支持し続けられる健康食品を目指して!栗山雄司 博士コンサル

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最新研究データ

ジオスゲニンで女性ホルモンアップ&コレステロール低下

今回は、山芋ジオスゲニンのヒト臨床試験データの紹介です。2005年と、少々古めの文献なのですが、最近、発見しました。私は、ジオスゲニンによるDHEA/女性ホルモンアップは、ラットでの結果を用いていたのですが、実は、ヒトの試験でもしっかり存在していました。

この試験では、ジオスゲニンを100gあたり0.36mg含んだヤムイモを毎日390g(ジオスゲニンとして1.4mg)摂取して、女性ホルモンなどにどういった変化が現れるかが検証されています。
被験者は閉経後の健常人女性、試験期間は30日です。
対照は、少々面白く、サツマイモを用いています。

まぁ、こういったホルモン系の試験は、閉経後の女性でないと、なかなか検証できないです。男性での検証例も非常に少ないです。

結果、エストロンとエストラジオール、性ホルモン結合グロブリン(SHBG)の増加が確認されています。また、性ホルモンの変化だけでなく、血中コレステロールも低下して有意差が示されています。
DHEAは、増えているけど、有意差まで示されていなかったです。

性ホルモンの評価法など、非常に参考になった。

私は、女性ホルモン量が上がれば、骨密度などにも変化が出るかな?と考えていましたが、よくよく考えると、試験期間が30日と短いので、差が示されにくいなぁと思いました。もう少し長い期間での試験が求められると思いました。

機能性表示食品制度に完全に対応していないという点で、いろいろ問題もあるけど、今後につながる重要な論文でした。まぁ、多くのヒト臨床試験は、日本の機能性表示を見越して実施されていないので、仕方ない。だから、撤回せざる負えない問題も生じてきます。

引用文献:Wu WH, Liu LY, Chung CJ, Jou HJ, Wang TA. Estrogenic effect of yam ingestion in healthy postmenopausal women. J Am Coll Nutr. 2005;24(4):235-43.

ぶっちゃけ、結果だけ見ると、この論文のSRで機能性表示は、更年期症状の領域で可能かもしれません。
一方、コレステロールに関しては、おそらく、ほんの数名だけ疾患域の方も含むと予想され、近年の消費者庁の傾向を見ていると、避けた方が良いというのが私の見解です。
そして、何と言っても、サツマイモ摂取を対象とした変則的な試験であり、群間で比較されていない。これが致命的。
なので、この論文を用いたSRは実施しない予定です。

現在、この報告を参考に、ヒト臨床試験に向けてプロトコールを組んでいます。摂取量は、ジオスゲニン類似体の存在やDHEAのデータを参考に、25mgで検討しております。形状は、サプリメント形状です。
被験者は被験者は閉経後の健常人女性、ただし、コレステロールが境界域の方に限定します。筋肉量や骨密度の変化も見たいため、試験期間は12週間で検討しています。

我々原料メーカーは、常に、トライし続けないといけないです。
この研究に関しては、治験費用は我々が負担するのですが、我々のグループと一緒に携わってくださる大学機関なども見つかればなぁと思っています。
もう、時間が無い・・・。
頑張らないと!

ヤムイモに多いジオスゲニン摂取で貴方もウサイン・ボルトに

もうぼちぼちテレビ東京でSPORTSウォッチャーが始まる頃でしょうか?
今回は、この番組の内容を補足した記事です。

ウサイン・ボルトがヤムイモを主食として食べていて、それが速さの秘訣であるというコメントをボルト選手の父が行っています。過去、それがニュースにもなりました。

さて、裏方の私は、まず、ヤムイモのジオスゲニン含有量を調べた文献を探しました。そして、この文献を発見しました。
Diosgenin contents and DNA fingerprint screening of various yam (Dioscorea sp.) genotypes.
番組は、この文献をベースに構築されています。
適当に作られている訳ではありません。

さて、この文献を補足して解説すると・・・以下のようなことが言えます。

・ジャマイカのヤムイモはジオスゲニン含有量が多い。
・自然薯のジオスゲニン含有量は少ない。
・ジャマイカのヤムイモのジオスゲニン含有量は自然薯の十数倍も異なる。
・アジア原産よりアフリカ原産のヤムイモ種の方がジオスゲニン含有量が多い。


ちなみに、中国の山薬山芋:懐山芋の数値は文献で紹介されていないのですが、実は、懐山芋のジオスゲニン含有量の方が多いです。この文献で最も濃いものが0.9に対して、懐山芋は1.0を超える。
この点は、焦点がボケるという理由で、撮影クルーの方々と話し、紹介しないことにいたしました。

