支持し続けられる健康食品を目指して!栗山雄司 博士コンサル

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人気サプリを斬る!

酵母葉酸・酵母ビタミンとミネラル酵母 何が違う?

以前、非常に反響があった酵母葉酸の記事ですが、社内からも社外からも、同じような質問を受けました。

ミネラル酵母と何が違うの?
という質問です。
ミネラル酵母も危ないの?という質問まで受けました。

これが全く違うんです・・・。
今回は、違いを解説したいと思います。

まず、どちらの製品も、酵母にミネラルやビタミンを添加しています。
何が違うかは、添加された成分の酵母内での形状です。

ミネラルの場合、酵母内のタンパク質と結合します。
そのため、X線分析では、きちんとタンパク質に結合した形で検出されます。
添加されたミネラルが酵母内に取り込まれ、タンパク質に結合した形状に変わっているのです。そのため、ミネラル酵母は、指定外添加物で強化されていても、問題なく流通できるのです。まぁ、指定外添加物が残留している原料も存在しますが、長年、お目こぼしされているのが現状。

一方、ビタミンの場合、ビタミンのまま形状を変えずに存在します。例えば、酵母葉酸なら、添加された合成の葉酸の形状であるモノグルタミ酸型で存在します。
だから、ビタミンとして規格化できるのです。酵母に取り込まれて形状が変わってしまうと、規格化できなくなります。
ただし、問題は原材料表示です。輸入は問題ない。

過去(5年前くらい)、私も、酵母葉酸や酵母ビタミンの輸入を試みました。
その際、東京検疫所に事前相談を行ったのですが、輸入はOKだけでど表示は気を付けて!と指摘されました。
「基本、添加されているビタミンは食品添加物だから、酵母に添加していても輸入は問題ないでしょう。
ただし、原材料表示では酵母とビタミン(食品添加物として)は別々に表記すべき。」

と指導を受けたのです。

酵母が取り込んでいるとは判断されず、混合・含浸しているだけと判断されたのです。
混合・含浸しているだけだから、ビタミンの含有量も規格化できるわけですからね・・・。

まぁ、よく考えれば、そうですわなぁ~。
私は、そこで断念しました。別々に書かなきゃダメなら、食品添加物表示が必要になり、意味ないですから・・・。
そういった行政指導を受けてしまったので、弊社では、他社の原料であっても酵母ビタミンを酵母としてだけ表示を行うことができなくなった次第なのです・・・

よくよく考えると、酵母葉酸などは大きな問題にならないですが、酵母ビオチンなどは、食品表示法(食品衛生法)上、問題になります。
ビオチンは、使用基準として保健機能食品と母乳代替食品にしか使用できないようになっています。酵母ビオチンを使用すると、保健機能食品以外にでも利用できるという脱法が可能になるのです。
まぁ、これがベースにあり、東京検疫所も指摘したんでしょうね。酵母とビオチンを別々に表示しなければならなければ、保健機能食品にせざる終えなくなりますからね。

みなさん、何が違うか、ご理解いただけましたでしょうか?

今まで大丈夫だった表示がいきなりダメになり、そして、行政から指導を受けてしまう世の中です。
時代は変化します。
また、原料メーカーの原材料表示名の例は、行政に相談されていないものも多いです。ぶっちゃけ、私は、信用せず、製造工程表から自分自身で判断します。時には、原料メーカーに指摘し、行政に相談させるケースもあります。
近年、景品表示法が非常に厳しくなってきていますが、食品表示法は昔から非常に厳しいです。
気を付けてくださいね!

人気サプリを斬る!10:人毛から作られるアミノ酸の方が安全!?

サプリメントの正体として、間違った解釈でアミノ酸が紹介されている書籍があります。まぁ、実際、人毛からアミノ酸が作られている現実はありますが・・・今は食用には用いられていない。
この点について、過去に100トン以上のアミノ酸原料を輸入した経験があり、今でもアミノ酸を取り扱う人間として、もう少し詳しく説明したいと思います。

まず、人毛から作ることができるアミノ酸は、主に以下のものに限定されます。すべてのアミノ酸に当てはまりません。

・アルギニン→シトルリン、オルニチン
・システイン/シスチン
・ロイシン


人毛から作られるシステインなどは、主にパーマ液の材料として利用されています。現在、人間が摂取する加水分解法で製造される食用アミノ酸の起源は羽毛です。
中国でも、人毛(髪の毛)由来のアミノ酸は食用に利用できないような法律があるみたいです。
そうはいっても、結局、アミノ酸はアミノ酸なので、安全性と由来はあまり関係ないんですけどね・・・。日本のアミノ酸の輸入基準は厳しいので、それに合致していれば、問題ありません。

それを言い出すと、発酵法のアミノ酸も本当に安全なの?と思ってしまいます。
この発酵法のアミノ酸は、遺伝子組み換えされた微生物(大腸菌など)から抽出されます。
きちんと、たしか内閣府当たりの書類を見るとわかるのですが、遺伝子組み換えの微生物の登録もされています。
もちろん、遺伝子組み換えの微生物がアミノ酸に混じることがないように製造されているので、遺伝子組み換えの表示も不要ですし、アミノ酸はアミノ酸です。純品のアミノ酸です。
タイトルでは、人毛から作られるアミノ酸の方が安全?と書きましたが、発酵法の方も安全ですよ!

