支持し続けられる健康食品を目指して!栗山雄司 博士コンサル

長く生き残る商品を生み出すことにひたすら情熱を傾ける博士コンサルトのブログ。販売重視の健康食品OEM製造や原料供給を行っております。レスベラトロール、ジオスゲニン、プラセンタ、アミノ酸、プロテオグリカン&非変性Ⅱ型コラーゲンの商品開発が得意分野です。市場動向や注目原料などを紹介。健康メディア用コンテンツ提供、騙されない健康食品の選び方や格闘オヤジ日記、新宿ランチ紹介も。

業界の方にこっそり読み続けてもらえるブログであることを目指しています!

マーケット情報や学術情報を集約しながら、会社のフォーミュレーター&博士コンサルとして、勝ち残る商品を生み出すことに情熱を傾けています!商品開発から、お客様の成功を導きます!
持論:販売の成功は商品開発の段階で8割決まる!です。
初めての方へも丁寧かつ細やかなサポートが我社の自慢です!弊社の8割以上のお客様は、 弊社独自の育成メソッドで健康食品の商品化未経験からスタートされています。同時に、クロスセルやアップセル向けと、販売戦略に一歩踏み込んだ提案も行っております。通販に限らず医療機関向けの商品開発も多くの実績があり得意です。

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商品戦略

米国で盛り上がるモンクフルーツ:ラカンカ

今、米国において、モンクフルーツ(僧侶の果実)と呼ばれるラカンカ(羅漢果)が盛り上がりを見せています。昨年の米国で行われた展示会:Supply side Westでも、モンクフルーツの文字が目立ちました。
あと、米国にラカンカ抽出物を供給している弊社原料製造の下請け工場は、めちゃめちゃ混んでいて、ラカンカの出荷量も倍々ゲームだと聞きます。

実際、ペプシ・スターバックスなど、大手さんがどんどん天然甘味料であるラカンカを採用し始めています。ラカンカは高いので、ステビアとの組み合わせが多いです。
ちなみに、ステビアは甘さに深みがないため、深みのある甘さを持つラカンカを組み合わせ、砂糖の味に近づけています。

特に、一昨年、試験的にスターバックスが卓上の甘味料に採用した影響は大きいように感じられます。

米国は、日本とは比べものにならないほど、合成甘味料に対して、拒否感を示し始めています。
特に、発がん性が報告されているアルパルテームに対して。

先日、合成甘味料で煮物を作るCMが流れていましたが、米国では考えられないです。私は、悲鳴を上げました。まぁ、日本は、アスパルテームを生み出した国でもあります。そういったところは、緩いんでしょうね。
ちなみに、私は、過去に記事でも述べましたが、アンチ合成甘味料の人間です。子供達にも避けるよう教育してます。

よくラカンカは渋いと評価される商品開発担当者さんもいらっしゃいます。
それは、原料の質が悪いだけです。
良いラカンカは、渋みがありません。いろいろノウハウがあるのです。

まぁ、サラヤさんの特許も来年切れます。
日本市場も、多少変化していくでしょう。
その変化を楽しみにしながら、この天然甘味料の市場に手を伸ばしていければと考えております。

労働生産性を高めるための企業戦略

最近、労働生産性という言葉をよく耳にしますね。
弊社も求めるのは、売上ではなく、社員1人当たり利益、労働生産性です。低利益な案件まで無理に獲得し、その対応のために人を雇用することは行わないでしょう。営業ノルマをつけて競争させると、必然的に無理が生じます。苦しいだけ。
私は、労働生産性の向上こそ、会社の発展と社員の幸せにつながると考えているためです。

経営の記事を書いていると、過去、外資系企業が長かった上司にPL(Profit and Loss)を意識するようにと言われたことをふと思い出します。
一方、当時28歳の社会人一年生の私には、よく理解できませんでした♪

今考えると、どれくらいのお金を使って、どれだけのリターンがあるかという単純なものではなく、どれだけリターンさせるかを予測して成果を求めていくことだったんだろうなぁと感じています。
そして、会社を倒産させる経営者さんって、このPLが予測できていないんだろうなぁと思います。長年、非常に見込みが甘い顧客を見てきていると、そう思っちゃいます。
ただし、時には、PLが予測できているからからこそ苦しい時もあります。

