支持し続けられる健康食品を目指して!栗山雄司 博士コンサル

長く生き残る商品を生み出すことにひたすら情熱を傾ける博士コンサルトのブログ。販売重視の健康食品OEM製造や原料供給を行っております。レスベラトロール、ジオスゲニン、プラセンタ、アミノ酸、プロテオグリカン&非変性Ⅱ型コラーゲンの商品開発が得意。市場動向や注目原料などを紹介。騙されない健康食品の選び方や格闘オヤジ日記、新宿ランチ紹介も。

業界の方にこっそり読み続けてもらえるブログであることを目指しています!

マーケット情報や学術情報を集約しながら、会社のフォーミュレーター&博士コンサルとして、勝ち残る商品を生み出すことに情熱を傾けています!商品開発から、お客様の成功を導きます!
持論:販売の成功は商品開発の段階で8割決まる!です。
初めての方へも丁寧かつ細やかなサポートが我社の自慢です!弊社の8割以上のお客様は、 弊社独自の育成メソッドで健康食品の商品化未経験からスタートされています。同時に、クロスセルやアップセル向けと、販売戦略に一歩踏み込んだ提案も行っております。通販に限らず医療機関向けの商品開発も多くの実績があり得意です。

<人気のおすすめ記事>
成熟した健康食品市場で勝つために最も大切なこと
成熟期における適正原価率の変化と設定基準
失敗する商品開発        騙されない健康食品選び方シリーズ

具体的なご相談は >> https://a2-pro.com/ の問い合わせから

定量分析

非変性プロテオグリカンのHPLCピークと分離・精製

今回は、ちょっと科学的な話。
商品としてのプロテオグリカンのHPLCピークを示してみました。
PG-HPLC
17.35分のところに、きれいな単一ピークが示されています。横軸が時間(分)、縦軸が検出感度です。ピークの面積から量が求められます。
この商品は、無駄な原料があまり配合されていないので、特にきれいにピークが示されています。

このHPLC(高速液体クロマトグラフィー)という分析機器/分析方法は、分析するサンプルをカラムという管を通し、カラムを通過した量を検出器で計測するというものです。
このカラムに充填されているものを変更することで、いろいろな物質を計測することができます。今回は、分子量が大きいものから通過するような充填剤を用いています。なので、分子量の順番で成分が検出されます。

我々の非変性プロテオグリカンは、120万ダルトンと、分子量が大きめのため、比較的早くカラムを通過し、他の成分のピークと被りにくいのが特徴です。
例えば、45万ダルトンのプロテオグリカンだとヒアルロン酸やデキストリンなどのような多糖類やピークが被ったりします。そうすると、きちん定量分析ができません。

ちなみに、45万ダルトンのプロテオグリカンは、26~27.5分くらいにピークが現れます。近年は、論文では45万ダルトンって記述されているに、120万ダルトンのものも含まれ始めています。改良されているのは良いことだと思いますが、整合性が取れなくなるけど、どうするんだろう?(独り言でした・・・)

実際、原料を分析すると、余分なもの(夾雑物)が含まれていないため、どのプロテオグリカン原料できちんと測定できます。
しかし、商品で分析すると、余分なものが邪魔して、きちんと測定ができないのです。私の経験上、酵母のタンパクやビタミンDの何らかの賦形剤などが定量分析を邪魔してしまうことが多いです。
きちんと測定するには、この余分なものを除く必要があるのです。
我々は、除く技術(分離・精製)をきちんと確立しているので、定量分析が可能なのです。

今後、業界の適正化のためには、こういった定量分析が不可欠になってきます。

一応、私の博士論文の一部は、GC/MS(ガスクロマトグラフィー質量分析器)を用いた微量分析だったので、移動相がガスから液体に代わっただけですし、極性分離などの分離精製も行っていたので、こういった分析は完全に専門。
ちゃんと勉強しておいてよかったですわぁ。

プロテオグリカン業界の問題点:定義と定量分析

プロテオグリカン業界の一番の問題点は、ズバリ!公的分析機関で定量分析が行われている商品がほとんど存在しないこと。
機能性表示食品に利用されてでさえ、定量分析方法が開示されていないのが現状です。
そのため、以前にも紹介いたしましたが、偽物の商品も、非常に増えてきています。含有量が半分の商品、コンドロイチンしか含まれていない商品など。とても残念なこと。

そもそも、なぜ、定量分析ができないのか?
※原料としてHPLC法で分析が実施されていない原料に関しては、論外のため、議論から外します。基本、末端商品としての分析の話です。