繰り返しますが、アミノ酸はアミノ酸なので、加水分解法のアミノ酸が優れているとか、発酵法のアミノ酸が優れているとかはないのです。
基本、志向の問題。
発酵法が優れているとアピールされるのは、マーケティング上のこと。まぁ、どの世界もお金が絡みますからね(笑)。

現実問題、医薬品でも、発酵法で作られたアミノ酸だけでなく、加水分解法で作られたアミノ酸も利用されています。

アミノ酸会社の見方をする訳ではないですが、事実は事実。事実と反することを書籍などで述べると、営業妨害で訴えられる可能性もあります。

まぁ、そんなことなので、アミノ酸に関しては、どの製法でも安心して使用していただければと思います。

人気サプリを斬る!10:メガビタミン・ミネラルは安全?効く?

クリニックなどでは、メガビタミン&ミネラルのサプリが良く売られており、売れ筋商品です。また、個人輸入でも、海外からそういった商品を購入することが可能です。

さて、タイトルにもあるように、こういったメガビタミン・ミネラル商品は、安全なのか?また、本当に効くのでしょうか?

答え:長い流通実績のある商品あれば、問題ないでしょう。ただし、他のサプリとの併用には要注意。

水溶性のビタミンは、過剰摂取のリスクは低いです。一方、脂溶性ビタミンとミネラルは、過剰摂取リスクがあります。特に、セレンやクロムなどの微量ミネラルは、薬効量と上限量が近いので、注意が必要です。あと、葉酸に関しては、妊婦さんが過剰に摂取すると、赤ちゃんの小児喘息のリスクが上がるという報告もあります。
いろいろなサプリを利用している人は、他のサプリでも摂取してしまうと、上限量を超えてしまう可能性もあります。注意しましょう。

効果については、個人差はあれど、それなりに効果はあります。
ビタミンや一部のミネラルは、医薬品にも利用されていますから、当然です。
一方、医薬品のビタミン剤と比べると、目的とする薬効や成分によっては、医薬品の方が優れています。その最たる例がビタミンB1です。医薬品に使用されるビタミンB1誘導体(有名なのは武田のフルスルチアミン)などは、吸収も良く優れています。
ちなみに、ビタミンB1誘導体のビスベンチアミンとビタミンB2誘導体は、サプリでも使えます。

ただし、ビタミンとミネラルが同時にバランス良く配合されている商品は、サプリにしかないので、そこにサプリを利用する意味があるだと考えています。バランスにもノウハウがあるはずです。
(ミネラルは、必ずしも医薬品が優れているとは言い切れないと、私は考えています。最たる例が鉄であり、サプリの方が良い場合もあります。)

まぁ、プロに近いようなベビーユーザーは、医薬品のビタミン剤を飲みつつ、サプリで一部のビタミン(例えばビタミンC)とミネラルを摂取するという人もいらっしゃるでしょう。

こういった商品の価格は、量販店や大手通販会社さんより高いです。私は、友人知人から、どうして量販店や大手通販会社さんのビタミン・ミネラルの安いの?と質問されます。

それは、販売モデルの違いに理由があります。

量販店や大手通販会社さんの商品は、客寄せであり、原価率も高いです。私の知る限り、某社さんでは、恐ろしいくらい大きなロットで生産していても、原価率55%以上だったりします。
参考:成熟期における適正原価率の変化と設定基準
クリニック流通などを行おうとすると、客寄せ商品ではないですから、この原価率では成り立ちません。まぁ、医師の処方量が入っていると考えるしありません。

ちなみに、品質に関しては、大手さんの商品、特に製薬系の会社さんは、厳しい品質管理を製造工場や原料メーカーに課し、加速試験などを行った上で含有量表示していますので、問題ありません。
なので、ビタミン・ミネラルの市場って、中小企業は、あまり手を出すべきではないんです。

やっぱり、効果がある成分ほど、過剰症などにも注意する必要があります。体に良いものも、摂り過ぎると毒になりえますからね。
注意してくださいね!