次に求められるのは、その先、新たな収益モデルの創出でしょう。
加えて、収益モデルのライフサイクルやLTVを如何に最大化していくかを考えていくことでしょう。
独自性や創造性が求められます。
健康食品の原料ビジネスの場合、新素材開発も該当するでしょう。

会社は会社の役割、また、社員は社員の役割があります。
まぁ、会社をツールと利用し、社員の一人一人が成長と成果獲得のための独自性(オリジナリティ)などを考えて行くようになるのが理想です。
会社のオペレーターのような営業のままではダメ。

結果、高い労働生産性が生まれます。
実際、キーエンスさんは実行できているんだと思います。だから、平均年収が1300万円を超えるんだと思います。弊社が目指すところでもあります。
かつ、ノー残業&ノーノルマで。

本当に、そんか夢のようなビジネス展開が可能なのか?
健康食品業界でも。

実際、一部の原料メーカーでは、そのための戦略が的確に実行され、高い労働生産性を維持し続けている会社も存在します。
こういった会社は、研究開発に力が入れられ、賢く真似できない原料の製造を行っています。敵わないなぁと思いつつ、目標にしている会社さんもあります。

全く目立たないけど、グローバルな会社です。
まぁ、既得権益の会社でもありますが。

昨今の健康食品業界は、エビデンスが求められる時代になっており、研究開発費という形での原料への投資というものが不可欠になってきています。

得られた利益を経営者が総取りするのは、最も間違った選択。社員のためにもなりません。
経営者が長く高給を得たかったら、自分の会社(例えば原料)に投資すべきなのです。大事なのは、良いビジネスを創造し、どれだけ長く多くの利益を出し続けれるかです。
健康食品業界も厳しいビジネスになってきているので、ダメな会社は、あっという間に衰退してしまいます。

もちろん、コスト合戦に加わるのも間違い。
特に無理のあるコスト合戦は、会社をつぶします。如何にコスト合戦をしなかも非常に重要なポイント。

年々、こういったことを考え、コツコツと積み重ねています。この業界、コツコツ積み重ねるしかない。
ここ数年では、ようやく私の営業割合も減り、私がいないと絶対にダメという状況もなくなりつつあります。
そうは言っても、Webや電話からの案件を担当しないだけで、紹介案件や特殊な大口案件は、担当しなければならないのですが・・・。
これからも、労働生産性を高めるに、コツコツ努力していきたいと思います。

赤ワインは発酵させているから免疫ビタミンLPSがリッチ

近年、免疫ビタミンとも呼ばれるLPS(リポポリサッカライド )という成分が注目を集めています。

昨年末は、インフルエンザ予防に良いと、テレビ番組で日比野佐和子先生が紹介されてもいました。
また、昨年の春は、花粉症にも良いであろうとテレビ番組で紹介されており、私自身も、LPSを摂取するため、レンコンを節や皮ごとすりおろして作った団子を頻繁に食しています。

この度、弊社では、弊社の主要原料についてLPSの含有量を測定してみました。
結果、赤ワインエキスに最も多くLPSが含まれていました。多く含まれるとされている金芽米の20〜45倍ものLPSが含まれていました!

おそらく、発酵という工程を踏んでいるからでしょう。
(ただしバラツキがあるので、規格化は難しそう。)

多分、赤ワイン自身にもLPSが含まれるんだろうなぁと推測されます。

まぁ、それでも分析値は12〜20μg/g程度(自然免疫応用技研株式会社 調べ)であり、100mg単位でしか摂取しない原料なので、本原料の摂取だけで効果は期待できないでしょう。
有効目安量の500μgも摂取できん。
金芽米やレンコンなどで摂取した方が効率良く摂取しやすい。

ただし、金芽米の20〜45倍ものLPSというのは、クリエイティブとしては悪くないです。でも、LPSを免疫ビタミンとは表現しにくいので、表現上の課題もあります。
さてさて、このデータをどう活かしていくかです!

