです。

こういったノウハウDVDを参考にする際も、基本の部分から取り入れていくと良いと思います。
基本できていつつ、かつ足腰がしっかりしていないと、やっぱり勝てないですからね。

うちの長男長女に対しても、基礎力強化から応用へと段階を経て指導内容を変えています。
さすがに、基礎力強化が影響して、学校での体育測定でも良い数字を出してきます。ここから二人が伸びるかは、どれだけ空手を楽しめるかにかかってくるかなぁと思っています。

どこまでオヤジに付き合ってくれるかわかりませんが、親子の重要な接点として、これからも空手に勤しんでいければと思います。