人気サプリを斬る!9:妊婦に優しくない鉄は健康被害も起こりうる

鉄という素材は、簡単なようで非常に難しい素材です。
なぜならば、鉄にはいろいろな種類の鉄素材があり、鉄素材の種類によって、吸収も副作用の度合いも異なるからです。

詳しい方は、非ヘム鉄(無機鉄)よりヘム鉄の方が吸収が良いことまで知っています。でも、多くの方は、鉄が含まれていれば、みんな同じと勘違いしています。そのため、安いだけの無機鉄サプリに騙されたりもします。

安い無機鉄(クエン酸鉄やピロリン酸鉄など)は、胃や腸でイオン化して吸収されます。ヘム鉄は、小腸の上皮細胞で酵素の働きを受けてイオン化して吸収されます。最新の報告では、一部の植物に含まれるフェリチン鉄は、エンドサイトーシスという特別な吸収機構で吸収されることがわかっています。

鉄は、イオン化する際、フリーラジカルを発生させます。まぁ、だから鉄剤(無機鉄)を摂ると胃壁や腸管が荒れて便秘を招く訳です。鉄剤を摂ると黒い便が出るのは、吸収しきれなかった鉄が変化(酸化)して排出されているためです。
まぁ、ヘム鉄も便が黒くなりますが、ヘム鉄の方が吸収が良いので、摂取量も少なくて済むので無機鉄ほど黒くならないようです。色まで比べた人はいないと思いますが(笑)

最近、無機鉄(クエン酸鉄)で鉄として16mg含まれる商品を見かけますが、便秘がちな人にとっては、まさに自殺行為だと思います。更に便秘を招きやすくなります。
いくら、妊婦は鉄の摂取が求められるからって・・・アホじゃないかな?と思う次第です。
特に妊婦向けサプリメント(?)の場合、妊婦は、やっとでさえも便秘薬が制限されるので、少しでも便秘にならないような設計が求められます。

ちなみに、16mgっていう鉄の量は、妊婦でなければ必要ないです。女性の場合、1日6mg程度(生理中の人は10mg程度)で十分です。鉄は食品からも補えますので、その量は、サプリだけで補う必要もありません。
まぁ、鉄を多く含む食品:レバーはレバーで、ビタミンAの過剰摂取にならないよう気を付ける必要もあるのですが・・・。

みなさん、鉄は無機鉄で10mg以上摂取しないでくださいね!

人気サプリを斬る!8:優しくない日本の葉酸の栄養摂取基準

妊婦の間では、人気の葉酸サプリ。
近年、過剰摂取(妊娠中期・後期)による赤ちゃんへの影響(小児喘息)の問題もあり、葉酸の摂取基準は、食品・食事からの食事性葉酸の値なのか?合成の葉酸の量なのか?という疑問が生じます。

最初に答えから言うと・・・

答え:両方である。
なぜなら、食事性葉酸も、合成葉酸も、モノグルタミン酸型葉酸(プテロイルモノグルタミン酸)としか定量できないから。
生態利用率の差は、加味しないとのことなんでしょう。

そういったことが、以下のように書かれています。まぁ、誰も理解できると思えませんが、そもそも、こういった文面は、消費者が理解することを意識して書かれていないですから。

<2010年度版>
葉酸とは、狭義にはプテロイルモノグルタミン酸を指すが、広義には補酵素型、すなわち、還元型、一炭素単位置換型及びこれらのポリグルタミン酸型も含む総称名である。五訂増補日本食品標準成分表20)に記載された値は広義の意味の葉酸の値を、図7に示したプテロイルモノグルタミン酸相当量として示したものである。そこで、食事摂取基準もプテロイルモノグルタミン酸相当量とし、食事性葉酸量として示した。

<2015年度版>
葉酸は、p- アミノ安息香酸にプテリン環が結合し、もう一方にグルタミン酸が結合した構造であり、プテロイルモノグルタミン酸を基本骨格とした化合物である。天然に存在している葉酸は、グルタミン酸が1 個から数個結合している。その結合様式はγ(ガンマ)結合である。葉酸とは、狭義にはプテロイルモノグルタミン酸を指すが、広義には補酵素型、すなわち、還元型、一炭素単位置換型及びこれらのポリグルタミン酸型も含む総称名である。日本食品標準成分表2010 に記載された値は広義の意味の葉酸の値を、図10 に示したプテロイルモノグルタミン酸量として示したものである。そこで、食事摂取基準の数値もプテロイルモノグルタミン酸量として設定した。

まぁ、公定の分析方法(酵素法)で分析すれば、ポリグルタミン酸型葉酸もモノグルタミン酸葉酸としてしか分析値が示されないから、正しいって言えば正しいんでしょうが・・・。

2015年度版において、これは、食品/食事から摂取するポリグルタミン酸型葉酸で摂取しても、合成された葉酸からモノグルタミン酸型葉酸で摂取しても、この摂取量が推奨量を満たせば良いということを意味しています。
でも、これで良いのかな?
倍も生体利用率が異なる二つの葉酸を一緒に取り扱うなんて、優しくないです。

欧米諸国では、すでに、過剰摂取の問題を加味して、食事性葉酸当量(DFE)での摂取基準になっています。この摂取基準設定の方が、葉酸の過剰摂取も未然に防ぎやすく、優しいです。

ちなみに、消費者目線の国民生活センターなどは、過去、以下のようなレポートを出したりもしています。

胎児の正常な発育に役立つ「葉酸」を摂取できるとうたった健康食品
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20110526_1.pdf


ここでは、推奨量は、食事性葉酸とされています。
まぁ、こういった”食事”摂取基準は、サプリからではなく食品から摂取するものですから、当然、ポリグルタミン酸型葉酸である食事性葉酸での摂取を目安として示したものですからね。