今後、中小企業でも勝ち残っていける商品開発

タイトルは、弊社のOEM事業で最も重要なミッションです。毎年、同じようなタイトルで記事を書いているのですが、状況が毎年変化するため、変化に応じた内容になっていってしまいます。
昨年までは、成熟しつつある市場を紹介しながら、商品の差別化戦略を明確にし、素材ライフサイクルに応じた適正原価率で販売していくことを提唱して参りました。

しかし、昨年あたりから、それだけでは勝ち残っていけないような市場変化が生じ始めした。

私は、適正原価率の設定面では、素材ライフサイクルによっては、高原価・低価格で価格勝負の道を示しています。一部のコンサルさんや広告代理店さんなどからは、良く思われていないでしょう。だからといって、私自身は、単に安く商品を売ればよいとは全く考えていないです。
健康食品業界においても、勝ち残っていくためには、付加価値を付けてできるだけ高い価格(高利益)で展開していくことが好ましいと考えています。

中小企業の場合、創造性が豊かでコスト争いをしない商品で展開していくことが勝負のカギです。そういった商品は、原価率もやや低めの設定になってくると思います。

適正原価率というのは、ケースバイケース。

サントリーさんのセサミンのように、原料レベルから商品を作り、原料の機能性関与成分の研究を地道に行っているケースは別格。こういったケースでは、反対に、低原価の商品でなければならないです。一方、別の見方をした場合、見かけは低原価であったとしても、研究開発費を乗せると、とても低原価とは言えないでしょう。
多くの会社さんは、そこが見えていないことが多いです。
まぁ、一般流通している原料だけを用いて、自作PCのようにオリジナル商品を作るのとはレベルが違います。

私の持論、コピー商品を作られやすい商品ほど、高い原価でしか売れない。
機能性表示食品についても同様であり、原料メーカーが提供するSRで商品を作れば、簡単に同じような商品が作れてしまいます。結果、コスト勝負になってしまいます。
コスト勝負になると、大手企業さんが強いです。
もっと言うと、機能性表示用の原料を持った大手企業が一番強い。

だから、コスト勝負にならないよう、大手企業さんが手を出さないような商品で勝負していく必要があったのです。一方、近年では、大手さんも、今まで手を出さなかったニッチ商品まで手を出し始めています。
どんどん隙間がなくなりつつあります。

私の持論、最大の一手は、一定期間でも展開が独占できる原料を準備することです。
※展開と表現したには深い理由があります。
どこまで行っても勝ち残る商品開発の根本原料戦略です。

なので、コピーされない勝っていける商品を作ろうと思うと、先行投資のコストがかかります。
だから、この健康食品市場も、参入障壁が高くなりつつあるのです。
それは、間違えないです。

過去にも紹介したかもしれませんが、こういった原料を作るには、主に2つの方法があります。

日本に流通していない原料を特注輸入する
一から原料を製造する


前者は、原料によりますが、数百万円からトライが可能です。実際に、私は、過去、いくつもの原料で実績があります。稀にキャリアや固結防止剤を変更する必要があり、ハードルが高くなるケースもあります。
DHCさんを除き、大手企業さんが行いにくい戦略だったりします。

後者は、どのレベルの原料を作るかにもよりますし、開発進行中のものを上手く利用できるケースもあるのですが、機能性までしっかり求めていくと、ヒト臨床試験も行っていく必要があるので、数千万円の開発コストがかかるケースもあります。
まぁ、乾燥された海藻や生の農産物を調達し、粉末化して独自原料を作られる顧客のケースもあり、ケースバイケースでコストが生じます。最小ロットは100kg以上ですし、300kgくらいの原料を作らないと歩留まりが悪くなるので、それなりにコストはかかります。

いずれにしても、リスクが高いほど真似されにくく、ハイリスクハイリターン。

こういった市場の変化によって、ゴミ商品を売る儲かり主義の会社や生半可な気持ちで事業参入される会社も減ってくるでしょう。特にECで。
アフィリエイトがダメになってきたここ数ヶ月は、ニュースアプリで健康食品の荒い広告を見かけます。でも、それも時間の問題であり、今年中には排除されると予測しています。

そんな中でも、我々は、時代時代に合った勝ち残る商品を作り続けなければなりません。
とにかく、コツコツがんばります!

たくさんのOEM案件、感謝です!

大掃除中。
今年も、こんなに試作サンプルがたまりました。
たくさんのOEM案件、感謝です!