ジオスゲニンは、ステロイド骨格を持った植物サポニンです。ホルモン剤やステロイド剤の出発成分としても知られており、このジオスゲニンから様々な薬が合成されています。

まぁ、いずれにしろ、そんなにジオスゲニンをたくさん含むヤムイモを日常的に摂取している訳ですから、強くならないはずないんでしょうね・・・。
実際、ジオスゲニンの効果を体感しているアスリートも私の近くにいらっしゃいます。
だからと言って、ジオスゲニンは、代謝が複雑なため、ドーピングに引っかからないでしょう。
そもそも、ジオスゲニンでドーピング引っかかるなら、ヤムイモを主食としている地域の方は、オリンピックに出場できないでしょうから・・・。

参考(過去の記事):HMBのお供に山芋ジオスゲニン、合法ドーピング!?

レスベラトロールもシニアの方が長寿効果を得やすいかも

本日到着したホットの情報です。
共同通信で、以下のような記事がリリースされました。

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ダイエット実験でサル寿命延びる(共同通信) 論争に決着、米チーム研究発表
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カロリーが適度に少ない食事をサルに長期間与えると、健康を向上させて寿命を延ばす効果がみられたとする研究結果を、米国立加齢研究所とウィスコンシン大の共同チームが17日付の英科学誌に発表した。「人でも同じ効果があるのではないか」とみている。

栄養不足にならない適度なダイエットで寿命が延びるかどうかは長年の論争の的だった。国立加齢研究所とウィスコンシン大はサルを使った研究で、2009年と12年にそれぞれ異なる結果を示していたが、互いのデータを分析した結果「寿命を延ばす効果あり」と結論を出した。

若いサルより高年齢のサルの方がカロリー制限による効果が高かった。
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ポイントは、最後の文章。
カロリー制限からのサーチュイン活性による長寿効果は、高年齢のサルの方が顕著だったという点。
まぁ、40超え始めた頃から人間も、カロリー制限し始めた方が良さそう。夜だけでも糖質を減らせば、摂取カロリーも落とせるだろう。
(ちなみに、いくらカロリー制限しても、合成甘味料に頼っては反対に体・脳に悪いというのは私の持論。)

また、この結果は、長寿効果をもたらすとされているレスベラトロールの研究にも影響を及ぼすでしょう。
現段階では、低用量での摂取の場合、直接的なサーチュイン活性を示すとされています。

今回の研究を加味すると、レスベラトロールも、若い人でなくシニア層が低用量で摂取し続けた方が良いことになります。
また、近年、低用量でも、他のブドウポリフェノールと一緒に摂取した方が動脈硬化予防も高く示されているので、レスベラトロール単味より、レスベラトロールと他のブドウポリフェノールを一緒に摂取した方が良いのは間違えなさそうです。

先日さらりと紹介しましたが、レスベラトロールは、再注目されそうです。そんな気配がしております。

懐山芋抽出物の分析結果:痒くならない山芋原料

先日、山芋のアレルギーの記事を書きましたが、並行して、アレルゲンとシュウ酸カルシウムの分析をも行っていました。

実は非常に少ない山芋アレルギー、原因はシュウ酸カルシウム

結果
アレルギー:山芋の遺伝子は確認されるが陰性(アレルゲンの検出は無し)
シュウ酸:検出せず


というものでした。
最初、PCR法のアレルゲン試験だったので、山芋の遺伝子は残っているだろうから、陽性で検出されると諦めていたんですが・・・・
アレルゲンの位置も特定されおり、山芋の遺伝子が残っていてもアレルゲンが含まれていなければ陰性で検出されるようになっているんだなぁと感動しました。

まぁ、やまいものアレルゲン表記は、推奨表示の項目なんですが、山芋抽出物なので必然的にアレルゲン表記になってしまいますが・・・。

酸処理されている原料なので、シュウ酸は、検出されるはずないと思っておりましたが、ちゃんと証明できました♪
仮に化粧品原料に用いても、シュウ酸カルシウムの針で痒くならないです。

オートファジーを促進する成分:レスベラトロールとジオスゲニン

最近、どこかの会社さんが一斉に探させているのか、オートファジーを促進させる成分の問い合わせがあります。こんな切り口もあるんですね。
今回は、少々、オートファジーについて、話してみたいと思います。

