支持し続けられる健康食品を目指して!栗山雄司 博士コンサル

長く生き残る商品を生み出すことにひたすら情熱を傾ける博士コンサルトのブログ。販売重視の健康食品OEM製造や原料供給を行っております。レスベラトロール、ジオスゲニン、プラセンタ、アミノ酸、プロテオグリカン&非変性Ⅱ型コラーゲンの商品開発が得意。市場動向や注目原料などを紹介。騙されない健康食品の選び方や格闘オヤジ日記、新宿ランチ紹介も。

業界の方にこっそり読み続けてもらえるブログであることを目指しています!

マーケット情報や学術情報を集約しながら、会社のフォーミュレーター&博士コンサルとして、勝ち残る商品を生み出すことに情熱を傾けています!商品開発から、お客様の成功を導きます!
持論:販売の成功は商品開発の段階で8割決まる!です。
初めての方へも丁寧かつ細やかなサポートが我社の自慢です!弊社の8割以上のお客様は、 弊社独自の育成メソッドで健康食品の商品化未経験からスタートされています。同時に、クロスセルやアップセル向けと、販売戦略に一歩踏み込んだ提案も行っております。通販に限らず医療機関向けの商品開発も多くの実績があり得意です。

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プロテオグリカン

非変性プロテオグリカンのHPLCピークと分離・精製

今回は、ちょっと科学的な話。
商品としてのプロテオグリカンのHPLCピークを示してみました。
PG-HPLC
17.35分のところに、きれいな単一ピークが示されています。横軸が時間(分)、縦軸が検出感度です。ピークの面積から量が求められます。
この商品は、無駄な原料があまり配合されていないので、特にきれいにピークが示されています。

このHPLC(高速液体クロマトグラフィー)という分析機器/分析方法は、分析するサンプルをカラムという管を通し、カラムを通過した量を検出器で計測するというものです。
このカラムに充填されているものを変更することで、いろいろな物質を計測することができます。今回は、分子量が大きいものから通過するような充填剤を用いています。なので、分子量の順番で成分が検出されます。

我々の非変性プロテオグリカンは、120万ダルトンと、分子量が大きめのため、比較的早くカラムを通過し、他の成分のピークと被りにくいのが特徴です。
例えば、45万ダルトンのプロテオグリカンだとヒアルロン酸やデキストリンなどのような多糖類やピークが被ったりします。そうすると、きちん定量分析ができません。

ちなみに、45万ダルトンのプロテオグリカンは、26~27.5分くらいにピークが現れます。近年は、論文では45万ダルトンって記述されているに、120万ダルトンのものも含まれ始めています。改良されているのは良いことだと思いますが、整合性が取れなくなるけど、どうするんだろう?(独り言でした・・・)

実際、原料を分析すると、余分なもの(夾雑物)が含まれていないため、どのプロテオグリカン原料できちんと測定できます。
しかし、商品で分析すると、余分なものが邪魔して、きちんと測定ができないのです。私の経験上、酵母のタンパクやビタミンDの何らかの賦形剤などが定量分析を邪魔してしまうことが多いです。
きちんと測定するには、この余分なものを除く必要があるのです。
我々は、除く技術(分離・精製)をきちんと確立しているので、定量分析が可能なのです。

今後、業界の適正化のためには、こういった定量分析が不可欠になってきます。

一応、私の博士論文の一部は、GC/MS(ガスクロマトグラフィー質量分析器)を用いた微量分析だったので、移動相がガスから液体に代わっただけですし、極性分離などの分離精製も行っていたので、こういった分析は完全に専門。
ちゃんと勉強しておいてよかったですわぁ。

冬発売の新商品開発へと動き始める市場

8月に入ると、徐々に冬発売の新商品開発へと動き始めます。
関節サプリや冷え対策サプリが増えてきます。主に、紙系の媒体で展開を考えている会社さんですね。Web系の展開は、もっとギリギリの段階であり、9月の後半あたりから始まります。

やっぱり、関節サプリの場合、グルコサミン&コンドロイチンの市場は成熟し切っているため、新たな市場創出には、プロテオグリカンなどが注目の的となるでしょう。
ライフサイクルも成長期後期に入りつつあるので、今年あたりが、慎重な各社大手さんも手の出し頃だと考えています。