恒例の年末処分です。
不要になったものを捨てます。毎年10kg以上捨てます。

image
毎年、半分近く捨てても、こんな感じになります。

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今年、私が捨てる分。

コピペ対策のためのセグメントされた集客方法

先日、SNS上で、このようなやり取りがありました。紹介しつつ、補足です。

【検索経由バイヤーのあるある】
売り手からこのようなボヤキが聞こえてきます。
検索経由のバイヤーは、
・知識が浅い
・ニーズが浅い(商品化する気が本当にあるのか?と疑いたくなるほど)
・基本的に失礼!
  ↓
【私の回答】
知識が浅いという問題は、手間をかけずに学んでもらうツールを用意するしかないですね。
ニーズが浅いというとは、半分合っていて半分違っていると思います。何を作ったら良いのか迷っているだけで、売れれば何でも良いというのが実際だと思います。1つの商材への思い入れは、この段階ではまだないと思います。
失礼なのは、どこでも簡単に作れる、我々は選ぶ立場という気持ちの表れだと思います。我々も選ばれる努力が必要なんだと思います。

基本的に失礼!というのは、対応や提案のメールを送っても、何のレスすらない顧客のことを指すのだと思います。
よくある話です。
まさに、検索エンジンで調べて問い合わせを行ってくる顧客の特徴でもあります。まぁ、思いが伝わらなかったと怒るだけ損です。

おそらく、こういったレスのない会社さんは、下っ端がコピペで複数社にロボット的に問い合わせを行っており、どこに問い合わせを行ったかもきちんと把握していないでしょう。
その証拠に、こういったレスのない会社さんは、半年ほど経過したら、ふらっと再び別の案件で問い合わせを行ってくるでしょう。別の担当者のこともあれば、同じ人だったりもします。

商品開発の重要性を認識していない顧客です。
また、この業界、礼を欠けば次はないという感じも強いことを理解されていないのでしょう。どこでも作れる商品は、すぐに売れなくなります。商品開発は、どこも作っていない商品を創造しつつ、どこでも作れないような商品に仕上げる努力が不可欠です。OEM会社は単なる下請け業者ではなく、できない部分を担ってくれるパートナーと考えないと、決して良い関係は築けないでしょう。その本質が見えていないのでしょう。
なので、OEM会社は、そういった顧客に怒る必要はないのです。

我々は、年中、数多な商品を作り続けている訳ですし、商品作りのプロの集団です。思い付きで商品を作ろうとされる方々とは違います。そこは、プロのプライドを持って対応すべき、そのために売り手側のことも勉強すべきというのが私の持論です。

ちなみに、馬鹿にした態度でコンタクトして来る顧客も少なからず存在します。まぁ、過去実績を示せ、弊社の原料なのに他社に供給するな、売れた分だけ買い取りたい、我々の利益を指定するなど、いろいろなことを言ってくる顧客がいますから・・・。

一方、こういった顧客に対応する時間は、無駄です。
営業人件費の損失です。
如何にコピペの問い合わせを減らすかの工夫も必要です。腹を立てているだけの会社さんは、工夫が足らない。

一番簡単の対応策。
Web問い合わせフォームの入力必須項目を多様化させる。
弊社の問い合わせフォームを参考にしていただきたいのですが、作りたい商品の詳細をインタビューシートの形で聞き取れるようにしています。
コピペでは、問い合わせできないセグメントがなされています。
是非、参考にしていただければと思います。

ただし、Webフォームで問い合わせができないアナログな顧客は、存在します。そういった方への逃げ道として、電話問い合わせにも誘導すると良いでしょう。
弊社では、電話で問い合わせがあっても、必ずWebの問い合わせフォームの内容を口頭でインタビューするようにしています。そのことによって、顧客のレベル、やる気、我々が提案すべき内容がわかってきます。
対応の効率もUPするのです。

セグメントされた集客って、今後のインターネット集客において非常に重要です。
是非、意識して、御社の集客に活かしていただければと思います。

嘘が多いステルスマーケティングのコンテンツサイト

今日の午前中は、ある栄養成分のコンテンツ内容を検証し、エビデンスベースでコメントを行うという作業を行いました。

まさにネット上の火消し作業である。

こういったコンテンツサイトは、特定の商品購入に誘導するために作られています。
ここ数年、ステルスマーケティングの主流になっています。
消費者を巧みに騙す手法です。

