支持し続けられる健康食品を目指して!栗山雄司 博士コンサル

長く生き残る商品を生み出すことにひたすら情熱を傾ける博士コンサルトのブログ。販売重視の健康食品OEM製造や原料供給を行っております。レスベラトロール、ジオスゲニン、プラセンタ、アミノ酸、プロテオグリカン&非変性Ⅱ型コラーゲンの商品開発が得意。市場動向や注目原料などを紹介。騙されない健康食品の選び方や格闘オヤジ日記、新宿ランチ紹介も。

マーケット情報や学術情報を集約しながら、会社のフォーミュレーター&博士コンサルとして、勝ち残る商品を生み出すことに情熱を傾けています!商品開発から、お客様の成功を導きます!
持論:販売の成功は商品開発の段階で8割決まる!です。
初めての方へも丁寧かつ細やかなサポートが我社の自慢です!弊社の8割以上のお客様は、 弊社独自の育成メソッドで健康食品の商品化未経験からスタートされています。同時に、クロスセルやアップセル向けと、販売戦略に一歩踏み込んだ提案も行っております。通販に限らず医療機関向けの商品開発も多くの実績があり得意です。

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原料メーカーに求められるもの

プエラリア・ミリフィカの安全性と上限量

プエラリア・ミリフィカの安全性データを調べると、エキスではなく粉砕末原料で100mg(6ヶ月間の摂取)での文献が検索されてきます。

過去、某原料メーカーさんから、プエラリア・ミリフィカの配合量を上限100mgをとして欲しいという連絡を受けていました。
おそらく、この文献の安全性データが100mgまでしかなかったためだったんでしょう。

国民生活センターなどは、どのように対応するかわかりませんが、粉砕末100mgという摂取上限量は、参考の1つになりそうです。
また、原料メーカーさんは、摂取上限量の設定/推奨を行っていたかもポイントになってくるでしょう。
まぁ、市場には、300mg以上の原料が配合された商品も存在しますから・・・。これらをひとくくりにするのも乱暴かも・・・。

我々も、過去、プエラリア・ミリフィカ300mgを配合された商品をターゲット商品として330mgの商品の製造を依頼されたこともあります。
今考えると、依頼を受けなくて良かったなぁと改めて思います。
やっぱり、こういったケース、どうしても製造する側にも責任が生じてきます。

酵母葉酸・酵母ビタミンとミネラル酵母 何が違う?

以前、非常に反響があった酵母葉酸の記事ですが、社内からも社外からも、同じような質問を受けました。

ミネラル酵母と何が違うの?
という質問です。
ミネラル酵母も危ないの?という質問まで受けました。

これが全く違うんです・・・。
今回は、違いを解説したいと思います。

まず、どちらの製品も、酵母にミネラルやビタミンを添加しています。
何が違うかは、添加された成分の酵母内での形状です。

ミネラルの場合、酵母内のタンパク質と結合します。
そのため、X線分析では、きちんとタンパク質に結合した形で検出されます。
添加されたミネラルが酵母内に取り込まれ、タンパク質に結合した形状に変わっているのです。そのため、ミネラル酵母は、指定外添加物で強化されていても、問題なく流通できるのです。まぁ、指定外添加物が残留している原料も存在しますが、長年、お目こぼしされているのが現状。

一方、ビタミンの場合、ビタミンのまま形状を変えずに存在します。例えば、酵母葉酸なら、添加された合成の葉酸の形状であるモノグルタミ酸型で存在します。
だから、ビタミンとして規格化できるのです。酵母に取り込まれて形状が変わってしまうと、規格化できなくなります。
ただし、問題は原材料表示です。輸入は問題ない。

過去(5年前くらい)、私も、酵母葉酸や酵母ビタミンの輸入を試みました。
その際、東京検疫所に事前相談を行ったのですが、輸入はOKだけでど表示は気を付けて!と指摘されました。
「基本、添加されているビタミンは食品添加物だから、酵母に添加していても輸入は問題ないでしょう。
ただし、原材料表示では酵母とビタミン(食品添加物として)は別々に表記すべき。」

と指導を受けたのです。

酵母が取り込んでいるとは判断されず、混合・含浸しているだけと判断されたのです。
混合・含浸しているだけだから、ビタミンの含有量も規格化できるわけですからね・・・。

