支持し続けられる健康食品を目指して!栗山雄司 博士コンサル

長く生き残る商品を生み出すことにひたすら情熱を傾ける博士コンサルトのブログ。販売重視の健康食品OEM製造や原料供給を行っております。レスベラトロール、ジオスゲニン、プラセンタ、アミノ酸、プロテオグリカン&非変性Ⅱ型コラーゲンの商品開発が得意分野です。市場動向や注目原料などを紹介。健康メディア用コンテンツ提供、騙されない健康食品の選び方や格闘オヤジ日記、新宿ランチ紹介も。

業界の方にこっそり読み続けてもらえるブログであることを目指しています!

マーケット情報や学術情報を集約しながら、会社のフォーミュレーター&博士コンサルとして、勝ち残る商品を生み出すことに情熱を傾けています!商品開発から、お客様の成功を導きます!
持論:販売の成功は商品開発の段階で8割決まる!です。
初めての方へも丁寧かつ細やかなサポートが我社の自慢です!弊社の8割以上のお客様は、 弊社独自の育成メソッドで健康食品の商品化未経験からスタートされています。同時に、クロスセルやアップセル向けと、販売戦略に一歩踏み込んだ提案も行っております。通販に限らず医療機関向けの商品開発も多くの実績があり得意です。

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商品戦略

各社で異なる原料見積り価格の構成と方式

OEM先を選ぶ場合、提案内容やサポート力を初め、コストも重要なポイントになって来ると思います。当然ながら、各OEM会社さんで価格は異なってきます。
その価格差には、各社さんで、見積り価格の構造・方式の違いによる法則があります。実際、2つの方式に分けられます。

先に結論。まぁ、私は経験則で把握していますが、商品の見積りは取ってみないとわかりません。また、付き合ってみないとわからない、サポートの差もありますので、
どちらの方式の方が良いかはケースバイケース。

知識として参考にしていただければと思います。

 総コスト利益率積算方式 
すべてのコストを算出し、管理費と利益率の積を見積り価格とする方式です。
売上額より利益率を重要視して経営している会社さんは、こちらの方式を採用している会社は多いと思います。
利益率の営業裁量が反映されやすく、柔軟性のある価格提示ができる方式だったりもします。
私の経験上、大きな案件に関しては、大手受託加工会社がこの価格の柔軟性によって案件を取っている傾向が強いことまでわかっております。

実際、この方式の中でも、ロットによって管理費や利益率が異なってくるので、小さなロットでも安い会社、大きなロットになると安くなる会社など、各OEM会社で差があるのは間違えないです。

原料調達を工場に任せると、きちんと交渉しないと割高になるケースもあります。通常は、利益率の部分で調整が取られています。また、業界の商習慣で、原料価格は、販売者向け価格・工場向け価格・商社や問屋向け価格が設けられている理由より、多くのケースでは価格が変わらないはずなのです。
原料管理もしっかりしてくれるので、楽チンと言えば楽チンです。原料調達を任せるかどうかは、一長一短があります。
まぁ、常時在庫品として梱包形態を気にしなくて良いような原料(ビタミンやミネラル)や賦形剤は、工場に調達を任せた方が良いでしょう。

どうしても、コストを徹底的に安くしたいという場合は、どちらの方式に限らず、原料メーカーと徹底交渉して原料支給して商品を作るのが良いでしょう。
ただし、一定量以上の数量にならない限り、原料メーカーも安くしてくれなので、それなりの量を購入する必要があります。弊社の場合、1回あたり500万円以上、年間で5000万円以上が目安です。
まぁ、情報がより的確に得たいから原料メーカーと直接付き合うという通販会社さんも多いです。また、やり取りは直接でも、商流だけ指定工場手配というケースもあります。よく本質を捉えていらっしゃる会社さんの方針です。

なお、例外があり、弊社のように自社原料を持っている会社さんは、原価に近い価格でOEMのコスト計算用の価格が設定されているケースが多く、一定条件(主に自社原料の配合率)では他社が敵わない価格を出されているケースが多いです。特に、原料コスト割合が大きい良い商品の場合、コストの優劣が大きく出ます。
原料も持っている受託加工会社、原料屋のOMEなどの特徴です。
長い期間、業界にいて、かつアメリカの市場を見ていて思うのは、原料を持ったOEM会社が強いということです。
近年では、自社原料は、OEMでしか受けないという会社さんも出てきていますので、原料戦略というのは重要度が増しています。

 利益込み工賃積み上げ方式 
最初の段階で利益と管理費が乗せられた工賃基準が設定され、その工賃に管理費が乗せられた原料コスト・管理費が乗せられた包材などの総和を見積り価格とする方式です。
余程安く原料調達していない限り、原料支給しても、原料調達を任せても、値段は変わらないのも特徴です。
この方式の特徴して、価格は一発勝負で、交渉で下がる金額も少ないでしょう。