こういったコンテンツサイトは、アフィリエイターが作ったり、販売者が第三者に作らせたり、いろいろなケースで作られています。
とにかく、嘘や事実無根の内容が多いです。

素人がプロの監修なしにクリエイティブやコンテンツを作ると、意図しなくても起こりえる事象です。

過去の事例、天然葉酸でもないのに天然葉酸と謳って、行政から指導を受けて天然葉酸と広告表現できなくなった会社さんがあります。
その時の天然葉酸の間違った情報の残骸などが未だ残っている。また、次は、合成葉酸を支持するコンテンツまで現れ、同じようなことを繰り返している。
ほんと、消費者も混乱するので、止めてもらいたい・・・。

先日も紹介した通り、今後、Googleの検索アルゴリズムの変更によって、こういった悪質なステルスマーケティングのコンテンツサイトは、上位検索されなくなります。
詳細:Google: 医療や健康に関連する検索結果の改善について

まず、コンテンツが上位検索されるためには、プロの監修などが必要になり、エビデンスも示していく必要があります。
責任を持った情報発信が求められるようになります。
まぁ、最低限、情報発信する人の顔が見えるコンテンツが生き残っていくのだと思います。

こういった変化は、もうすでにアフィリエイト広告には影響が出始めているようです。
ECの勢力図も大きく変化しそうです。

同時に、医師監修を紹介していくコンテンツ提供もニーズが増していきそうです。
ポイントは、医師の時給と手間を加味した監修料設定、論文引用型のエビデンスコンテンツ、ドラフトの作り方などなんだろうなぁと感じています。
微力ながら、消費者が喜んでもらえるような良い情報の発信に寄与できれまなぁと思っております。

限外濾過やクロマト(カラム分画)の技術を用いた原料

ここ最近、機能性食品原料は、単なる抽出物ではなく、タイトルの限外濾過やクロマト(カラム分画)の技術を用いたものが増えてきています。

これらの技術は、一定の分子量や極性を分離抽出したり、塩を除去して純度・精製度を高めたり、様々な目的で利用されています。

弊社の原料も大部分が、こういった技術を使っています。中には、日本独自の最先端技術も含まれます。

幸い、私は、大学でGCMSを用いた微量分析も行っていたので、その知識が活きています。
私が行っていたのは、固体の試料を(有機溶媒で)抽出し、カラムを用いて分画し、分画毎に含有量を分析するというもの。原料の場合、抽出溶媒がエタノールと水に限定されるだけで、カラムも食品添加物リストにあるものに限定されるだけです。そして、分画は、直接分析されるのではなく、粉末化され、品質管理の一環として含有量分析が行われます。
やっていることは、ほぼ同じ。

ぶっちゃけ、カラムを用いたクロマトの製造は、日本の企業では中国に敵わない現状もあります。
現地を視察すると、痛感することです。
酒税やカラムの充填剤のコストも大きく関係してるのですが、技術さえ伴えば、中国の方が安くて良い原料が製造できてしまう実際があります。
植物抽出物は、中国原料が強い理由です。
理想は、中間精製物を中国で製造し、ノウハウ的な最終工程を日本で行って製造するような方法です。
もしくは、原料を支給して製造委託することでしょう。輸送コストがかかるので、ものがかなり限定されますが・・・。

ちなみに、日本独自の技術というのは、様々なものがあります。
まぁ、独自技術でなくても、機能性や安定性を高めるような処理を行うことで、原料も日本製造になるので、いろいろな面でメリットが生じてきます。
一方、大手さんだと、意外にそういったことができないです。たかが数百万円なんですが、安全性や品質のリスクの方が先行してしまい、なかなかできない背景があります。
経験上、10~50億円クラスの非上場企業、かつ決裁権が近い場合、こういった原料戦略が行いやすいです。そこは、中小企業の強みの部分だと思います。

今後は、健康食品業界の大手企業 vs 中小企業の戦いは、こういった原料戦略がキーになってくるのかなぁ?と感じています。
今、広告規制強化によって、ブランド力のある大手企業が優位に立っていますが、ここから中小企業も巻き返しを図らないといけないです。
まぁ、顧客は限られてくると思いますが、面白い創造性のあるビジネスを展開できればなぁと思っております。

