OEM業界では、タブーなのかもしれませんが、実際、工場都合で作りたくない売れる商品というカテゴリーが存在します。先日も、この商品もそうなんだあとしったものがあります。
それは「まつげ美容液」です。
目に入った時のリスクが多いので、まあ、工場側としてはリスクを伴いますね。ん~、理解できる。

その他にも、無添加化粧品や栄養機能食品(特に減衰するビタミン)というのも、その一例なんでしょうね♪
私も、製造と販売の両方を行っていますので、しばしば板挟みにあいます。

まつげ美容液であれば、防腐剤がネックになると思います。
防腐に使用されるアルコール類などは、しみそうですからね。
できれば、目薬に利用される成分だけで作るのが理想なんでしょうね・・・。まつげ美容液の主な有効成分はペプチドですから、防腐の面さえ何とかなって、粉体原料のペプチドが入手できれば、可能なんでしょうね・・・。

そういった意味では、コンドロイチンが目薬の保湿成分として活用されているので、FGF様作用(発毛作用)のある120Daのプロテオグリカンなどは、悪くは無いんでしょうね。

ちなみに、工場都合で作りたくない商品ほど売れるという考え方もあるんでしょうね。差別化しやすい・競合ができにくいという面で。
一方、工場都合で作りたくない売れる商品というのは理想なのかもしれませんが、作らせる側(販売者)も製造リスクや開発費などを負わなければならないです。
誰でも簡単に売れる商品が作れるわけではありません。
理想論だけでは商品が作れません!

まあ、このリスクを容易に負えるのが大手さんの強みなのかもしれません・・・でも、大手さんでなくても覚悟さえあれば製造ハードルの高い商品を作ることは可能だと思います。

また、理想の商品を作るためには、製造側との信頼関係も重要になってくるんでしょうね。
そこは、メーカーさんの商品開発担当者の資質が問われるところです。
おそらく、メーカーのトップが商品開発を行うと、面白い商品ができる傾向が強いのは、リスクを負える決済権なども大きく影響しているのでしょうね。勝ち組の通販会社さんの一部は、かなり決済権のある人間が担当していることも多いです。

その最たる例は「原料開発からの商品開発」です。
原料を作らなくても、日本に流通していない原料を特別輸入するという手もあります。過去、散々行いました♪
リスクは伴いますが、面白い商品は作れるでしょう。
是非今後、そういった商品開発もドンドン行っていきたいです!