1. 夾雑物が多く、商品で分析を実施しようとした場合、夾雑物に邪魔されて分析ができない。
2. 分析精度。定量限界を下回ってしまう場合もある。


という理由で、実施されていません。
まぁ、定量分析が行われていない点を問題視し、誰も指摘しなかったのも問題なんですけどね。
消費者保護の観点から、ないがしろにしてはいけない点だと思います。
(よく、大手企業が商品で定量分析できていないものを堂々とプロテオグリカン○mg配合として販売するなぁと心の中で思っております。)
ちなみに、カルバゾールなどの分析方法で定量分析されていますが、この方法では、プロテオグリカンの構造を保っているものだけを分析できないため、分析方法として不完全です。実際、半分が低分子のコンドロイチンであった原料も存在しました。

近年、1について、我々の方で問題を解決しております。前処理を工夫しました。2については、原料の商品設計次第、含有量次第。
その結果、我々の方では、以下の試験成績書の様に、公的分析機関でプロテオグリカンの定量分析を可能にしています。

プロテオグリカン

分析ができないことはない
のです。
今回は、ハードカプセル商品でしたが、配合量次第では錠剤での分析も可能でしょう。まぁ、ドリンクは、厳しいでしょう。剤形として推奨していないソフトカプセルは、実のところ、加水分解している可能性があります。

現在、弊社では、弊社経由でリナイス社の鮭鼻軟骨抽出物をご購入のお客様に対して、公的な機関でも商品としての定量分析サービスを開始しております。
ただし、こういった現状もありますので、個別に相談を受けながらです。
※公的機関で分析を実施する場合、実費だけをいただいております。
※現在、機能性表示食品の目的には、利用できません。

ロゴマークも提供させていただいております。
>> 商品としてのプロテオグリカン定量分析と原料ロゴマーク

なお、この定量分析に関しては、夾雑物を除く前処理が必要です。
その前処理のフィルター提供には、リナイス社の承認が必要です。

あと、120万Daの非変性プロテオグリカンに限らず、約45万Daのプロテオグリカンの分析も可能ですが、基本、お断りさせていただいております。あくまで、弊社経由で原料を購入していただいていらっしゃる顧客に限定しております。

こういった取り組みによって、業界から偽物プロテオグリカンが減っていけばと思っております。
こういった地道な努力も大事だと考えています。

商品としてのプロテオグリカン定量分析と原料ロゴマーク

以下の記事でも紹介したのですが、ここ最近、以前にも増してプロテオグリカン200mg(実際は約24mg)の商品が問題になり始めています。

荒れ始めるプロテオグリカン市場を守るために

どうしても、リスティング広告で上位に表示されるため、多くの顧客に影響が出始めています。
でも、公的な機関で分析できても、すぐには、指導もされない。

真面目に我々の原料で200mg配合し、30日分で商品設計すると、原料原価だけで5000円を超えてしまいます。
(だからと言って、プロテオグリカンのように免疫寛容の原料は、多く取っても意味がなく5~10mg/日で十分。)

なので、我々も、対策を講じることにいたしました。
まず、商品としてプロテオグリカンを定量分析し、ロゴの文言として「本品は、商品として表示量のプロテオグリカンが配合されていることがHPLC分析で確認されています。」を使えるようにしていくことにしました。
ロゴ
ロゴを使うことになるので、基本、販社さん単位で申請してもらう必要が生じてきますが、管理上、ご理解いただければと思っております。

こうやって科学の力を用いて、顧客を守りつつ、市場適正化を進めていかなければ!と思います。
エビデンス型の防衛術だと思います。

ちなみに、申請さえ行っていただければ、公的機関でも定量分析は可能です。
ただし、現段階では機能性表示用の分析としてはお受けしておらず、定量限界も存在することは、ご理解いただく必要があります。続きを読む

公的な機関におけるプロテオグリカンの定量分析が可能に

告知し忘れていたのですが、厚生労働省の登録検査機関でプロテオグリカンの定量分析(HPLC法)が末端商品でできるようになりました。

一応、非変性の120万ダルトンのものだけでなく、少し変性した40万ダルトンのものも、分析できます。ただし、ヒアルロン酸のような、同じくらいの分子量の多糖類が配合されていると、分析できないこともあります。
あと、ベースラインを取る必要があるので、鮭鼻軟骨抽出物抜きのサンプルも用意していただく必要があります。結構、手間がかかります。