まず、オートファジーとは、細胞が持っている、細胞内のタンパク質を分解するための仕組みの一つです。
そして、最近、アポトーシス(細胞死)にも関係することから、がんとの関係でも研究が進んでいます。
また、アルツハイマー型認知症やパーキンソン病では、オートファジーが上手く働いていないこともわかっており、オートファジーの働きを正常化による治療の研究も進められています。

なので、抗がん作用やアミロイドβ分解促進作用のある成分がオートファジーの観点から研究されるケースも増えています。

ちなみに、カロリー制限とサーチュイン活性にもオートファジーが絡んでいるという報告もなされており、様々な研究が進められています。

一応、レスベラトロールでは、動物試験でオートファジーの促進が確認されているようです。
カロリー制限&レスベラトロールにオートファジーを促進する効果
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24975655

参考サイト: http://kenkounews.rotala-wallichii.com/calorie-restriction_resveratrol_autophagy/

ただし、レスベラトロールだけでなくカロリー制限も必要で、両方を組み合わせないと、促進効果が確認されなかったようです。
近年、高用量と低用量では、サーチュイン活性の経路が異なるようなので、今後、用量(摂取量)まで加味されると面白いんでしょうね。

また、ジオスゲニンもオートファジー促進の研究が進められています。
Pubmedでの検索結果https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Autophagy+Diosgenine

もしかすると、富山大学のジオスゲニン研究でも、認知症の改善効果はオートファジーが関係している可能性もなくないです。

こういったオートファジー促進成分の研究は、今後、注目です。

レスベラトロールで急性腎障害が軽減

こんな報告を見つけました。
今、ホットなマクロファージというワードが記されています。
まだまだ動物実験段階なので、人で応用可能かまではわからないですが、面白い報告だと思いました。

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レスベラトロールで急性腎障害が軽減、ベリー類やワインに思わぬ効果?
出展:WELQ
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ブドウ、ブルーベリー、クランベリーなどのベリー類やワインなどに含まれる抗がん性物質であるレスベラトロールは、マクロファージによって生じた炎症を抑制することで、細菌の表面に存在する脂肪と糖が組み合わさった「リポ多糖類」で引き起こされる急性腎障害を軽減すると明らかになった。

「敗血症」で起こる大きな問題
中国の武漢大学を中心とする研究グループは、その結果を栄養学の専門誌、モレキュラー・ニュートリション・フード・リサーチ誌オンライン版で2015年1月27日に報告した。急性腎障害と呼ばれるのは腎臓に起こる病気の一つだ。細菌やウイルス、真菌が感染すると、「敗血症」と呼ばれる血液に微生物が増える状況が起こってしまい、腎臓が痛んでしまう。感染症が起こったときに特に頻繁に起こってくる重い合併症と言える。細菌の表面にあるリポ多糖類で引き起こされた急性腎障害は、腎臓の血液をこす能力を落としたり、炎症を起こしたりして、腎臓の機能を大きく引き下げてしまう。研究グループは、リポ多糖類で誘導された急性腎障害に対するレスベラトロールの保護的作用を動物実験で検証した。治療前後、治療後のみにレスベラトロールを注射投与して比較対照と比べるというものだ。

炎症防ぎ「腎保護作用」
その結果、レスベラトロールは腎機能を改善した。血液中、腎臓組織中にある炎症の目印となる「サイトカイン」と呼ばれるタンパク質の量を低下させていた。腎臓の血液をこす能力の低下を予防して、腎臓組織そのものの炎症も防いでいた。レスベラトロールによる治療は、過剰な炎症に関係した変化を防いだ。例えば、マクロファージの活性化、サイトカインの放出、「Toll様受容体4(TLR4)」の活性化に伴うマクロファージに対するリポ多糖類への反応といった変化をそれぞれ軽くした。レスベラトロールは、マクロファージのアポトーシス誘導と関連するマクロファージにおけるiNOS、Bcl-2、Bcl-xL遺伝子の発現も低下させた。「結論として、レスベラトロールは、敗血症で誘導された急性腎障害を予防。新しい薬となる可能性がある」と研究グループはまとめている。病気に伴う腎臓のダメージに、ワインの成分が思わぬ効果を持つのかもしれない。
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大元の文献:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25643926

妊娠中のビタミンB群濃度は小児の湿疹リスクに関連

とても興味深い報告を見つけました。

妊娠中のビタミンB群濃度は小児の湿疹リスクに関連

エピジェネティックスなんだろうなぁ。
やっぱり、妊婦の栄養補給って、とても大事。だからと言って、葉酸のように、過剰だと赤ちゃんの小児喘息リスクも高めかねない。すでに、海外では、基準値が600μg食事性葉酸塩当量、合成の葉酸だと300μgまで妊婦の摂取量が引き下げられている。
どんな栄養素も、適正な摂取量が大事。