原料メーカーが増えているので、今年は、激戦の予感がします。
先日、プロテオグリカンの定量分析の問題も紹介しましたが、その点も、原料選定の重要なポイントとなってくるでしょう。

ただし、このプロテオグリカンという素材は、1つ、難点がありあます。
素材として難し過ぎること。
作用メカニズムの免疫寛容というもの自体、非常に難しい。

プロテオグリカンはクリエイティブ表現が非常に難しい素材です。
インフォマーシャルの尺であれば伝えれるかもしれませんが、紙媒体で的確に伝えて行くことは難易度が非常に高いです。

現状、権威を利用したクリエイティブ中心で販売されていますが、本質は伝わっていないです・・・。本当に、レスが取れているのかなぁと思っています。
私は長万部で撮影を行ったりしていますが、やっぱり、鮭の水揚げや加工といった、消費者が好む「しずる感のあるクリエイティブ」の提供まで難しい現状があるんだろうなぁと感じています。
どれも、クリエイティブが冷たい(関節系商品クリエイティブにとっては致命的)。
通販としては、大きな欠点。

紙やWebでレスが取れんから、インフォマーシャルのステップまで進めないんだと考えています。
でも、インフォマのレベルまで行かないと、ぶっちゃけ、大手さんの通販としては、経営上、物足りないと思います。

冷え対策サプリに関しては、ずっと真新しい素材が不在の中、どのように攻めていくかが重要となってきます。
ヘスペリジンなど、機能性表示食品での展開も争点の1つ。
王道は、やっぱり、根の素材を利用した展開なんでしょう。
意外に、植物発酵エキスとも合わせやすい。

私は、オールシーズン活用できるようシトルリンなども活用するけど、なかなか攻略できない市場でもあります。
理由は、そうしても冬場しか売れんこと。
また、一般食品が強いこと。
発送の展開で、今までに存在しなかったような商品を創造していくことも大事かなぁと感じています。

いずれにしても、コツコツと良い商品を供給し、クリエイティブ面でもサポートできればと思っております。
がんばらなくちゃ!

原料受託バンクの原材料ランキングから見えるもの2017年7月

恒例の原料受託バンクの原料受託バンクのランキング解説です。

1位 乳酸菌
2位 酵素
3位 DHA ( ドコサヘキサエン酸 )
4位 コラーゲン
5位 ヒアルロン酸
6位 プラセンタ
7位 フコイダン
8位 カテキン
9位 カルシウム
10位 ビタミンE


>>先々月のランキング
※これ↑は、意外に使えて、毎月のトップ10を遡りながらチェックできるんです。

今回の10位以内のランキングですが、国内での新商品開発の状況を物語っていると考えています。

・市場の成熟
・広告規制の強化
→特に広告型の独自ドメインECの不振

ぶっちゃけ、今、売れそうな商品が頭に浮かばない状況があるのだと思います。
6位まで落ちたプラセンタなどは、売れるというイメージが持てなくなりつつあるのかもしれません。

現在、未だ売れるイメージをが持てるのは、中国向け正規輸出品でしょう。
ただし、かろうじてであり、何でも売れる訳ではないです。
7位のフコイダンや21位のレスベラトロール、25位のマカなどは、大きく関係しているでしょう。
今、徐々に注目度が上がっているのは、プロテオグリカン。実際、弊社でも、中国向けは、健康食品に限らず化粧品原料でも伸びを見せています。

まぁ、もうぼちぼち、冬の商戦に向けて新商品開発が始まります。
冬に期待!

広告規制強化は、特に今夏のダイエット市場に大きな影響を与えたような感じがします。まぁ、ようやく酷いものが排除されたとも言えますが、市場的には寂しい夏だったと思います。
ちなみに、YahooショッピングやAmazonなどは非常に好調なようですが、この流れは量販店の商品(特にビタミンやミネラルなど)には追い風でも、中小企業の一品通販には全く影響ないでしょう。

HMBカルシウムも、私の仲間内では、本当に売れているかが疑問視されています。
安い原料が欠品していますが、過度な新規参入により広告費用対効果が落ち、ビジネスが成り立たないケースもあるでしょう。また、量販店でも出回り始めているので、市場規模の伸び以上の速度で市場の成熟が進んでいるようにも感じられます。
この後の変化が見ものです。

こういった変化は、ここ数年、紙系や電波系の通販への新規参入ではなく、主にECへの参入が続いていた現状も影響しています。
ECも容易に勝てる時代でなくなったことを意味しているんだと思います。
今後数年は、ジムのオリジナルサプリやクリニックサプリなどニッチな市場が狙い目かなぁ。