そして、妊娠を計画している女性・妊娠の可能性のある女性の付加量の400µgは、食事では補いきれない量でもあり、合成の葉酸サプリメント:モノグルタミン酸型葉酸を指します。
厚生労働省が2000年に合成の葉酸サプリメントでの摂取を推奨しているからです。

こういった見解は、厚生労働省側では、なされていません。もう少し、優しく指針を示してくれても良いのになぁと思う次第です。

最後に、葉酸サプリの摂取の仕方について

まず、葉酸サプリは、”妊娠前(妊活中)に”400µg(800µgDFE)摂取しなければならない。妊娠発覚してからではない!妊娠後からだと効果半減。
(妊娠前の過剰摂取が小児喘息と関係がある訳ではないので、勘違いしてはいけない。医薬品で5000µgも摂取する場合も多々あるので、多くても問題ないだろう。)
そして、妊娠が発覚したら、摂取量を減らした方が良い。合成葉酸のサプリで400µgも補うと、食事でも葉酸が補えるので、ちょっと多い。でも、妊婦の付加量は、240µgと比較的多いので、サプリで補うしかないかも。
(妊娠中は、生体利用率を加味して食事性葉酸のサプリで200~400µgもしくは合成葉酸のサプリで100~200µg補った方が良いだろうというのが、私の個人的意見。)
妊娠中期・後期にも合成のモノグルタミン酸型葉酸で400µg(800µgDFE)摂取し続けている人は、マルチビタミンなど他のサプリや医薬品でも葉酸を補ってしまえるので、過剰摂取を注意する必要が出てきます。
※医薬品のビタミン剤(ポポンSなど)で、葉酸5mg(;5000µg)配合されているものは要注意!妊娠中期・後期はNG。

ってのがわかりやすく優しい説明なのかな?と思います。是非、参考にしていただければと思います。

人気サプリを斬る!7:ブルーベリー&ルテインは最悪の組み合せ

ブルーベリー(ビルベリー)&ルテインのサプリは、世の中に溢れています。
一方、この組み合わせは、特殊な原料を使わない限り、最悪な組み合せだったりします。製剤性上、相性が良くないです。

通常、ブルーベリーの原料であるエキス末は、粉末です。そして、アントシアニン(機能性関与成分)が規格化されています。
ルテインは、カロテノイドなので、オイル原料です。

その両原料を配合してサプリメントを製造する場合、一般的には、ルテインがオイルなのでソフトカプセルにしちゃいます。
でも、それはそれで、問題です。
ブルーベリーのアントシアニンは、加水分解しやすく、ソフトカプセルで加工してしまうと減衰してしまいます。半分にまで減衰するケースもあるそうです。
なので、原料の配合量だけを表示し、アントシアニン量を表示しないことも多々あります。
厳しい会社さんは、加速試験などを行って、減衰した2年後の量を表示されていたり、減衰量を加味して配合されています。

まぁ、そういった事情があるので、製薬会社さんもしくは機能性表示食品は、ソフトカプセルに加工せず、減衰が少ない錠剤やハードカプセルで加工されることが多いのです。
そうなってくると、ルテインのオイル原料は、配合できません・・・。

なので、近年は、そういったニーズに対応すべく、マイクロカプセル化されたビーズ状の原料が出回っています。
ビーズのルテイン原料を用いると、錠剤やハードカプセルでも、あまり減衰を気にすることなく、製剤化することが可能になります。
最近、価格も、随分と落ちてきていますので、弊社では、ビーズ原料を採用するようになってきています。

でも、まだまだこの問題は解決されていない現状があります。ソフトのブルーベリーサプリメントも多いです。
ついつい、ハードカプセルや錠剤の方が良いのになぁと思っています。
消費者に優しい商品設計って、ついつい考えちゃいます。

人気サプリを斬る!6:既得権益がある魚油(DHA・EPA)の市場

アメリカでは、長い間、魚油/オメガ3(DHA・EPA)が大ブームが続いています。
魚油のサプリというものは、精製されているので、魚から汚染物質(水銀、ヒ素、PCBなど)まで摂取してしまう可能性が低いいうメリットがあります。効果も、ヒト臨床試験データが多く、信頼できる。
ちなみに、海外では、赤ちゃんの脳の発育を良くするということで、妊婦さんも魚油のサプリ(主にDHA)を積極的に摂取する習慣もあります。

さて、なぜ、日本ではブームが起こらないのでしょうか?

私は、主に3つの理由があると考えています。

1. 魚を食べている錯覚
日本人は、魚食文化があり、十分にオメガ3(DHA・EPA)も摂取できているという錯覚があります。一方、日本人は、食の欧米化が進み、年々、魚を食べる量が減っています。
もっと、食育が必要です!