栄養成分表示の強化と対応ポイント

先日13日の東京都の講習会(平成29年度健康食品取扱事業者講習会)では、いくつかの変更ポイントや強化ポイントが指導されました。
想定外で、びっくりしたのは、栄養成分の表示についてです。

今後、栄養成分の表示は規制・指導が強化されます。

今回の講習会では、栄養成分表示の表示値が推定値であることを明記しつつ、かつ表示値の根拠を準備する必要性が示されました。
あれっ?いつから法律が改正されたのだろう?と思ったのですが、調べてみると・・・
この栄養成分表示については、2015年3月30日に出ている「食品表示法に基づく 栄養成分表示のための ガイドライン」 にしっかり記述されている内容なのです。

この強化を見越したかのように、東京都の栄養成分表示ハンドブックも11月に改訂されているのです。

さて、この強化によって、どのような影響が出るのか?

パッケージや販促物(ランディングページ)などで栄養成分(特にビタミン)の強調表示が行いにくくなります!より具体的に言えば、多数のビタミンが入っていることなどは謳いにくくなります。
まぁ、未だ商品に栄養成分の含有量を表記していなくてもランディングページなどで栄養成分の強調表記が行われている(健康増進法上で)好ましくないケースも多いのですが・・・具体的な事例として、パッケージ上で〇種の栄養素をたっぷり配合などの表現が行いにくくなります。

パッケージでビタミンの強調表記を行う場合、強調表記を行うビタミンの数が多いほど、分析コストとして、お金がかかります。

製薬会社の管理基準と同じになります。
製薬会社では、栄養成分以外でも、強調表記を行う場合、必ず加速試験を実施して表記値を決定しています。

その強化に関して、対応ポイントを紹介です。

まず、ビタミンについては、経時変化による減衰があるため、最終商品毎に加速試験を実施して表示値を決める必要があります。既存商品であれば、成り行き保管されたものを実施した方が良いです。
その際、表示値は、誤差範囲内に入るようにしなければなりません。
理想は、減衰率を求めて、減衰した時点で表示値になるよう増し仕込みを行うのが理想です。ただし、栄養機能食品の場合、上限値を上回らないような調整が必要です。

ミネラルに関しては、減衰しないので、原料規格書・試験成績書・配合表などの書類がそろっていれば、根拠となるでしょう。
できれば、製造直後の商品で構わないので、1回くらいは分析を実施しておいた方が好ましいでしょう。
東京都のハンドブックの方で、根拠書類についての事例が紹介されていたので、弊社での管理指針を決定するのにも非常に助かりました。

適切に対応していけば、問題になることはないでしょう。

ここで、こう思う人がいらっしゃるでしょう。
管理が面倒なので栄養成分表示は行わない方が良い。
もっとリスクが高い栄養機能食品なんと行うべきでない。

まぁ、工場の立場で考えると、リスクが増えるだけなので、栄養成分表示はさせたくないでしょう。

一方、今の流れを見ていると、数年後には、広告規制がさらに強化され、保健食品(トクホ・機能性表示食品・栄養機能食品)以外は、ほのめかす程度でも機能性を謳わせないという方向へ進んでいくでしょう。
その時、我々は、その変化を見越し、顧客の商品が勝ち残るような対策を今から講じていくことが重要になってきます。

今後、OEM会社の対応も分かれてくるでしょう。
商品に栄養成分を表示するとリスクも増えます。これから商品を作っていく方は、その点をよく理解して、適切に方針を決定していただければと思います。

今後のダイエット市場向けの商品開発

近年、広告規制が年々厳しくなってきています。そのため、もう来春のダイエット市場向けの商品開発が始まっても良いはずなのに、動き始めが鈍い状況があります。

昨日コメントしたように、Googleの検索アルゴリズムも悪質なコンテンツ型マーケティングを取り締まる形に改善され、アフィリエイト広告の販売者責任も強化されています。健康食品のアフィリエイト広告は効果が出ず死んだ状態になるでしょう。

ダイエット市場は、アフリエイト広告やコンテンツ型マーケティングも活用されて牽引されていた現実がありました。ECを中心に来春のダイエット商材の商品開発が進まない理由は、勝てる次の販売手法が明確になっていないためです。

一方、商品を作ってチャレンジしていかないと、先には進めません。

さて、どんな商品を作っていくべきか?