近年、妊活サプリだけでなく、妊婦用の葉酸サプリも伸びています。特に、ボタニカルな天然葉酸。
今後、葉酸に加えて、ニコチンアミド(すなわち、ナイアシン)も加えられるようになりそうです。ニコチンアミドも、植物から獲れると良いのだろうが、コスト的には合成には敵わんだろうなぁ。

英文の原文も入手できたので、改めてゆっくり読んでみよう。

富山大学の和漢薬研究(山芋ジオスゲニンによる認知機能改善)

富山大学の和漢薬研究の映像で山芋ジオスゲニンの研究も紹介されています。



現在、認知機能に対するヒト臨床試験も進んでおります。
ご興味がれば、是非!

お知らせ:SCPコンプレックスLSのヒト臨床試験の論文

お知らせです。
SCPコンプレックスLSのヒト臨床試験の論文が『新薬と臨牀』第65巻第11号(2016年11月10日発行)掲載される予定です。

「鮭鼻軟骨抽出物(非変性Ⅱ型コラーゲンならびに非変性プロテオグリカン含有)摂取の関節痛に対する効果:単施設無作為化比較二重盲検試験」
筆頭筆者:わたし♪

グルコサミン塩酸塩1500mgでも有意差が出ているので、今後、グルコサミンのSRでも利用されることもあると予測しております。

SCPコンプレックスLSとして50mg/日のデータになり、摂取目安量は少々多めです。グルコサミンより早く有意差が示されていますが、コスト的な問題も生じて来るでしょう。数年の間に、もう一回くらい試験を行うことになるのかな・・・とも考えています。

次は、ヒト臨床試験で有意差が出た赤ワインエキスの論文を書いています。
日々の業務に加え、論文作成に追われています・・・。
これからも頑張ります!

ジオスゲニンによる認知機能の改善とビタミンD

今日も早めに出勤し、富山大学の東田先生の論文を読み直し、周辺の情報も再収集しました。

ジオスゲニンは、他の認知症素材と何が異なるか?
ジオスゲニンは、アミロイドβを増加抑制して認知症を予防するだけでなく、神経の軸索の変性を改善し、認知機能を改善する可能性も秘めています。この作用機序は、ビタミンD3の受容体を刺激されることで起こります。

ジオスゲニンは、単なる滋養強壮成分ではなかった
という結果。

調べてみると、ビタミンDの不足は認知症リスクを高めるという報告もされています。長寿ホルモンでもあるビタミンDも、認知症と深い関係があるのでしょう。
非常に興味深いです。

まぁ、骨量増加も意識して、ジオスゲニンとビタミンDを組み合わせていくのも好ましいのでしょうね。

さてさて、ジオスゲニンは、現在、ヒト臨床試験が行われていますが、さて、どんな結果が示されるかが楽しみです。

ちなみに、このジオスゲニンの報告に興味がございましたら、こちらの記事をご参照ください。
富山大、アルツハイマー病で衰えた認知機能を改善させる特効成分を発見

あと、量は言えませんが、吉野家さんの麦とろ御膳を食べると、ヒト臨床試験量以上のジオスゲニンが摂取できるはずです。
みなさん、是非、麦とろ御膳でジオスゲニン効果を体感してみてくださいね。

連休中の過ごし方1:論文投稿に向けて

連休中は、木曜日に届いた治験データとにらめっこです。論文投稿に向けてです。
もちろん、弊社の原料製品の機能性表示対応のためです。
普段は、通常業務に追われるため、なかなか学術系の仕事ができないです。こういった仕事は、休日や深夜に行うことが多いです。

一度、SRを実施し、健常人での結果がなかったためダメでしたが、すでに文献調査を実施してあるので、背景論文は、かなりそろっています。
今は、数値を整理して、論文骨格を作っているところです。引用する論文などもピックアップし始めています。
この後、疾患者での類似論文をもう一度読んで、データを比較しつつ、さらに深い内容をまとめていくつもりです。

まぁ、なんとか、この治験で1本くらいは論文が書けそうです。
でも、やっぱり、健常人で有意差を出すって、素材や成分が限られます。
食物繊維のように物理的に阻害するものや整腸系素材のように健常人で有意差がでやすいものは、有利です。今回のように、健常人の血液で有意差を出すのは、しんどいです・・・。

ちなみに、論文を書いていて感じること。
治験結果の論文を業者さんに外注する会社さんも少なくないようですが、それは本当に可能なのかな?と疑問に感じます。論文の質も下がってしまうように思えます。
一方、論文をかける人材は、どこの企業にもいる訳でないです。そういった点を考えても、機能性表示制度は、中小企業より大企業に有利な制度にしか思えません・・・。

今年は、3本(2本は治験の論文、1本はレビュー)執筆の予定です。
がんばらなきゃ!