2. 魚油の機能性の認知度が高くない
3. 日本特有の既得権益

そして、根底に上記の2つの理由があります。
既得権益というのは、厚生労働省系の既得権益農林水産省系の既得権益の2つが存在します。

まず、厚生労働省系の既得権益ですが、何と言っても、魚油には、EPA製剤という医薬品が存在する点が他の国と異なるのでしょう。
この権益を守るため、医薬品の領域を侵すような機能性研究や商品開発が行われにくい実際があるように思えます。
まぁ、医薬品の方が適切に販売されるというメリットはありますが・・・。

次に、農林水産省系の既得権益、これが一番厄介。仕方ないんですが・・・。
日本には、海外の安い魚油原料が入ってきません。
日本の魚油は、酵素を用いて製造され、TG(トリグリセリド)で置換された魚油でないと輸入できません。海外のエチレーションという加工によりEE(エチルエステル)に置換された魚油がメインであり、日本には輸入できません。
日本のメーカーを守るため。

まぁ、ここでも厚生労働省系の既得権益が微妙に絡むのですが、エチルエステルの魚油は、医薬品用途に利用されているんです。日本には3つの大きな魚油メーカーが存在しますが、3社とも製薬ルートにも供給している状況も存在します。
ちなみに、私が調べたところ、さらに酵素も、良いものは日本製でしか存在しないようです。

そういった諸事情もあり、海外から安価な魚油が入って来ず、原料の価格競争も起こりにくい状況もあるので、当然、魚油サプリの値段も原料ベースで競争が起こりにくいです。

消費者にとって、良いことかどうかは、わかりません。
でも、既得権益だなぁとしか思えないです・・・。

人気サプリを斬る!5:太るスムージー、体に悪いスムージー

スムージーは、一昨年くらいから大きく盛り上がった素材です。
一方、過去にも述べているのですが、スムージーの定義がなく、玉石混交の状態で商品が存在します。

本来であれば、スムージは、生の野菜や果物をジューサーミキサーにかけて作るものです。
生の野菜や果物の食物酵素を始め、ポリフェノールを始めとしたフィトケミカルも摂取できるのが特徴です。また、食物繊維もたっぷりと摂取できます。

しかし、現在、市場に出回るスムージーの多くは、食物酵素をわずかな酵素原料で補い、食物繊維で膨満感を出し、合成甘味料と香料で味付けしたものがほとんどです。
(昨年末くらいより、ドリンクタイプのリアルなスムージーも出始めましたが・・・それでも、生のものには敵わないです。)
甘くて美味しいのは当然です。

でも、こういったスムージーは、本当に体に良いのでしょうか?

おからパウダーを入れて、少しでも良い商品を目指される商品も存在します。また、合成甘味料でなくステビア抽出物にして、少しでもナチュラルに近い商品にされたり、コストアップしても添加物を極力減らそうと努力される会社さんもいらっしゃいます。

一方、現在、広告費用対効果の低下や価格競争による過度なコストダウンにより、ほんと、ゴミとしか言えないようなゴミスムージーも溢れているのも現状です。
酷いものでは、果糖が60%、0.0005%配合の素材が30種、あとは大麦若葉末とサイリウムという究極のゴミスムージーも見かけます。こういったスムージーは、ダイエットに利用しても、反対に太ってしまうでしょう。だって、味ととろみが付いた砂糖水を飲んでいるようなもんですから・・・。

こういった商品を買わないためには、以下のような点をチェックすべきです。

★消費者が騙されないためのチェックポイント
・食物繊維の含有量→書いていない商品はダメ
・カロリー(熱量)
・甘味料の種類
・ダイエット成分の配合量(例:カルニチンやポテト抽出物)
・酵素原料や野菜・果物パウダーの配合量→数は意味がない
・その他、特徴成分の配合量(例:メロンプラセンタやコラーゲンなど)

食物繊維の量やカロリーに関しては、最低限のチェックポイントです。

野菜や果物の数は、全く意味がないです。ダイエット成分や美容成分は、量が大事です。数のクリエイティブに惑わされないでください!
(過度な数のクリエイティブは、今後、優良誤認の対象になるかもしれません。)

まぁ、甘味料に関しては、合成甘味料を摂取しない私は、アスパルテームやスクラロース、アセスルファムKで味付けされているだけで、絶対に買いません!
これらの合成甘味料は、砂糖より安く甘みを持たせることができます。安いから利用されます。また、発がん性やパーキンソン病への関連性の問題など、まだまだ解決していない点もたくさんあります。
仮にも健康食品なので、できれば避けたいというのが私の考え方です。

あと、お昼の番組にも出ている自然派の有名モデルさんが商品を利用していても、それは、ステルスマーケティングですので注意してください。買っちゃいけません。ナチュラルを謳っていても、中身は、決して自然なものではないですから・・・。

消費者の方は、是非、商品選びの参考にしていただければと思います。

人気サプリを斬る!4:酵素の真実、酵素って何?

日本では、野菜を果物を発酵させたものを酵素と呼んだりしますが、米国などでは、主に消化酵素や補酵素を指します。
米国で酵素サプリと言えば、消化酵素のものであればブロメリンやパパインのサプリ、補酵素のものであればコエンザイムQ10が最も有名です。実は、ビタミンB群の多くも、補酵素だったりします。

さて、そもそも酵素とは、何なんでしょう?