まぁ、よく考えれば、そうですわなぁ~。
私は、そこで断念しました。別々に書かなきゃダメなら、食品添加物表示が必要になり、意味ないですから・・・。
そういった行政指導を受けてしまったので、弊社では、他社の原料であっても酵母ビタミンを酵母としてだけ表示を行うことができなくなった次第なのです・・・

よくよく考えると、酵母葉酸などは大きな問題にならないですが、酵母ビオチンなどは、食品表示法(食品衛生法)上、問題になります。
ビオチンは、使用基準として保健機能食品と母乳代替食品にしか使用できないようになっています。酵母ビオチンを使用すると、保健機能食品以外にでも利用できるという脱法が可能になるのです。
まぁ、これがベースにあり、東京検疫所も指摘したんでしょうね。酵母とビオチンを別々に表示しなければならなければ、保健機能食品にせざる終えなくなりますからね。

みなさん、何が違うか、ご理解いただけましたでしょうか?

今まで大丈夫だった表示がいきなりダメになり、そして、行政から指導を受けてしまう世の中です。
時代は変化します。
また、原料メーカーの原材料表示名の例は、行政に相談されていないものも多いです。ぶっちゃけ、私は、信用せず、製造工程表から自分自身で判断します。時には、原料メーカーに指摘し、行政に相談させるケースもあります。
近年、景品表示法が非常に厳しくなってきていますが、食品表示法は昔から非常に厳しいです。
気を付けてくださいね!

オリジナル原料は育てなければ売上は伸びない!

昨日に引き続いて、オリジナル原料の話。
オリジナル原料は、ただラインナップしておくだけでは売上は伸びません!
手がかかります♪

例えば、クリエティブ開発や研究開発などを常に行い続けなければなりません。

そのため、開発を加味して、価格設定を行う必要があります。
添加物原料などより利幅を取っておく必要があります。
加えて、常時在庫リスクなども加味しなければならず、原価+開発費+管理費+営業経費+利益をきちんと意識して価格設定/マネージメントを行う必要があります。
まぁ、この部分がノウハウだったりするんでしょうね。

ちなみに、研究開発は、オリジナル原料のラインナップが増えてくると、事業単位で予算組みしていく必要があるんでしょうね。ヒト臨床試験などは、1000千万円以上かかるので、単年度でペイしていける原料は、そうそうないと思います。

また、意外に忘れがちなのですが、オリジナル原料は、できるだけ早い段階で使い方例(How to Use)も明確にしていく必要があります。
基本、顧客は、オリジナル原料をどのように利用すればよいかがわからない訳ですから、設計例や相性の良い素材例を示してあげなければなりません。そして、徐々に市場で採用される商品が増えてくると、顧客は市場に存在する商品を参考にするようになります。

オリジナル原料ではなく、価格だけの添加物原料や純な食品素材などであれば、泥臭い営業をしっかりして安価な価格で要求していけば、売上は伸びるでしょうが、オリジナル原料は、そうは行きません。
まぁ、そういった営業や販売モデルを行いたくないから、オリジナル原料に特化することを選んでいるのですが・・・。

時代は、機能性表示食品。
ここが研究開発の最終目標ではないと思うのですが、オリジナル原料は、育てていかなければ、なかなか売れにくくなる時代に突入し始めています。
また、大手さんは、その姿勢を評価して、原料メーカー選びを行い始めています。
生き残っていくって、大変ですね。
立ち止まらず、頑張り続けます!

オリジナル原料にトコトンこだわる理由と選定基準

弊社の原料は、基本、アンチエイジングをテーマに、オンリーワンというものを大事にしています。
オンリーワンを貫いていくのは非常に大変なのですが、常にブルーオーシャンを狙っていくことを大事にしています。まぁ、その分、市場を開拓するのは大変なんですけどね・・・。

理由はシンプル。
私自身が価格戦争を行わないビジネスモデルに固執してるためです。

オリジナル原料と真逆なのが、中国産の添加物系原料です。ある程度の品質以外、価格だけです。
そういった争いは、リスクが高いですし、面白くない。
やっぱり、市場開拓が大変でも、オンリーワンの市場を育てていきたい!
それが私です。
なので、8月にもオンリーワンの大型新素材を上市する予定です。