この二種類のプロテオグリカンについては、この記事を参照ください。
>> 実は2種類あるプロテオグリカン原料

これで、コンドロイチンを添加してプロテオグリカン量を偽っている原料も見抜けるようになりました。いくつかの商品を分析し、酷い商品も見つけています。
末端商品に限らず、原料の中にも、完全にコンドロイチンのプロテオグリカン原料だったり、規格値の半分しか満たない含有量の原料も見つかっています。
業界の適正化につながればと思っております。

一方、しばらくは、限られた会社さんにしかデータ(ならびに分析方法)を提供するつもりはないのですが、そのうち、契約ベースになりますが、弊社もしくはリナイス社にご依頼いただければ分析データを提供できるようにしていくつもりです。
その点は、何卒ご理解くださいませ。 <(_ _)>

ちなみに、原料については、同じHPLC法で定量され、品質管理が行われています。
ヒト臨床試験の論文でも紹介させていただいているのですが、120万ダルトンあたりに、こんな単一のピークが出ます。壊れた分子量の小さいものほど、あとに出てきます。

図1

原料受託バンクの原材料ランキングから見えるもの2016年8月

やっとでも論文に追われているのに、商談ラッシュに加えて鮭鼻軟骨抽出物のロケやらで、解説が遅くなってしまいました・・・。大変申し訳ございませんでした。
今月も、恒例の原料受託バンクの原料受託バンクのランキング解説です。

1位 乳酸菌
2位 コラーゲン
3位 サトウキビ ( バガス )
4位 プラセンタ
5位 酵素↓
6位 ヒアルロン酸
7位 カルシウム
8位 DHA
9位 葛花
10位 コンドロイチン硫酸


>>先月のランキング
※これ↑は、意外に使えて、毎月のトップ10を遡りながらチェックできるんです。

今月のランキングの大きな変化と言えば、3位のサトウキビ(バガス)でしょう。原料受託バンクの桑高さん曰く、沖縄のスーパーフードとしてテレビ番組で紹介されたとのことですが、そこまで市場が盛り上がっているようには感じられません。
来月以降、このランクを維持できるかで、実力が明らかになるでしょう。

そして、意外に見落とされがちなのですが、酵素が5位に落ちています。上位を維持するのは、もうそろそろ限界かな・・・とも感じております。
この酵素周辺で、市場動向をもう少し詳しくコメントです。
中国向けのインバウンドは、もう完全に収束し始めています。中国向けは、一部の輸出品だけが残っている感じです。それに伴い、さらに中国での酵素商品に対する注意喚起の報道などによって、中国向けの酵素の市場は、かなり萎みつつあります。

あと、ついでに、酵素の日本市場。
ゴミのような酵素商品が溢れ、ゴミ度も増すばかりで、0.01%くらいづつしか酵素原料が含まれていないものまで出てくる始末であり、これじゃあ、何を売っているかがわからない状況です。
今年は、スムージーよりさらに安く作れる粉末クレンズにシフトしただけです。何れにしても「合成甘味料、香料と増粘剤で成り立ち、食物繊維を食らうだけの商材」でしかないです。
健康を売るという企業の倫理観が欠如し、儲けることだけ考えて商品を作るとゴミのような商品になってしますのでしょう。

8位から30位は、全体的な傾向として、中国の色が薄れ、ようやく機能性表示食品が意識され始めているのを感じをさせるような動向でした。
必然的に、そうなっていくのでしょう。
先々月からから引き続き、葛花も頑張ってる。うち原料の葛花は機能性表示食品対応でないけど、つられて伸びてる。ありがたい。

25位のプロテオグリカンも、多少関係があるのかな?
6月のランキング解説でも述べたように、問題は、第三者機関での定量分析。それについては、先月、かなり目処が付きました。仲間が頑張ってくれたので、非変性のプロテオグリカンだけでなく、変性のプロテオグリカンまで分析できちゃうメソッドが開発できております。
ここは、淡々と進めて行こうと思います。
ファイト!

あと、注目すべきは、フコイダン。
中国では、ニーズが高まっており、国産もずくのフコイダン(顆粒サプリ)が好調そうです。
私も、奄美のもずくフコイダンに絡み始めておりますが、今年の分は無くなってしまい、来年度からしか供給がなされない状況です。
ガッツリとした免疫系商材は、医療機関ルートでも売れると思うので、これからドンドンチャレンジしていきたいと思います。

原料受託バンクの原材料ランキングから見えるもの2016年7月

おはようございます。
今月も、恒例の原料受託バンクの原料受託バンクのランキング解説です。
本日は、名古屋から。

1位 乳酸菌
2位 コラーゲン
3位 酵素
4位 プラセンタ
5位 ヒアルロン酸→
6位 カルシウム
7位 アスタキサンチン 
8位 DHA
9位 葛花
10位 高麗人参