運動・スポーツ関連というのが私の答え。

近年の広告の取り締まり傾向を見ていると共通したものがあります。それは、機能性表示食品でも同様な傾向が示されています。
ぶっちゃけ、東京都庁とディスカッションした際も、その点を明確に述べていました。

基本的に飲むだけで痩せる商品は厳しくジャッチされます。
それは、飲んで痩せるは薬の領域だからです。

一方、運動やスポーツをサポートする商品は、健康食品の位置付けとしてある程度認められているのです。もちろん、コメントなどはなく、規制の対象など暗黙の了解で。
基本、国が奨めるダイエットは食生活と運動なのです。

私は、その他、食物繊維の物理的効果や酢やクエン酸の疲労回復効果なども、食の領域に近いものが健康食品の位置付けとして認められているのだろうと考えています。

したがって、今後のダイエット市場は、その健康食品の位置付けとして国に認められている領域の商品を意識し、かつ後々は機能性表示食品にも移行/変化できるであろう商品設計で展開すべきなのです。
ダイエット市場の場合、運動・スポーツをサポートする商品。

国としては、オリンピックに絡めて運動習慣を強化していきたいはず。

まぁ、そのための素材としては、HMBも1つでしょう。
やはり、この領域は、あれだけ荒くクリエイティブを作っていても、今のところ規制対象になっていない。一方、今後は、運動との組み合わせのクリエイティブを強化していかないと、規制対象になっていく可能性も高いです。
規制基準は、年々厳しくなります。甘くなることは決してないでしょう。

ちなみに、HMBは、露出が過剰だったため、一気に群がり過ぎました。
市場が大きくなる前にライフサイクルが成熟した感があるので、来年以降、本当に手を出していくべきなのかがよく考えるべきところです。
最終的に価格競争が起こります。
そのため、HMBをこれから手を出すのであれば、差別化を明確にしていくべきです。

基本的に、運動・スポーツ関連のサプリって、体感がなければ淘汰されていきます。結構、厳しい市場。
工夫して、良い商品を作っていく必要があります。
また、売る人は、運動する人が好ましい。
がんばって良い商品を作っていかなきゃなぁ。

躓きやすい機能性関与成分の定性・定量分析

ここ数年、機能性表示食品に取り組み、様々な情報を得ていると、意外に躓き易いのは、タイトルの機能性関与成分の定性・定量分析のようです。
躓くケースも、様々な要因があります。

一番多いのは、今までの定量分析法では、機能性表示制度に対応していないケースです。
その代表例が、以下のような成分であり、一成分として分析が行われていない事例です。

●総称であるため定性分析が不可欠なもの
ポリフェノール:レスベラトロール、エラグ酸、クルクミン、セサミンなど
サポニン:ジオスゲニン、ジンセノイドなど

今までは、ポリフェノールなどは、ざっくり説明するとフェノール基の数から定量分析を行われていました。ポリフェノールとは、フェノールをたくさん持つ成分の総称であり、1つの成分の名前ではありません。
ポリフェノールは、様々存在します。サポニンも同様。
過去に私が作成したフィトケミカルMAPを参照いただくと、わかりやすいと思います。

加えて、定量分析に加え、定性分析も必要なケースも出てきています。
コラーゲンは、骨格成分であるヒドロキシプロリンでの定量分析だけではダメになってきており、分子量分布などがわかる定性性が求められるようになっています。
そこで、問題点が生じます。溶けにくい成分の定量です。
水やアルコールに溶ける成分は、HPLCで分析できるので、標準試薬さえ存在すれば比較的ハードドルが低いです。
溶けない非変性のコラーゲンの場合、酵素で溶かした上で、Elisa法による分析が必要です。

●定性性がある定量分析が必要なもの
コラーゲン→分子量により定性
プロテオグリカン→分子量により定性
ビルベリーアントシアニジン→各アントシアニジンの比率
  ↓
●含有量少なく定量分析が非常に難しいもの
プロテオグリカン→夾雑物の除去と定量限界
非変性Ⅱ型コラーゲン→溶解性

さらに、非変性Ⅱ型コラーゲンやプロテオグリカンは、含有量が数%以下のケースがほとんどで、分析方法の定量限界の関係上、最終商品での定量分析が非常に難しい場合も多々あります。