そのオンリーワン原料の素となる素材を選定する場合、以下のようなものを大事にしています。

・植物性(ボタニカル)
・大学発
・エビデンス
(関与機能成分がしっかりしている)
・各アンチエイジングでのポジショニング
・他社の力も借りる

弊社は、プラセンタやプロテオグリカン(鮭鼻軟骨抽出物)なども得意なので、そう思われていないかもしれませんが、基本、植物性を意識しています。
葡萄・山芋など、食経験の長い素材を好みます。次の素材も、非常に食経験が長いです。それは、やっぱり、安全かどうかも大事ですが、安心というものも大事にしたいという想いからです。

まぁ、この点は、マーケティングの理由も大きいです。
年々、近年の市場はボタニカルやナチュラルという言葉を好むようになっておりますし、何らかの食品換算で量のクリエイティブを利用できた方が売りやすいからです。

基本、私は、論文ベースのエビデンスを大事にするので、必然的に、大学で研究されている素材や成分を手掛けるケースが多いです。
そこは、原料(規格される成分)に対する信頼というものを大事にすべきと考えているためです。
まぁ、営業と経営ばかりの私ですが、その点は、一応、研究者として曲げれない信念です。

アンチエイジングのポジショニングってわかりにくいかもしれませんが、アンチエジングは、以下のようなカテゴリーに分けられると思います。

・栄養   ・抗酸化   ・ホルモン   ・認知機能
・免疫   ・肝機能   ・遺伝子(細胞)  など

これらのカテゴリーが1つに偏らないように注意しております。マーケティング上、カテゴリーが被ると食い合ってしまいますからね。抗酸化の素材なんて、たくさんありますから、その中から良いものを厳選されたのが赤ワインポリフェノール;レスベラトロールだったりもします。
まぁ、この素材は、遺伝子というカテゴリーにも含まれるので優れています。
次の素材は栄養。
バランス取るようにしています。
一回、素材のアンチエイジングマップを作らないとなぁ。

周りの仲間もチャレンジし続けているので、私も自社だけで新原料を作りたいなぁと思っています。良い素材に出会えば、必然的に作ることになるでしょう・・・できれば国産が良いなぁ。
いつになるかわかりませんが、焦らずにじっくりと良い素材を探していきていと思います。
それまで、もっと売る力を蓄えないと!

いつの間にか原料商社業も活発になりつつある理由

昨日、弊社の売上品目ごとの売上・粗利を検証してみました。

ここ数年、一番伸びているのは、まぁ、裏家業の特注原料の供給なのですが・・・
自社原料やOEMは、コツコツという感じで伸びています。

意外に伸びているのは、他社原料の流通です。もともと弊社のOEMに活用していた原料や商社価格で供給してくれている原料が多いです。
会社としては付き合いがあって直口座あるのに、弊社経由で原料共有が行われることも多々あります。顧客は、営業マンに原料選定や商流を決める権限がある会社さんです。大手受託加工会社の営業マンから当てにされて、1週間に3~5件と、頻繁に連絡が入ります。
(販売者から定期的な提案が求められているケースや、ノルマを達成するのに積極的に提案をしなければならないケースなど、いろいろです。)
まぁ、私の役目は、原料の目利きなんでしょうが、具体的には以下のようなものが求められます。

・クリエイティブ
・安全性や品質
・相性の良い副材
・分析方法や製剤性

まぁ、ぶっちゃけ一番重宝されているのは、どんな見せ方をして売れば良いか、競合と差をつけるにはどのように表現すればよいか等のクリエイティブ面なんでしょうね・・・。
情報とアイディアです。

みなさん、手間はかけず、必要な情報だけて仕入れていかれます。丸投げしない、それが大事。私との付き合い方のポイント。

相手は10年来の顧客が中心で、一元の顧客には行っていないサービスです。
関係性で、供給しているサービスも異なるのは、当然のことです。特注原料の供給なんて、別途コンサルティング契約を行っているか、よほど信頼関係がなければ、いちいち対応できません。

面倒な案件もあって、「直で購入してくださいよ!その分、うちの自社原料をもっと買ってくださいよ♪」と言っても、弊社経由の方が安い原料も多いのもありますが、律儀に弊社を通されます。稀に「コストが厳しいので、ごめんなさい!別件で穴埋めします!」と謝罪の電話があるくらいです。
まぁ、そういった深い信頼関係があるから気軽に情報を回し合える関係が成り立つんでしょうね。