基本、酵素は、以下の3つに区分されます。

1. 消化酵素 プロテアーゼやアミラーゼ、リパーゼなど

2. 体内酵素 体で働く酵素、主に補酵素

3. 食物酵素
 野菜や果物に含まれている酵素

消化酵素とは、名の通り、消化を助けるためのものであり、胃や腸で働きます。たんぱく質を分解するもの、炭水化物を分解するもの、脂質を分解するものなど、さまざまなものが存在します。
実は、ブロメリンやパパインは、医薬品でも利用されており、日本では痔の内服薬になっていたりもします。また、お肉を柔らかくするのにも用いられていたりなど、様々な消化酵素が食品加工の現場でも活躍しています。
海外では、消化を助けるサプリなどとして利用されています。主にブロメリンやパパインのタンパク質分解酵素。まぁ、肉をよく食べる習慣があるので、こういった商品が必要なんでしょうね。

体内酵素とは、体を動かすために体内で働いている酵素のことです。エネルギーを作り出していたり、体を錆から守っていたり、様々な酵素が存在します。
主に、補酵素と呼ばれる鍵の役割を行っている酵素であり、コエンザイムQ10のように、体から減っている際に経口摂取して機能を発揮するような補酵素も存在します。まぁ、ビタミンB群も同じです。
また、亜鉛のように2000種以上の酵素の産生に大きく関わる栄養素も存在します。体内酵素を活発にしたければ、亜鉛は不足していてはいけない栄養素と言えるでしょう。

食物酵素は、野菜や果物に数多含まれる酵素を指します。一方、構造がわかっていないものも多く、その機能性もはっきりしていません。
一言、食物酵素は、エビデンスが極めて少なく、本当に体に良いのかも分からないの実際です。
まぁ、主に発酵生産させている素材が多いので、発酵副産物が体に良い可能性もありますが、糖質も多いので注意しなければなりません。糖質を摂るので、一時的に元気になるかもしれませんが、特に糖尿病の方などは、注意が必要です。

この食物酵素は、ブームが起こりましたが、エビデンスベースで素材を評価する私としては、なぜブームになったのかが全く理解できなかった素材の一つです。
東洋学的な思想に基づいているのでしょうが、もう少し、エビデンスが欲しいところです・・・。
(だから、私は、サプリには少しでも効果が期待できる生きた酵素を使う。生菌なので、大変なのだが。)

ただし、食物には、酵素に限らず、様々なフィトケミカルも含まれます。そういったものを摂取するのであれば、体には良いのかなぁと思います。例えば、生姜が入っていれば、体は温まります。

また、次回お話しする予定ですが、この食物酵素の市場は、数のクリエイティブに偏り過ぎ、数百という植物がクリエイティブで表現されるのですが、実は、原料配合割合として1%も酵素原料が配合されていないゴミ商品(サプリやスムージーなど)が大多数を占めます。
そして、多くの消費者が騙され続けている現状があります。
なに食っているのやら・・・って思います。
簡単に騙されないで、商品をちゃんと評価しないとダメ!だと思います。本物の食物酵素を摂取したかったら、自分で野菜や果物を自家発酵させて作って摂取するのが一番良いのです。

ちなみに、こういった酵素ブームが起こっても、食物酵素の原料メーカーは、あまり儲かっていない現状があります。それは、商品に配合される割合は増えても、上記のように配合割合がドンドン減少していったためです。市場は大きくなったように見えていても、出荷量は増えない・・・。
そんな市場が酵素の市場だったりするのです。

人気サプリを斬る!3:ウコン/クルクミンは効く?効かない?

今、このウコン/クルクミンの記事が業界を騒がせています。

ウコンの主成分「クルクミン」には薬効がないとする研究、米ミネソタ大学

吸収について問題視しているのですが、実際、近年は、ナノ化されて吸収を高められた原料が機能性表示食品になっていたり、吸収促進素材でクルクミンの吸収が高まるというデータも報告されていたりもします。

参考:機能性表示食品の文言
本品にはクルクミンが含まれるので、健康な人の肝臓の機能の一部である肝機能酵素(GOT、GPT、γ-GTP)に対して健常域で高めの数値の低下に役立ち、健康な肝臓の機能を維持します。

クルクミンは、認知機能の改善でも報告がなされているので、何も効果がない訳でないと思います。ただし、条件設定が難しいともいます。
クルクミン素材の粒度、合わせる成分、加工方法などでも、結果は、大きく違ってくると思います。

何れにしても、ウコンの存在を好ましく思わない業界もありますので、この報告の拡散の背景には、いろいろ事情がありそうです。
大豆イソフラボンのように上限を設定される案(クルクミン上限30mg)もあったようなので、高吸収タイプのクルクミン素材が伸びていくのは間違えなさそうです。

まぁ、私は、ウコンの一番の薬効は、肝機能アップより胃腸の保護だと考えています。
元々、漢方では、胃腸薬です。
何も効果がないとは言い切れないのかな?とも感じています。