>>先月のランキング
※これ↑は、意外に使えて、毎月のトップ10を遡りながらチェックできるんです。

今回も、10位以内で酵素とプラセンタが入れ替わったくらいで、大きな変化はなかったです。
11~30位は、若干、機能性表示も意識した感も感じられます。

サラシア、Q10、βグルカン、ギャバあたりがそうでしょうか・・・。
もちろん、9位の葛花も。東洋新薬さん、がんばっていらっしゃいますから。

さてさて、この機能性表示制度も、いろいろと問題が生じてきているようです。
関与機能成分が下限値を下回るなど、消費者庁の抜き打ちチェックで発覚したりしているようです。

まぁ、特に16位 プロテオグリカンなどもそうなのでしょうが、機能性表示を想定して商品開発を行っていくと、商品での定量分析が鍵になってきます。弊社サイドも、前処理方法も確立できつつあり、ようやく、目処が付いてきたという感じです。
プロテオグリカンは、120万ダルトンくらいの分子量でも、80万ダルトン以上のヒアルロン酸など高分子のものであると、定量分析を邪魔します。この高分子成分が入っている原料を配合しなければ、まぁなんとか定量分析できるだろうという状況です。
120万ダルトンの非変性プロテオグリカンも、もうそろそろ試薬化もされるので、今の冬は、非常に楽しみです。

その他に、論文化の問題だとか、いろいろあるのですが、今後、ハードルが上がるのは間違えなさそうです。

一方、市場全体の活力という面では、少々心配です。
中国案件も引きに入っているので、元気がない・・・。

7月の各原料のアクセスを見ても、6月に比べて2割ほど少ないように感じられます。1位の乳酸菌も、200くらい減っていると思います。
季節的なものもあると思われますが、若干停滞期。

こういった時は、原料メーカーさんは、足を使った営業が活発になります。その動きも強くなっています。

実際、6月後半は、弊社でも、OEM案件の問い合わせは減ったように感じます。私への原料問い合わせばかり・・・比較的、11月くらいの上市を目指している案件が多いです。
近々の9月くらいの上市を目指している商品などは、少ないのでは?と感じられます。

こういった局面、先日も記事にしましたが、原料クリエイティブの開発など、できることをコツコツやっていくしかないです。
持論、この停滞局面は、導入期の素材をトコトン攻めるのが得策。 じゃなきゃ、新しい市場は生まれない。

また、だからといって、こういったランキングには決して現れないですが、弊社のクリニック系顧客などは、元気が良い。決して量は多くないけど、コンスタントにリピート発注してくれるクリニックが増えてきています。
新しい市場が創出されつつあります。
こういった部分を手堅く積み重ねないといけないのかな?とも思います。まぁ、私が最も得意な分野ですしね。

やっぱり、新しい市場の創出というのが、今後の鍵になってくるのかな・・・。
まぁ、私もコツコツ頑張りますので、頑張っていきましょう!続きを読む
アクセス数(PV)
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

機能性表示食品
>> 届出情報検索
消費者庁のページへ

調査を行うには非常に便利です。


日本抗加齢医学会が監修した書籍です。必ずしも受理されている訳ではないですが、機能性表示の可能性ある素材がデータと共に紹介されています。
記事検索
にほんブログ村 通販ブログへ

LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード
プロフィール
著書
ヘルシー&ビューティー4
ヘルシー&ビューティー vol.4でプロテオグリカンの記事を書かせていただきました。

レスベラトロールの書籍
順天堂大学の吉田先生と書かせていただいた書籍です。赤ワインのアンチエイジング成分について、一般の方でもわかりやすく書かれています。赤ワインを使った料理レシピが紹介されていたり、普通に読んで楽しい内容になっています。書籍の帯は、たかの友梨さんです。


弊社顧問 吉田先生ブログ
厳選おすすめ書籍

業界人ならびに健康食品関係の企業は携帯必須。東京都のマニュアル最新版。今回は、若干厚い・・・。


神田昌典さんの本で一番好きな一冊。分厚いけど、あっという間に読めちゃう一冊。Kindle版もあり。


記事でも紹介しましたが、広告に関わる方だけでなく商品開発の担当者にも読んでいただきたい一冊。


いつになっても古びない通販のマニュアル本。通販始めるなら、まず読んでもらいたい。


表現を変えるだけで、レスポンスが変わります。健康食品通販では、広告費用対効果が変わってきます。
  • ライブドアブログ