あと、21位のレスベラトロールですが、中国案件はあっても、今更と思う人も多いです。
この一時的なランクアップは、弊社がヒト臨床試験のプレスリリースを打ったのも一因だと思います。あと、たけしさんの番組で紹介されたのも、多少影響あるのかなぁ・・・。問い合わせは変わらないですが、若干、発注量が多かったような感じがします。

最後に、業界としての課題について。
えんきん以降、売れる機能性表示食品が現れないことが問題であり、その出現こそが業界の課題。
ぶっちゃけ、アメリカのようにインフォマーシャルで爆発的に売れる機能性表示食品を作っていくしかないと思います。過去、カクタスベリー(関節への抗炎症)のインフォマーシャルを見た時などは、衝撃的だった。
こういったものが出現してこないとダメだと思います。

そのためにも、私も努力あるのみ。
ちなみに、昨日は、インフォマーシャルの撮影立ち合いでした・・・次の論文も担当教官にようやく提出・・・疲れて眠い・・・。

プロテオグリカン業界の問題点:定義と定量分析

プロテオグリカン業界の一番の問題点は、ズバリ!公的分析機関で定量分析が行われている商品がほとんど存在しないこと。
機能性表示食品に利用されてでさえ、定量分析方法が開示されていないのが現状です。
そのため、以前にも紹介いたしましたが、偽物の商品も、非常に増えてきています。含有量が半分の商品、コンドロイチンしか含まれていない商品など。とても残念なこと。

そもそも、なぜ、定量分析ができないのか?
※原料としてHPLC法で分析が実施されていない原料に関しては、論外のため、議論から外します。基本、末端商品としての分析の話です。

1. 夾雑物が多く、商品で分析を実施しようとした場合、夾雑物に邪魔されて分析ができない。
2. 分析精度。定量限界を下回ってしまう場合もある。


という理由で、実施されていません。
まぁ、定量分析が行われていない点を問題視し、誰も指摘しなかったのも問題なんですけどね。
消費者保護の観点から、ないがしろにしてはいけない点だと思います。
(よく、大手企業が商品で定量分析できていないものを堂々とプロテオグリカン○mg配合として販売するなぁと心の中で思っております。)
ちなみに、カルバゾールなどの分析方法で定量分析されていますが、この方法では、プロテオグリカンの構造を保っているものだけを分析できないため、分析方法として不完全です。実際、半分が低分子のコンドロイチンであった原料も存在しました。

近年、1について、我々の方で問題を解決しております。前処理を工夫しました。2については、原料の商品設計次第、含有量次第。
その結果、我々の方では、以下の試験成績書の様に、公的分析機関でプロテオグリカンの定量分析を可能にしています。

プロテオグリカン

分析ができないことはない
のです。
今回は、ハードカプセル商品でしたが、配合量次第では錠剤での分析も可能でしょう。まぁ、ドリンクは、厳しいでしょう。剤形として推奨していないソフトカプセルは、実のところ、加水分解している可能性があります。

現在、弊社では、弊社経由でリナイス社の鮭鼻軟骨抽出物をご購入のお客様に対して、公的な機関でも商品としての定量分析サービスを開始しております。
ただし、こういった現状もありますので、個別に相談を受けながらです。
※公的機関で分析を実施する場合、実費だけをいただいております。
※現在、機能性表示食品の目的には、利用できません。

ロゴマークも提供させていただいております。
>> 商品としてのプロテオグリカン定量分析と原料ロゴマーク

なお、この定量分析に関しては、夾雑物を除く前処理が必要です。
その前処理のフィルター提供には、リナイス社の承認が必要です。

あと、120万Daの非変性プロテオグリカンに限らず、約45万Daのプロテオグリカンの分析も可能ですが、基本、お断りさせていただいております。あくまで、弊社経由で原料を購入していただいていらっしゃる顧客に限定しております。

