空手は、オリンピック競技となり、競技レベルも格段に上がっている。そして、空手だけで大学まで進学し、空手中心の教育を受けた人達も増えました。

一方、空手で大学まで進学しても、かなりの人達が大学で空手を辞めてしまう。空手を利用して教職や警察官、実業団などに所属できる人は、極一部。
とても残念なこと。
そもそも、私も、28歳で社会に出てから、約10年も空手から遠ざかった。

私は、仕事が上手くいき、空手を再開できるチャンスに恵まれ、ラッキーだったと思う。

そもそも空手の指導で食っていけるのは、ほんの一部の人達だけ。
そこまでの体制を作るのにも、段位を取ったり、資格を取ったり、結構、お金がかかる。

私も、空手の指導で食っていく気はない。仕事が中心。
これが半端もんの所以。

まぁ、成り行き上、師範の空手教室を手伝いつつ、大学空手道部のコーチならびにOBOG会幹事を続けていくことにはなるだろう。
加えて、うちの会派も、10年後、どうなっているかわからない。
どうしても、会社同様、後継問題が生じてくる。

ひとまず、私の目標は、ここまで。

公認五段
コーチ2

どちらも、もう一歩手前の状況。
ひとまず、会派の五段は、6月に審査がある。
達成した先のことまでは、考えていない。
現状、公認五段を取った時点で、そのままの勢いで会派の六段まで取らされそうだが・・・後継という点では、取った方が良いのだろう。

公認段位は、六段・七段と続くけど、ほんと、先のことはよくわからない。
コーチ3は、興味があるけど、ほんと、大変そう。現段階では、そこまでの覚悟はない。
これも、半端もんの所以だろう。

学生時代、週6の空手三昧の生活は、楽しかった。今では、できない生活。
4年生の時、故 高木秀穂先生(偶成会)に通わせていただいていた時は、稽古後の飲み会は毎回終電ギリギリ酔いどれで大変だったが、あの時ほど楽しい時間はなかった。
(大学院の試験で通えなくなり、先生と途切れたのは、今でも心残り。)
だからと言って、交流の場を作れるとは思わない。時代も変わり、若者も望まない。

子供達に空手を教えるのは、楽しいけど、確固たる目標もない。
生きがい的なことも感じていない。
むしろ、空手道部の後輩である大学生との交流の方が楽しい。

やっぱり、要するに私は半端もんなんです。

ちなみに、こんな半端もんの私ですが、ビジネスに関しては、空手に絡みたいと企んでいます。

まず、まめ鉄を活用した女子アスリート向けの鉄サプリメント。
厳密は、吸収の良いヘム鉄は、インフォームドチョイスに引っかかり、ドームさん(DNS)でも事件が起こったこともありますので、女子アスリートが安心して利用できる鉄サプリメントを供給したいと考えています。



また、これは、未だ現実味はないが、健康寿命を延ばすシニア向け空手プログラムを構築して、普及させたいとも考えています。
これは、半分ボランティアになる可能性もある。

まぁ、何れにしても、空手って人と人のつながりがなければ成り立たず、大学の先輩でもある横尾嘉明師範や青梅の田村幸保師範のベースや支援があって、私の空手も成り立っています。
その感謝の気持ちは、決して忘れてはいけない。
そこは、武道であり、単なる習い事ではない所以。
私の空手人生、これからは、空手への恩返しを私なりに頑張ってみるだけです。


P.S.
なお、私は、全空連の公認段位は和道流ですが、稽古や指導は、和道流:松濤館流=1:2です。
でも、流派の面では、半端もんであると思っておらず、むしろ貴重な存在だと思っている。
実際、近年、コーチの資格でも、四大流派すべての形が指導できないといけない。自分の流派だけでは、ダメになってきている。

今年は、コーチ2を受けたいと思っているが、四大流派の第一指定形を全て学ぶ必要がある。
和道流と松濤館流の第一指定形は、もう一度、細かい点を見直すことができる。
とても楽しみでもある。

私の場合、和道流はセイシャン・チントウ・ニーセーシー、松濤館流はカンクウダイ・カンクウショウ・ジオンの指定形が打てるし指導もできる。
糸東流は、(松濤館流のエンピ同様)バッサイダイ・セイエンチンを覚えたことがあるので、少し練習すれば、すぐに思い出すだろう。
剛柔流の指定形は未経験なので、苦労するだろうが、楽しみ。

ちなみに、私が所属する和道流の方の会派は、あくまで研究会であり、必ずしも和道流の形である必要はないです。会派の登録上は、和道流になっているだけ。
公認段位も、和道流以外の流派の形(主に松濤館流)で受けられているケースも少なくありません。
そういった環境が、自分の松濤館流との両立を成り立たせてくれていたりします。