随分とドライな業界になりつつありますが、まだまだウェットな業界だなぁと思います。
この健康食品業界の特性として、おそらく、そのウェットな部分に売れるための既得権益や秘密が隠されるケースが多いからでしょう。
面白いものです。

ちなみに、こういった記事を書くと、原料メーカーさんから原料を売ってもらいたいという連絡があります。
9割くらいは、メールで資料を送ってもらうだけで、アポをお願いされても会わない。
基本、弊社は、顧客にメリットが無いようであれば、顧客に紹介すら行うことはないでしょう。そこは、原料メーカーでもある厳しい目線でジャッチされます。
その点は、ご理解いただければと思います。続きを読む

OEMならびに原料営業の提案で心がけていること

昨日は、原料の営業マンは不要と言いましたが、実際、専任まで必要なくても、兼任では必要です。基本、学術と兼任できる営業マンは重宝されます。私は、もちろん、OEM営業・学術・研究開発・輸入・広報のすべてと原料営業を兼任しています。
それぞれの営業で、心がけていることがあります。

まず、OEM営業では、会社情報がない場合、会社の調査・インタビューから始めます。顧客には売りやすい商品というものが存在し、顧客が売るべき商品を的確に提案すべきです。
販路や売り方・ターゲット・会社特性に一番マッチした商品(顧客にメリットがある商品)を提案するだけです。ずっと、このブログで紹介し続けていること。

次に、原料営業では、関係性構築以外、あまり時間をかけないです。原料の紹介は、最後の5分くらいかな・・・商談の5%くらいの時間。
難しい内容のプレゼンしたって、退屈なだけです。製品説明する場合は、資料を見せながらポイントだけを説明するだけ。基本、How to Useを紹介し、質疑応答形式でやり取りするだけ。
私が言うのも何ですが、小難しいことを形式的にプレゼンしても、眠くなるだけです。また、押しつけがましい営業は、絶対にNG、原料営業は相手の要望をくみ取ってなんぼです。特に、顧客は、理系の人間ばかりではありません。むしろ商品企画プランナーは文系の人間が多いんですから、その点を理解して営業する必要があります。

まぁ、だから、商談後、忘れた頃に頼って来られるんでしょうね。原料の営業マンは不要と言いつつ、この関係性が重要だと思います。
まぁ、年間10回程度にしか営業に出向かない私ですが、ほぼ毎日、様々な人から問い合わせが届きます。
原料営業は、頼りにされるようになることが大事
基本は自社の原料を購入してもらう必要があるのだが、時には情報だけ与え、時には他社の原料も調達してくる。

そして、どちらの営業の提案でも、重要視していること。
提案を採用した時の未来像をイメージできるような営業/プレゼンです。
よりイメージしてもらいやすいように、パワポの資料の作り込みを行うことも多々あります。

毎回真剣勝負、一発で決める気持ちで、1つの商談に時間をかけてます。大事なのは、顧客を迷わせないこと。

営業スタイルは、個々人に合ったスタイルを見つけていくことが重要です。今回は、私のスタイルの紹介でしたが、是非、参考にしていただければと思います。

徹底した業務効率化は勝ち残る条件

私は、業務効率を目的とした資料作りに力を入れるタイプです。私自身が顧客対応するために作った資料も山のように存在します。
また、大変な作業なので最初は反発もありましたが、原料情報などのデータベース化も進めました。まぁミスも多かったですが(笑)、当時入社したての若い女性社員が頑張ってくれました。
そして、その資料やデータベースは、常にアップデートされます。

実際、この資料を使い回せば、営業効率が上がります。無駄な説明を行ったりトラブル対応するより、トラブルを未然に防ぎ顧客の売上につながるような提案に時間を割いた方が良いに決まってます。
データベースにより、スピディーに情報を抜き出すことができます。

大事なのは、効率化によりスピディーかつ質の高い提案ができる環境。

IT化によって、その環境は、急速に変化しています。
私には、売上という結果しか求められず、仕事したふりという言葉もないので、とことん効率化を進めます。
実際問題、このソフトの部分が整備されていない会社は、取り残されているのが現状だと思います。効率化を進めないと、未来がないからです。