こういった取り組みによって、業界から偽物プロテオグリカンが減っていけばと思っております。
こういった地道な努力も大事だと考えています。

ヘルシー&ビューティーのプロテオグリカンの記事

プロテオグリカンの記事を書かせていただいたヘルシー&ビューティーVol.4が手元に届きました。近々、書店にも並ぶようです。
写真をインスタでアップしてみました。




こんな感じで埋め込めるんだぁ。結構、便利だわぁ。

原料受託バンクの原材料ランキングから見えるもの2017年3月

今月は、忘れずに恒例の原料受託バンクの原料受託バンクのランキング解説です。

1位 コラーゲン
2位 乳酸菌
3位 酵素
4位 プラセンタ
5位 ヒアルロン酸
6位 ギャバ ( γ-アミノ酪酸 )
7位 セラミド
8位 DHA ( ドコサヘキサエン酸 )
9位 ビタミンE
10位 高麗人参


>>先々月のランキング
※これ↑は、意外に使えて、毎月のトップ10を遡りながらチェックできるんです。

コラーゲンと乳酸菌が入れ替わるなど、全体的に変動はあれど、大きな変動がなかったのいうのが今回の動きだと思います。

トクホが叩かれる中、21位に入ってきたトクホ素材のラクチュロースが30位以内にランクインしたくらいで、30位以内も固定化してきました。
機能性表示食品が強く、やや栄養機能食品の変わった素材探しの傾向が窺えるランキングに変化はありません。

ギャバ、セラミド、DHA、プロテオグリカン、葛花、アスタキサンチン、ルテイン、イソフラボン、いずれも機能性表示食品です。まだ、HMBがランクインしない・・・。
弊社も、現在修正中のレスベラトロール含有赤ワインエキスの論文が受理されたら、レスベラトロールも再びランクインするのかなぁ?楽しみです。
これも、貴重なマーケティングデータ♪

次のステージでは、売れる機能性表示食品ってどんなものか?という点も、意識していかなければならないんだろうとも感じています。

また、このランキングは、実際の市場ニーズと少しづつ、かけ離れてきているようにも感じています。
実際に商品開発が増えている素材・売れている素材は、あまり反映されていない!
酵素は、これだけ売れなくなってきているのに、酵素のランキングが落ちない点。
プラセンタにも、同じようなものなんですが、原料メーカーは、いつの間にか増えています・・・。

反対に、ビタミンEやカルシウムが上位に来る理由がわからないです。どんな方々が押し上げているかの像が見えないです。
ビタミンEなどは、トコトリエノールで絞り込みされているようですが、これほどニーズがあるのかなぁ?と思ったりもします。
カルシウムは、サンゴで絞り込まれているのは、水素原料として探されているのでしょう。一方、水素も下火。そこまで盛んに水素商品が開発されているとは思えません。

極論言うと、機能性表示食品も、注目のわりに売れていない!
まぁ、対応していかないと、取り残されてしまうという危機感から商品化を模索されて、機能性表示食品対応の原料を探されるんだと思いますが・・・。
機能性表示食品は多様性という点で欠点があり、中小企業には適さない状況もあります。大手さんが有利。そこを何とかしていかないと、中業企業による機能性表示食品での成功は難しいと考えております。
そこも、今後の課題です。

ちなみに、現在、プロテオグリカンの記事原稿に追われています・・・。
しんどい・・・。
出版されたら、改めてご紹介させていただきます。
実は、ただ今、25時半。ようやく、記事予約完了です。

ここ最近、インターネット上で販売している会社で、消費者庁の指導が相次いでいます。
この流れがランキングにも関係しているような感じもします。
だからと言って、中小企業さんからの問い合せも減っていません。むしろ、ちょっと増えている現状は、とても嬉しい♪ 紹介案件も、相変わらず多い。
中小企業は、隙間を狙わないと勝ち残っていけないというのが結論なのかなぁと思いつつ、できる限りのことを行っています。
まぁ、グダグダ言っても仕方がないので、ひたすら頑張るしかないと思って、頑張っております。
これからも、できる限りのことを行っていくことを大事にして、頑張っていきたいと思います!