ちなみに、ウコン=肝臓ケアがここまで強いのは、日本だけ♪
日本人はアルコール代謝酵素を持っている人が少なく、欧米人は代謝酵素を持っている人が多く、欧米ではニーズが低いという事情のためです。

そして、中国や台湾など、漢方の世界において酒毒を解(消)すのは葛花です。葛根湯の葛の根ではなく花の部分。
始皇帝の前の時代から解酒茶として愛飲されています。
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江戸時代までは、日本でも、解酒と言えば葛花でした。水戸黄門で有名な徳川光圀も愛飲していた文献が残っています。
面白いものです・・・。

人気サプリを斬る!2:米国でコラーゲンは美容素材でない!過去に死亡例も!?

日本では、プラセンタと一位の美容素材の女王の座を奪いあってるコラーゲン。
でも、実は、アメリカでは美容素材としては取り扱われていません。日本だけ(今は東南アジアまで広がりつつ)。
過去、なぜ?美容のためにコラーゲン摂るの?とアメリカ人にバカにされたこともあります。アメリカ人には、肌の構成成分を摂取すると肌の再生も活発になるという概念がないようなのです。むしろ、ビタミン・ミネラルを摂れ!という概念のようです。

そして、面白いことに、過去、このコラーゲンは、数十年前にアメリカでダイエット食品としてブームがあったこともあります。
毎日コラーゲンしか摂らず、死人が出たとも聞いています。

コラーゲンは、基本、たんぱく質です。糖質や脂質を控え、高たんぱくな食事をすれば痩せます。そのたんぱく源をコラーゲンで行うというダイエット法があったそうです。
今ブームの糖質制限ダイエットのもさらに上を行くダイエット法です。
恐ろしや・・・そりゃ、痩せるわぁって感じです。
まぁ、コラーゲンダイエットなんてしてたら、栄養失調にもなってしまうし、腎臓も壊しかねないです。栄養が偏り過ぎです。

さて、このコラーゲン、本当に美容効果はあるのでしょうか?
一応、1日4gの摂取での試験結果があるようです。一方、報告の質や科学的な知見の量からすると、やや怪しい部分もあります。(ひざに対しては、機能性表示食品として存在)
でも、たんぱくやペプチドという栄養素をグラム単位で摂取すれば、摂らないより何らかの変化はあるのかもしれませんけどね。

ちなみに、日本のコラーゲン商品の多くは、他の副材で体感を出しています。例えば、アミノ酸(アルギニン)やビタミンで体感/効果を出していることが多いです。
複合処方にしてしまうと、何が効いているかわからなくなってしまいます♪
ん~、私の経験上、コラーゲンよりアミノ酸の方がLTV的に長いんだよなぁと感じています。
コラーゲンより低分子の方が体感しやすいのかな・・・。

最後に、コラーゲン、コラーゲンって、コラーゲンペプチドのことをコラーゲンって呼んでいるけど、実は、コラーゲンとも言い切れないんですよね・・・。
正確には、コラーゲン由来のペプチド。コラーゲンとは、高分子体の三重らせん構造をしているんです。いわゆる生のコラーゲンです。
ゼラチンをコラーゲンとして販売されている(主に飲食店)なんて、問題外。ゼラチンは、コラーゲンが凝集体した高分子体。

詳しくは>> コラーゲンペプチドはコラーゲン分解物

今現在、コラーゲンって、総称のような感じになっています。
もちろん、非変性のコラーゲンも、コラーゲンペプチドも、分子量や構造が全く異なるので機能性も異なります。
まぁ、コラーゲンペプチドと言っても、分子量の違いが原料毎にあるので、どれも同じとは言えないです。

ちなみに、高純度と謳われているものもありますが、まぁ、どれも高純度だと思います。

今や、いろいろなコラーゲンが存在します。
違いを理解しながら、コラーゲン選びを行ってもらえればなぁと思います。
例えば、原料受託バンクのコラーゲンページの場合、絞り込み検索で「低分子」として絞り込めばコラーゲンペプチドの中でも低分子が特徴な原料を絞り込めますし、「非変性」と絞り込めば高分子の生の形のコラーゲンが絞り込めるのです。

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こんなニッチな内容のブログなのに。
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人気サプリを斬る!1:プラセンタサプリ/ドリンクの嘘

最初の「騙されない健康食品の選び方」は、私が得意なプラセンタです。

プラセンタとは、胎盤です。
日本で流通するのは、豚、馬、羊の胎盤から抽出されたエキス末です。ヒトは、過去流通していましたが、現在では医薬品でしか流通できません。

余談ですが、キューピーコーワゴールドという商品があると思いますが、昔は、ヒトプラセンタでした。今は、違います。VOP処方と呼ばれ、プラセンタ、ニンニク、ビタミンの組み合わせでした。元気になりそう♪
ちなみに、プラセンタの医薬品は、プラセントップという商品が残っています。由来はヒトでなく、豚になっています。