その他の事例、例えば、弊社のOEM原価表(計算シート)も、ミスが起こりにくいように作られています。
また、どちらかというと、ざっくりほぼ正しい概算見積りが出せ、私がスピディーにより良いが提案できる形になっています。
決まるかもわからない見積りなんて、時間をかけて100%のものを作るより、スピディーに98%くらいのものを出せれば良いというのが私の思考です。
残りの2%なんて、後から補正すれば良いです。決まらないのに、この2%を補正するのに時間をかけても無駄です。

OEMの営業にとって大事なのは、提案力です!
作業に時間をかけず、提案のために時間をかける必要があります。
常に顧客の言いなりでは、会社のパーツのままです。会社からも顧客からも評価されるためには、オペレーターから営業マンへの成長が不可欠です。

そして、次のステップは、自分が望む通りに顧客を誘導できること。成約率が変わります。常に新しい情報を仕入れ、自分磨きも必要になってきます。
次の私の目標、このレベルの営業マンを育てること。

原料営業については、営業マン不要というのが私の持論。
徹底的に資料を作り込み、それをデータベース化して、マニュアル的に資料提供や見積りがなされれば良いだけ。
オペレーションで十分。その分を研究開発に投じて、選んでもらえる環境を整えるだけ。

企業の成長とは、こんな努力の繰り返しと積み重ねだと思います。
問い合せもなくて会社が暇になり、黒字が出なければ、会社をたたむ時だと考えています。
そうならないよう日々努力です。
維持ではなく、常に成長を目指していきたいと思います。

機能性表示食品: CROの選び方や理想の管理体制

すでに、3つのヒト臨床試験を行っていて、受託臨床試験実施機関CRO(ヒト臨床試験の委託先)を利用しながら機能性表示食品のプロジェクトに取り組み、いろいろと感じることがあります。
学んだことも非常に多かったです。

機能性表示食品の制度についてですが、徐々に厳しくなってきています。
試験の時点では対応してても、申請時には対応しないということが多々あります。制度の変化の先を見通して、プロトコールを組む必要があります。
こういった状況は、対応する側からすると、たまらんです・・・。

まず、CROの選び方は、どんな体制で取り組めるかで、大きく条件が変わってきます。

プロトコール作成やスクリーニング時の被験者選定から徹底的に自社(プロフェクトチーム)で管理でき、医療統計のチェックが可能で論文も作成できる環境があれば、安くても構わないです。
具体的には、博士・修士クラスが3人以上で取り組める場合です。

その体制が作れないのであれば、高くても的確にサポートしてくれるCROを選ぶべきです。
もしくは、理系のコンサルさんを付けるべきです。ちょうど、ノウハウが蓄積されてきた頃で、的確な管理サポートをしてくださるでしょう。

加えて、理系の人間に限定せずに、役割分担しつつ、できるだけ多くの人間がチェックできる管理体制が不可欠です。できる人だけに業務を集中させるのは、良くないです。
基本、博士や経験豊富な修士クラスは、実務を行わず、ジャッチだけする体制にしなければ、全部引き受けることになります。そして、結果に対する責任まで・・・。

実際問題、私だけで、かつ通常業務を行いながら管理進行を行なったケースでは、機能性表示制度での実情について調査するのも、プロトコール作るのも、被験者選定するのも、論文の内容を決めるのも、執筆するのも、全部一人だったので、ものすごく大変で孤独でした。
かつ、条件設定で後悔の部分も多い。
(社内に頼れないんだったら、コストがかかっても、一緒に進めてくれるコンサルさんを利用すべきだったというのが私の一番の失敗。)

一方、プロジェクトで進めている案件は、みんなの意見が聞けるので精神的にも楽だし、ミスも起こりにくいです。
まぁ、それでも多少、条件設定では、後からこうしておけば良かったという後悔の部分が出てくるんですが・・・少ないです。

次に、私はあまり関係ないのですが、意外にトラブりやすい部分。誰が論文を書いて、どんなメンバーで投稿するか?という点。
論文の内容によって、機能性表示食品の対応度(表示できる可能性)やクレイム内容(文言)が変わってきます。制度を知らない大学の先生や学生にかかせるのには無理があり、だからと言って、CRO会社に書かせようとしても、周辺論文も保有しておらず、無理が生じます。だからと言って、利権関係者が口出しし過ぎると、利益相反も強くなってくるので、注意も必要。
CROのスタッフでも、修士クラスの人が書くのか、博士クラスの人が書くのかでも、大きく条件が変わってきます。いろいろ難しい。
また、妥当な論文作成の費用についても、非常に難しく、私の場合、プライスレスです(笑)。よほどの顧客でない限り、お金もらってもやりたくない。反対に、信頼関係がある上顧客であれば、費用はいらない。