商品としてのプロテオグリカン定量分析と原料ロゴマーク

以下の記事でも紹介したのですが、ここ最近、以前にも増してプロテオグリカン200mg(実際は約24mg)の商品が問題になり始めています。

荒れ始めるプロテオグリカン市場を守るために

どうしても、リスティング広告で上位に表示されるため、多くの顧客に影響が出始めています。
でも、公的な機関で分析できても、すぐには、指導もされない。

真面目に我々の原料で200mg配合し、30日分で商品設計すると、原料原価だけで5000円を超えてしまいます。
(だからと言って、プロテオグリカンのように免疫寛容の原料は、多く取っても意味がなく5~10mg/日で十分。)

なので、我々も、対策を講じることにいたしました。
まず、商品としてプロテオグリカンを定量分析し、ロゴの文言として「本品は、商品として表示量のプロテオグリカンが配合されていることがHPLC分析で確認されています。」を使えるようにしていくことにしました。
ロゴ
ロゴを使うことになるので、基本、販社さん単位で申請してもらう必要が生じてきますが、管理上、ご理解いただければと思っております。

こうやって科学の力を用いて、顧客を守りつつ、市場適正化を進めていかなければ!と思います。
エビデンス型の防衛術だと思います。

ちなみに、申請さえ行っていただければ、公的機関でも定量分析は可能です。
ただし、現段階では機能性表示用の分析としてはお受けしておらず、定量限界も存在することは、ご理解いただく必要があります。続きを読む

リピートする関節サプリの主原料サブ原料の特徴

関節サプリって、効かないと、顧客は、グルグルショップを変えて、効く商品を探します。そりゃ、痛いから当然。
中には、効かないと思っていて、初回購入の特価商品のみ購入し続ける方もいらっしゃいます。

なので、きちんと体感がある商品は、キチンとリピートしますが、体感が遅かったりなかったりする商品は、リピートしません。
だから、私は、最初のひと月だけ倍量飲むようなアウトバウンドのコールオペレーションを推奨しています。特に、鮭鼻軟骨抽出物の場合。

私が投稿した鮭鼻軟骨抽出物(50mg/日、非変性Ⅱ型コラーゲンとして20mg、プロテオグリカンとして10mg)の論文でも、グルコサミン塩酸塩(1500mg/日)は、体感を得るのに多少の時間を要することがわかっています。
市場でも鮭鼻軟骨抽出物が顕著に伸びているのは、おそらく、グルコサミンより体感が早いためでしょう。治験データでは、1ヶ月くらいで有意差が認められています。体感度合いも、顕著。

また、体感を出すには、サブ原料(副材)の体感も重要。そこは、各社さんで好みがあると思いますが、私は、ボスウェリアを利用することが多いです。私の経験上、濃い原料を60mgほど配合するだけで体感が上がるようです。
その他に、西洋シロヤナギやキャッツクローなど、鎮痛系のハーブも相性良いと思います。

ちなみに、弊社のOEM顧客は、小ロットが多いのでハードカプセルの割合が必然的に高くなっていますが、競争の激しい市場の状況を考えると、3000個以上のロットで、小粒の錠剤にした方が原価率も低く抑えられ、勝率も上がると思います。
ハードカプセルでも、1日1粒もしくは2粒でPTP仕様にして、ボスウェリアをガッツリいれたりし、高単価高体感を徹底するのも一手。

こんな工夫を日々繰り返しています。
この市場は、競争が激しいですからね・・・。
これからも頑張らなきゃ。

公的な機関におけるプロテオグリカンの定量分析が可能に

告知し忘れていたのですが、厚生労働省の登録検査機関でプロテオグリカンの定量分析(HPLC法)が末端商品でできるようになりました。

一応、非変性の120万ダルトンのものだけでなく、少し変性した40万ダルトンのものも、分析できます。ただし、ヒアルロン酸のような、同じくらいの分子量の多糖類が配合されていると、分析できないこともあります。
あと、ベースラインを取る必要があるので、鮭鼻軟骨抽出物抜きのサンプルも用意していただく必要があります。結構、手間がかかります。

この二種類のプロテオグリカンについては、この記事を参照ください。
>> 実は2種類あるプロテオグリカン原料

これで、コンドロイチンを添加してプロテオグリカン量を偽っている原料も見抜けるようになりました。いくつかの商品を分析し、酷い商品も見つけています。
末端商品に限らず、原料の中にも、完全にコンドロイチンのプロテオグリカン原料だったり、規格値の半分しか満たない含有量の原料も見つかっています。
業界の適正化につながればと思っております。

一方、しばらくは、限られた会社さんにしかデータ(ならびに分析方法)を提供するつもりはないのですが、そのうち、契約ベースになりますが、弊社もしくはリナイス社にご依頼いただければ分析データを提供できるようにしていくつもりです。
その点は、何卒ご理解くださいませ。 <(_ _)>

