日本食品添加物協会が「安全性は問題なし」とアスパルテームに対して見解を出しました。 



さすが、アスパルテームを生んだ国、日本らしい動きです。
マスコミも、騒ぎませんでした。
外国では、かなり騒いでいるのに。

一方、市場は、必ずしも安心していない。
まず、すでに、多くの商品(特にドラック向け)でアスパルテームからの甘味料切り替えが始まっています。
アセKとスクラロースの組み合わせもしくはステビアに切り替わっている感じがします。

今更、添加物協会が安全だと言っても、今後の事を考えたり、世の中の動きを見据えて、どうしてもアスパルテームは、嫌煙されるでしょう。
基本、新規案件でも、アスパルテームNGの依頼も今まで以上に出始めています。この動きは、止まらないと思う。

加えて、日本国内より、中国や韓国でのクレームの方が多い。
最悪、保護貿易の一環で、アスパルテームが入っているだけで、通関が止まる可能性もあるだろう。
こちらの方が深刻化も。

まぁ、どんなに添加物協会を利用してコメントを出しても、間違えなく、アスパルテームの使用量は減るだろう。

うちの子供達には、小さい頃から人工甘味料を避けるように教育してきたから、アスパルテームどころかアセK・スクラロースさえも、配合されていたら購入しない。

ちなみに、私は、発ガン性より、脳への影響やパーキンソン病との因果関係の方が気になるため、アンチ人工甘味料の考え方をしています。

何れにしても、このアスパルテーム問題というか、人工甘味料問題は、個々人の考え方に選択が委ねられるだろう。

一方、2024年4月以降、人工甘味料不使用の表記ができなくなる。
無添加に関するガイドラインの猶予期間が切れ、ガイドラインに沿った表記が必須になるためです。



多くのお菓子や飲料で、表示変更が求められる。
ここは、消費者の正しい選択が行いにくくなるから、私としては、非常に不満です。

こういった状況だと、ほんと、自己防衛が求められる。
ますます親の教育が大事になってくる。

最後に、今後、日本だけ、アスパルテームの規制が緩い国となり、ガラパゴス化する可能性もある。
あまり国際基準と離れてしまうと、それはそれで問題が生じると思う。
我々食品製造業者も、砂糖より安いからという理由で、利用し過ぎてはいけないと思う。国際基準と言うものを意識して、商品作りに反映していければと思います。