最後に。
機能性表示食品対応に取り組み、ここ数年を振り返ると、失敗も含め、いろいろ学べました。そして、将来の原料メーカー像も見えてきた感じがします。

今後、原料メーカーは、エビデンス蓄積の継続が行なっていける会社しか評価されにくくなります。
そして、エビデンス蓄積などマネージメントやテクニカルサポートの人材と出荷担当のオペレーションの人材だけに集約(二極化)され、営業マンは不要になってくるでしょう。ドライな業界に変化していくと思います。

加えて、アメリカのように、メーカーの統合(→人件費の圧縮)が進んだり、WEB上での受発注など業務の効率化が進むでしょう。また、大手食品メーカーが原料レベルから事業展開してくるであろうと予測され、原料メーカーの生き残りも厳しくなるでしょう。

その流れに取り残されないよう、日々、努力を行っていくだけです。

原料受託バンクで問い合わせしてもらうための情報開示

原料受託バンクを利用していて、勿体ないなぁと思うことがあります。それは、せっかく原料登録されているのに、情報が不十分であるケース。
それでは、よほど特徴のある原料(もしくは知名度のある原料)でない限り、検討もされず、問い合せもされないと思います。

登録者であり、利用者でもある私からのアドバイス。
以下の情報は、最低限、入れておいた方が望ましいです。

<特徴・取引条件など>
特徴となる規格値
梱包形態(最小ロット)
常時在庫品であるかどうか


いきなり最小ロットが25kgで受注発注と言われると、二度と、その原料メーカーさんとお付き合いしないというのが日本の市場です。
反対に、最小梱包単位が1kg、常時在庫で受注から数日中に出荷可能であれば、別の案件でも利用されやすくなります。日本の受託加工会社さんが最も望む条件です。

<詳細情報>
規格書
写真素材
原料説明
※自社Webページへのリンクでも可

規格書は、最近、Web上からのダウンロードが好まれます。ペーパーレス化も進んでいるので、管理上、楽だからです。うちの規格書は、角印に電子印鑑を利用しています。
写真素材は、勝手に転用されやすい業界でもあるので、利用できる写真一覧をパワポか何かに貼り付けたものをPDFで示すと良いでしょう。

まぁ、原料メーカーであり、OEM会社でもある弊社だからできるアドバイスなんでようね。原料メーカーだけの立場だったら、こんな情報は開示しないでしょうね。
OEM会社の立場だと、価格までわかると便利なんでしょうが、原料メーカーの立場から考えると、過度に価格競争を煽るだけなので止めてほしい。そんなバランスで成り立っているのが、この原料受託バンクだったりもします。

何れにしても、利用する人の欲しい情報が増えると、原料受託バンクの利便性が上がります。利用者が増えます。また、良い情報を発信している原料ほど、問い合わせが増えるはずです。
是非、参考にして情報を拡充していただければ幸いです。

ifia(国際食品素材/添加物展・会議)から感じる市場の変化

金曜日は、ちょっとの時間だけでしたが、ビックサイトまでifiaに行っておりました。
今回は、なかなか場所もわからず戸惑っただけでなく、会場のサイズにもびっくりしました。
一番奥のホールで、サイズも、例年の半分くらい。

時代の変化を感じました。
さらに、出展者の構成にも、変化を感じました。

出展者は、大手さんばかりで中小企業が少なく、かつ、海外からの出店が目立ちました。
市場が成熟したことを物語っているかのようでした。

ちなみに、受託加工会社さんの出展も激減していました。
ifiaに来場される客層では、採算性が合わないと、早々に撤退されたように感じています。

中小企業の原料メーカーも、1. 伸びている出展、2. 他で集客できておらず苦しいから出展の二つに分かれるような感じでした。
前者の会社さんは、常に忙しそうで、後者の会社さんは、暇しているんで、多くの社員さんがただくっちゃべっているだけという光景が窺えました。
まぁ、勝ち負けの様子がよく見えました。