ちなみに、原料については、同じHPLC法で定量され、品質管理が行われています。
ヒト臨床試験の論文でも紹介させていただいているのですが、120万ダルトンあたりに、こんな単一のピークが出ます。壊れた分子量の小さいものほど、あとに出てきます。

図1

台湾からの問い合わせ:次はプエラリアロバータ花抽出物

ここ最近、台湾の問い合わせが、ちょこちょこ来ます。
台湾からの問い合わせ傾向として、必ず、複数社から同じような問い合わせがドッドッと来ます。

以前は、鮭鼻軟骨抽出物(プロテオグリカン)でした。

今回は、プエラリアロバータ花抽出物です。
要するに、美活花80(葛花抽出物)です。
ロバータ種は、弊社しか取り扱ったいないです。
さてさて、今日は、あと何件問い合わせが来るでしょうか・・・

荒れ始めるプロテオグリカン市場を守るために

先日、プロテオグリカン原料の件で、顧客からクレームが入りました。うちで、原料供給しているかもわからないのに・・・。
1粒に50mgと表示されている商品に対して。

最大限の対応として、実際、商品を購入して送ってもらい、我々サイドでプロテオグリカン量をHPLCで分析いたしました。

結果、表示(200mg/4粒、50mg/粒)の約1/10量の約24mg/4粒でした。
(依頼をしてきた会社さんは、景品表示法違反の情報提供ページから報告されることでしょう・・・。)
分析値は嘘をつきません!

リスティング広告でも上位に来るので、面倒なんですよね・・・。

ECではプロテオグリカンの市場も荒れてきました・・・。
とても残念なこと。

まぁ、販売会社さんが意図的に行っているのか、OEM会社が販売会社さんを騙しているかわかりませんが、止めてもらいたい。

以前にもご紹介したかもしれませんが、プロテオグリカンの定量分析は、一般的にカルバゾール硫酸法の改良法であるガランボス法で実施されていました。一方、この手法では、コンドロイチン(特に表示が同じの鮭コンドロイチン)を混ぜられてしまうと、分析をできなくなるという問題点がございました。

そこで、我々は、HPLC法でのプロテオグリカンの分析方法を確立いたしました。
(非変性のプロテオグリカンも変性のプロテオグリカンも、商品で両方定量できます。)
ここ最近、ついに、公的な機関(日本冷凍食品協会)でも分析が実施できるようになりました。
これで、コンドロイチンを添加して、プロテオグリカン量を偽っている商品も見抜けるようになりました。

こういったことをコツコツ行っていくことで、市場を守っていければと思っております。
これも原料メーカーの責任だと思います。

P.S.
24mg/4粒もプロテオグリカンが入ってれば十分に良い商品。底上げでコンドロイチンを足す必要がないのに・・・と残念に思いました。
また、プロテオグリカンや非変性Ⅱ型コラーゲンなどは、至適量というものがあり、量をたくさん摂っても効果が高まるとは言い切れない素材です。
それだったらヒト臨床試験で実証されている量である非変性Ⅱ型コラーゲン20mg、プロテオグリカン15mgで摂取してもらった方が良いのになぁとも思いました。

大きな市場を形成した原料には理由があり正の循環がある!

私が原料事業も事業で求めるもの。

それは、導入期が短く成長期期間が長い原料市場の育成です。
まぁ、理想論かもしれませんが・・・。

近年、どうしても成長期の素材は、すぐに成熟してしまいます。成長期の期間が短いため、市場が大きくなる前に成熟を迎えてしまうということも多々あります。
まぁ、大手さんに採用されると、市場の成熟をスピードは、かなり速くなります。量販店に入り始めると、成熟が目の前となります。

市場があっという間に成熟(;ブーム化)すると、市場は荒廃しやすいです。結果として、誰も儲からないという結末を招きやしです。ゴミ商品で溢れたり、価格競争が起こると、最悪です。

主に、通販会社さんですが、商品開発担当者さんは、基本、売れている素材を探します。
できる担当者さんは、こっそり売れ始めている、成長期初期の素材や原料を探します。
成長期後期の素材になると、商品化の時には出遅れてしまっており、成功しにくいからです。ブーム品など、先述のように成熟が早そうな素材には、あえて手を出されないでしょう。
素材ライフサイクルや市場の仕組みを理解した上で、原料戦略などを講じる必要があります。