酒豪 水戸黄門も愛した酒毒を解す葛花:ウコンのベストパートナー

近年、ウコンは、お酒のお供として、アルコールケアの定番素材となっています。
でも、これは、日本本土では、つい最近の話です。また、このウコンのイメージは、日本だけであり、他の国では、認知症予防予防の方が注目されてたりもします。

文献などを調べるとわかるのですが、もともとアルコールケアに使用されていた生薬は、ウコンではなく葛花なのです!
葛花は、本家というか、元祖というか、もともと葛花がアルコールケアの本流なのです。

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葛花は、今でも、葛花解醒湯(かっかかいせいとう)という漢方でアルコールケアに活用されています。その歴史は非常に古く、三国志の時代の前から利用されています。名医別録(めいいべつろく)という生薬について書かれた漢方の(後漢:西暦25-220年に書かれたとされている)古典書物に収録され「酒毒を解す」と書かれています。
また、水戸黄門:徳川光圀が作らせた救民妙薬(きゅうみんみょうやく)にも、「酒毒には、葛の花」と記録されており、光圀が愛した生薬としても知られています。

近年、この葛花の有効成分の研究が熊本大学→福岡大学で行われ、関与機能成分や作用機序なども明らかにされています。
葛花の酒毒を解す関与機能成分は、カッカライドならびにその代謝成分イリソリドン(Irisolidone)であることがわかっており、どの種の葛花にカッカライドが含まれているかなども報告されています。

詳しくは >> 実は2種類ある葛花抽出物

このカッカライド、ウコンのクルクミンとも作用メカニズム(胆汁の分泌を良くすることで肝機能を高める)が異なります。
また、カッカライドとして働くのではなく、カッカライドの腸内細菌による代謝物:イリソリドンとして働くことが分かっており、このイリソリドンは、超酸化物/フリーラジカル(→酸化ストレス)による肝損傷を抑制して肝機能を高めることがわかっています。
※ブチルヒドロペルオキシド(t-BHP )と呼ばれる有害な化学物質を用いた肝損傷モデルを用いて実証されています。

ウコンは、しばしば鉄の害(肝障害)でも問題になることがあります。鉄がt-BHPと同じく強力なフリーラジカル(超酸化物)となるからです。
おそらく、カッカライド・イリソリドンは、この鉄の害も打ち消してくれるでしょう。実はこの2素材、敵対するようで、ベストパートナーなのです!

ちなみに、このメカニズムは、韓国でカッカライドの論文からたどっていかないとわからないことです。太田胃散さんの研究でも、カッカライドが有効成分である部分(第Ⅲ報/英文)までしか報告されていません。ようやく、苦労して読み解きました。

葛花は、癒しと活力が花言葉だけあって、アルコールケアだけでなく美活効果でも体感があります。フリーラジカルの消去が理由かな? 実際、この葛花抽出物を配合すると、美容サプリでの成約率が格段にアップする傾向があるので、弊社では、秘密兵器として美容サプリに必ず配合するようにしております。是非、美容サプリにも活用してもらえればと思っております。
ようやく供給体制も安定したので、がんばって販売しないと!
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機能性表示食品
>> 届出情報検索
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調査を行うには非常に便利です。


日本抗加齢医学会が監修した書籍です。必ずしも受理されている訳ではないですが、機能性表示の可能性ある素材がデータと共に紹介されています。
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プロフィール
著書
ヘルシー&ビューティー4
ヘルシー&ビューティー vol.4でプロテオグリカンの記事を書かせていただきました。

レスベラトロールの書籍
順天堂大学の吉田先生と書かせていただいた書籍です。赤ワインのアンチエイジング成分について、一般の方でもわかりやすく書かれています。赤ワインを使った料理レシピが紹介されていたり、普通に読んで楽しい内容になっています。書籍の帯は、たかの友梨さんです。


弊社顧問 吉田先生ブログ
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記事でも紹介しましたが、広告に関わる方だけでなく商品開発の担当者にも読んでいただきたい一冊。


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