受託加工会社も、原料メーカーも、市場の成熟度の変化によって、会社の規模によって適切な集客方法というものが変化してきているんだろうと感じています。

中小企業の原料メーカーさんには、Webをきれいに作って、情報量を増やそうとされている会社さんが徐々に増えてきました。適切な方法だと思います。
一方で、情報発信もなく、選んでもらえる要素(差別化ポイント)も不明瞭なので、結果は出ないであろうと眺めているサイトがいくつかあります。

そして、近年、選んでもらえる要素として、機能性表示食品への対応という点が大きくなってきています。国内におけるヒト臨床試験などの研究開発が不可欠となり始めています。
ただし、これは、一朝一夕で積み重ねれるものではないので、すでに出遅れている会社は出遅れてしまっている現状があります。
おそらく、これが更なる原料メーカー(原料を持つ受託加工会社)の勝ち負けの差を広げてしまうのであろうと感じています。

弊社も、来月10日、新たなヒト臨床試験(赤ワインエキス末)の論文が雑誌掲載されます。
さて、それがどういった形で影響を及ぼすかが楽しみです。

世界初の植物性フェリチン鉄サプリ(大豆由来)

ひとまず、世界で一番最初に供給されたカリフォルニア大学バークレー校発の原料を用いて、試作品を作ってみました。

image

独占契約も終わったので、遠慮なく公開♪

植物性のフェリチン鉄のサプリメント。
鉄イオンにならずにエンドサイトーシスで吸収するため、便秘にならない体に優しい鉄素材。なので、便も黒ならん鉄素材でもあります。
鉄として5%含有している原料なので、1粒30mg配合で鉄1.5mg摂取できる設計。

早う供給体制を整えねば!

大きな単発案件よりコツコツ小さな案件の積み重ね

ちょっとだけコメント。
最近痛切に思うこと。

大きな単発案件よりコツコツ小さな案件の積み重ねの方が大事。

弊社は、いろいろな原料に対して、毎日のように注文が届きます。
非常にありがたいこと。
多額のものもあれば、少額のものもあります。

当然ながら、突発的な大きな案件も存在します。
こういった案件は、最初の受注を行い、ルーティン化させるまでが大変。
私にしかできない案件も多く、基本、私の担当。
輸入案件などは、初回輸入時はめちゃめちゃ気を使いますし、通関トラブルなどが起こると気が気ではありません。
実は、先週は、論文修正にも追われながら、大きな案件の通関トラブルも起こっていたので、めちゃめちゃしんどかったです。

孤独な業務が多く、ストレスで寿命縮みます・・・。

そんなこともあり、改めて、額は小さくても毎日注文が来るような案件を増やしたい!なぁと心から思いました。
組織としても、その方が良い。
その仕組みを作るのは、私の最も大事な仕事の1つ。
そのためには、ヒト臨床試験を行って論文書いたり、記事を寄稿したりするのも大事です。

今程、ようやく、寄稿記事の入稿も完了しました。ちょっとほっとしています。
GW開けくらいの出版かな?

さぁ、OEM案件もドドッと舞い込んでいるので、コツコツ頑張らないと!
アクセス数(PV)
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

機能性表示食品
>> 届出情報検索
消費者庁のページへ

調査を行うには非常に便利です。


日本抗加齢医学会が監修した書籍です。必ずしも受理されている訳ではないですが、機能性表示の可能性ある素材がデータと共に紹介されています。
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レスベラトロールの書籍
順天堂大学の吉田先生と書かせていただいた書籍です。赤ワインのアンチエイジング成分について、一般の方でもわかりやすく書かれています。赤ワインを使った料理レシピが紹介されていたり、普通に読んで楽しい内容になっています。書籍の帯は、たかの友梨さんです。


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業界人ならびに健康食品関係の企業は携帯必須。東京都のマニュアル最新版。今回は、若干厚い・・・。


神田昌典さんの本で一番好きな一冊。分厚いけど、あっという間に読めちゃう一冊。Kindle版もあり。


記事でも紹介しましたが、広告に関わる方だけでなく商品開発の担当者にも読んでいただきたい一冊。


いつになっても古びない通販のマニュアル本。通販始めるなら、まず読んでもらいたい。


表現を変えるだけで、レスポンスが変わります。健康食品通販では、広告費用対効果が変わってきます。
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