例えば、素材ライフサイクルや関連法規(主に旧薬事法)が全く理解できていない2例。

通販会社さんの新規担当者さんや新規参入の会社さんがわかりやすい素材としてグルコサミン(成熟期素材)単味商品で展開されようとされます。多くの方はご理解いただけると思いますが、成熟した素材での単味展開は得策ではありません。
2ヶ月分で1980円で販売されている時代です。付加価値を高めるような商品設計(副材の工夫など)を助言してあげるか、止めてあげるかの必要があります。

反対に、全く知名度がない原料の単味商材で展開されようとされるケースもあります。学者肌の会社さんに多いケース。導入期の素材は、クリエイティブ表現のハードルが高いので、単味ではなかなか売れません。こちらに関しては、副材や別の主材での工夫によって、売れるようにしてあげる必要があります。ただし、がんなど、通販には適さない素材もあるので、要注意です。

真逆の事例ですが、どちらも、失敗しやすいです。

そして、我々、原料メーカーが戦略的に行うべきこと。
実践するのは非常に難しいことなのですが、素材が導入期の時期から、こっそり売れている商品をたくさん生み出すことです。かつ良くクリエイティブを生み出すことだと思います。
成長期(特に前期)の期間が長い展開を目指す必要があります。
量でなく、最初は数です。
これが正の循環を生みます。
なので、私は、最初から大手さんに新素材を売り込みに行くことはないです。

グルコサミンやコラーゲン、プラセンタ、ビルベリー、ローヤルゼリー、青汁や高麗人参などは、過去、そういった展開の後、成熟期に到達し、大きな市場を形成しています。
反対に苦戦しているのは、アスタキサンチンやギャバ(γ-アミノ酪酸)など。いきなり、大手さんが手を出した素材です。

弊社の原料を例にコメントすると・・・。

葛花に関しては、競合さんが大手で仕掛けていただきつつ、弊社は美容を中心に住み分けをしつつ細かい小さな案件で数多くの商品を作っていければ良いのかな?とも考えております。
そうすると、市場で正の循環が起こりやすいとも考えています。双方にメリットが生じるはず。
テーマは、ボタニカルビューティー
ニーズが高まりつつある市場であり、新しい商品市場の創出が必要。
実際、コツコツと計画を進行させています。

プロテオグリカンは、すでに大手さんが手を出してしまい、成熟への道の引き金が引かれてしまっているので、大手さんが手を出していない鮭由来非変性Ⅱ型コラーゲンとの組み合わせで攻めるしかない状況があります。
今年、生み出された商品は、結構な数になっているので、上手く正の循環を生みつつあります。

健康食品業界自身が成熟し始めています。原料メーカーも、市場動向を見つつ、適切な展開を行っていく必要があるのです。
また、市場も、売れている素材を探すのではなく、どんどんチャレンジして、成長素材を生み出していく必要があるのです。新商品をどんどん投入しないと、市場にも変化は起こりません!
実際、勝っている既存の通販会社さんは、クロスセル商品やアップセル商品での商品投入は、積極的に行っておられます。その中から、次の窓口商品になりえる商材を探ったりもされています。
業界として、しんどい時期なのかもしれないですが、攻め続けるしか成功への道は続いていないと思います。
頑張っていきましょう!
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機能性表示食品
>> 届出情報検索
消費者庁のページへ

調査を行うには非常に便利です。


日本抗加齢医学会が監修した書籍です。必ずしも受理されている訳ではないですが、機能性表示の可能性ある素材がデータと共に紹介されています。
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プロフィール
著書
ヘルシー&ビューティー4
ヘルシー&ビューティー vol.4でプロテオグリカンの記事を書かせていただきました。

レスベラトロールの書籍
順天堂大学の吉田先生と書かせていただいた書籍です。赤ワインのアンチエイジング成分について、一般の方でもわかりやすく書かれています。赤ワインを使った料理レシピが紹介されていたり、普通に読んで楽しい内容になっています。書籍の帯は、たかの友梨さんです。


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神田昌典さんの本で一番好きな一冊。分厚いけど、あっという間に読めちゃう一冊。Kindle版もあり。


記事でも紹介しましたが、広告に関わる方だけでなく商品開発の担当者にも読んでいただきたい一冊。


いつになっても古びない通販のマニュアル本。通販始めるなら、まず読んでもらいたい。


表現を変えるだけで、レスポンスが変わります。健康食品通販では、広告費用対効果が変わってきます。
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