プロテオグリカンなどは良い例で、一緒に配合すると定量分析が行えなくなる成分まで存在します。
現在、機能性関与成分でプロテオグリカンが用いられ、受理されているものがありますが、どうやって定量分析を行っているんだろう?と不思議に思うことがあります。含有量は、明らかにHPLCの定量限界を下回っているように思えます。
こういった部分は、目先の利益より、企業コンプライアンスを重要視した方が良いのになぁと心の中で思っていたりします。

機能性表示食品制度は、年々厳しくなってきています!
特に、この機能性関与成分の定性・定量分析の部分。


私は、GC/MSで微量な成分の定量分析を行っていたため、化学分析は比較的特異な分野ですが、それでも難解な定量分析が存在します。
日々、悪戦苦闘しております。

機能性関与成分の定量方法が確立している素材を選択するか、もし確立されていなければ、この部分をクリアにしてからプロジェクトを進めるのが好ましいと思います。

男性更年期・妊活の次に狙いたい市場は?

久しぶりに商品戦略の話です!
先日、日経ビジネスでこのような記事が紹介されました。

男性向け「更年期障害」「妊活」サプリが増加中
男性の意識の変化も理由の一つ


確かに、一番伸びている市場。
一方、大手企業の参入が始まり、中小企業が手を出すには”すでに遅く”適さない商材になってきています。
弊社も、結構な数の商品を作りました。

中小企業のサプリメントビジネスは、常に新しい市場を創造していかなければならないです!

また、妊活サプリ市場は、リピート購入が必ず止まるので、クロスセル・スイッチセル戦略が上手でなければ手を出すべきではない。意外に、難易度は高い。

次に私が狙っているのは、

シニアのベースサプリ市場
50代以上のベースサプリメント。

もう少し詳しく条件設定すると

1ヶ月分1980円未満
認知症予防を含んだアンチエイジングサプリ(男女兼用)
マルチビタミン+ジオスゲニン+α
窓口商品(集客目的)
夫婦割制度
クロスセル・アップセル勝負


この市場は、まだまだ隙間があり、かつ超高齢化社会の日本にとって健康寿命延伸のためにも伸ばさなければならない市場です。

ベースサプリなので、当然、ビタミンやミネラルはマルチに配合。

弊社の原料だからと贔屓する訳でないですが・・・
ジオスゲニンは外せないでしょう!
男性・女性の両方のホルモンの前駆体として、加齢によるホルモン減少を補いながら、認知症も予防していくことがコンセプト。

αの部分は、差別化素材。
ベタなところでルテイン、レスベラトロールでしょう。
どんな素材を選ぶかは、設計者の腕の見せ所です。

今、どんな商品で攻めれば良いか迷っている人も多いでしょう。
是非、参考にしていただければ幸いです。
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機能性表示食品
>> 届出情報検索
消費者庁のページへ

調査を行うには非常に便利です。


日本抗加齢医学会が監修した書籍です。必ずしも受理されている訳ではないですが、機能性表示の可能性ある素材がデータと共に紹介されています。
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プロフィール
著書
ヘルシー&ビューティー4
ヘルシー&ビューティー vol.4でプロテオグリカンの記事を書かせていただきました。

レスベラトロールの書籍
順天堂大学の吉田先生と書かせていただいた書籍です。赤ワインのアンチエイジング成分について、一般の方でもわかりやすく書かれています。赤ワインを使った料理レシピが紹介されていたり、普通に読んで楽しい内容になっています。書籍の帯は、たかの友梨さんです。


弊社顧問 吉田先生ブログ
厳選おすすめ書籍

業界人ならびに健康食品関係の企業は携帯必須。東京都のマニュアル最新版。今回は、若干厚い・・・。


神田昌典さんの本で一番好きな一冊。分厚いけど、あっという間に読めちゃう一冊。Kindle版もあり。


記事でも紹介しましたが、広告に関わる方だけでなく商品開発の担当者にも読んでいただきたい一冊。


いつになっても古びない通販のマニュアル本。通販始めるなら、まず読んでもらいたい。


表現を変えるだけで、レスポンスが変わります。健康食品通販では、広告費用対効果が変わってきます。
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