現在では、酵母を用いて発酵させたものや特別な製法で作られたものなど、様々な原料が存在します。一方、1つの物差しで品質や効果を評価できるような共通の規格や指標がなく、プラセンタ原料の一番の問題だったりもします。様々な嘘が存在します。
そのため、隙を見つけて、悪い商品も出てきます。
今回は、そういった様々な嘘を明らかにしちゃうというのが主旨です。ダメなものはダメです。

まず、最初の嘘です。
・豚プラセンタより馬プラセンタの方がアミノ酸リッチ。
馬の胎盤は豚の胎盤とアミノ酸の量(濃さ)は変わらない。
ただし、胎盤サイズは馬の方が大きいであろう。

よく馬のプラセンタの広告で「馬のプラセンタは、豚の××倍のアミノ酸」という表現を見かけます。それは、全くの嘘です。大差はありません。原料で、アミノ酸の元となるタンパク質の規格がほとんど変わらないのに、このような表現がなされています。
たまに、アミノ酸分析の量を計測して比較したものがありますが、それは、乾燥粉末(純末)ではなく液体の原料だったりします。
こうやって巧みに騙そうとする商品が存在します。気をつける必要があります。

あと、そもそも、プラセンタの主たる有効成分は、アミノ酸ではないです。私は、主たる有効成分は活性ペプチドや酵素、SAアミノ酸だと考えています。

プラセンタ原料の中には、たくさんの胎盤に熱をかけながら酵素で分解され、プラセンタの本来の有効成分である活性ペプチドが単なるアミノ酸に分解されているものもあります。これでは、単なる肉由来のアミノ酸の塊にすぎません。
なので、プラセンタも、酵素分解し過ぎている原料や加熱処理がガッツリ行われている原料は、あまり効果が得られないとも考えています。原料の特徴として、パフパフしています。

次の嘘。
・胎盤換算量は多い方が良い。
胎盤換算量は全く意味がない。


よく胎盤換算量で表現されたプラセンタエキスの量のクリエイティブを見かけます。まぁ、生薬換算に由来するんでしょうけどね。
しかし、ぶっちゃけ、それは全く意味がありません。先述の通り、プラセンタエキスに共通の規格や指標がないために、こういったことが起こります。
胎盤換算比率が低くても、良いプラセンタエキスはたくさんあります。胎盤換算比率が高いということは、抽出効率か悪いとも言えるのではないでしょうか?

私は、プラセンタエキスを評価する場合、EGF量やSAアミノ酸の一つであるアデノシルメチオニンの含有量でジャッチするようにしています。実際に、いくつかの原料で分析したりもしています。
ただし、非熱処理のプラセンタだとホルモン(エストロゲン)も検出されかねないので、注意が必要です。

3つ目の嘘。
・プラセンタエキス*0000mg
薄いプラセンタエキスほど多く表示できる。大事なのは、固形分換算のエキス純末量。

最近は、騙される人も少なくなっていますが、エキス(液体)で量が多いものは、薄いです。プラセンタエキスの純末でどれくらい配合されているかが大事です。業界の動きでも、固形分換算での表記が主流になりつつあります。
そもそも、ラエンネックのような医薬品注射薬でも、胎盤酵素分解物の水溶性物質と固形分量の表示がなされているので、そうあるべきなんですよね。

最後に、プラセンタの有効性について。
私は、経口摂取でも有効性があるプラセンタもあると思います。プラセボ効果だけでなく。
一方、古いプラセンタの文献を読んでみると、胎盤漿療法というものがプラセンタ製剤の始まりのようで、多くが胎盤漿のデータだったりもします。でも、経口摂取のデータは非常に少ない。
まぁ、おそらくこの胎盤漿に有効成分が多く含まれているのだと考えています。その成分が経口摂取でも、何らかの効果をもたらすのでしょう。
でも、ホルモンが検出されないような処理がネックで、胎盤漿が除去されて抽出されている原料も多いようです。ここは、プラセンタのブラックボックスの部分であり、企業秘密の部分でもあるのです。

少々下火になったプラセンタですが、プラセンタは、まだまだ根強い人気があります。是非、プラセンタ商品選びの参考にしていただければ幸いです。
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日本抗加齢医学会が監修した書籍です。必ずしも受理されている訳ではないですが、機能性表示の可能性ある素材がデータと共に紹介されています。
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ヘルシー&ビューティー4
ヘルシー&ビューティー vol.4でプロテオグリカンの記事を書かせていただきました。

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業界人ならびに健康食品関係の企業は携帯必須。東京都のマニュアル最新版。今回は、若干厚い・・・。


神田昌典さんの本で一番好きな一冊。分厚いけど、あっという間に読めちゃう一冊。Kindle版もあり。


記事でも紹介しましたが、広告に関わる方だけでなく商品開発の担当者にも読んでいただきたい一冊。


いつになっても古びない通販のマニュアル本。通販始めるなら、まず読んでもらいたい。


表現を変えるだけで、レスポンスが変わります。健康食品通販では、広告費用対効果が変わってきます。
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