下請け仕事も行うことが多い受託加工会社に多い方式です。そのため、この方式は案件量も多いので、スキームをシンプルにされた結果だと思います。
また、工賃だけの仕事になるケースもあるため、小さなロットだと管理費も大きく設定されているケースが多いです。意外に包装工賃が高かったりします。結果、トントン。
中には、包装工程を行わないで、錠剤加工やカプセル充填しか行わない会社さんも存在します。まぁ、包装が一番大変ですからね・・・。

この方式だと、基本、原料コスト割合が大きいと安くなるはずなのですが、必ずしもそうなってないケースもあるようです。
近年は、支給原料がある場合、一定のルールで見積もり価格が上がる方式を組み入れている会社さんがありますので、そういった理由もあるのかもしれないです。

私の経験上、この方式の中でも、原料コスト割合が低い場合(ゴミ商品)に安い価格が出る会社さんと、反対に、原料コスト割合が高い場合(青汁やスムージー)に安い価格が出る会社に、特徴で分かれるようです。

最後に。
見積りの方式に限らず、売上額重視の見積りか利益額重視の見積りかによっても、見積りの傾向が異なってくると思います。
採算度外視(利益無視)・売上額重視で経営をされて倒産した会社もあります。なんだかんだで下請け色が強い事業なので、差別化と利益バランスが大事なのでしょうね。

羊膜エキス末(モンゴル産 馬由来、国内製造)

弊社のサイトに羊膜エキス末のページを追加いたしました。

羊膜エキス末のページ

羊膜は、胎盤の希少部位であり、プラセンタよりサイトカインリッチのため、様々な美容商品の差別化素材として活用いただけると思います。

昨今、プラセンタの市場も成熟してしまい、また新たな美容素材も出てきていない中、差別化の新しい切り口とて利用できると考えております。
なんだかんだで、プラセンタは、根強い人気があります。

従来のプラセンタ同様、アンチエイジング定番素材であるレスベラトロール、近年人気急上昇中のプロテオグリカンなどと組み合わせていただければと思います。

今後も、本ページを充実させていく予定でございます。
引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。

世界初のオンリーワン原料を仕入れ続ける

もうすぐ、世界初のオンリーワン原料の上市です!
製造は完了、試験結果待ち。
待ち遠しい!

私は、他社が取り扱っていないオンリーワン原料というものにこだわり続けています。
理由は、価格競争したくないという点と、ゆっくり素材を育てたいという気持ちです。
だから目利きにも厳しい。
今回のように、良い素材だと思ったら、投資もする。

かつ、今回の原料は、アジアの総販売代理店です。
さらに、カリフォルニア大学発!
気合が入ります!


朝から気合バリバリ、疲れてても眠い疲れたとは言っておれません。
今日も、頑張るぞ〜!

冬の商戦に向けて商品開発の時期

冬の商戦に向けて商品開発が活発になっているなぁと、先週あたりから感じ始めています。
真新しい原料もないので、迷いながらの商品開発のところが多いです。

今週に限らず、ずっと多い問い合わせては、受託加工会社さん・企画会社の営業マンや開発担当の方からです。多くが原料の顧客なんですが、まぁ、原料メーカーの仲間というケースもあります。頼りにされるのは、非常にありがたいこと。
日々、いろいろな情報が入ってきます。OEMだけやっていると、ここまで情報が入って来ないでしょう。まぁ、OEMもやっているから提供できる情報があるので、頼りにされるのでしょう。
ほんと、ありがたいこと。

今年も、国内市場が低迷しているため、海外で活路を見出そうという案件が多いです。相変わらずの中国、次いでタイや台湾が多いです。

また、ここ数年、ネットワークビジネスなどクローズドの市場で、面白い変化があるようです。
ちょっと対応が遅いなぁと思うのですが、ネットワークビジネスの会社さんではディストリビューターの高齢化に伴い、シニア向けの商品を強化する動きがあります。
弊社の鮭鼻軟骨抽出物もそうですが、原料としてのエビデンスも豊富になってきたからでしょうね。クロスセル商品として、認知機能や関節ケアの商材を強化されるケースが多いようです。また、比較的安めで、グルコサミンやイチョウ葉エキスなど量販店で並ぶメジャーな素材は避けられるようです。

冬の商品開発の戦略、関節ケア系は、今年が勝負のプロテオグリカンを利用するつもりです。
生のクリエイティブで勝負でしょうね。
サントリーさんのリフタージュもテレビCMが始まっていますので、今年の市場の伸びが楽しみです。
ちなみに、サントリーさんは、どうやってプロテオグリカンの形状を保持ならびに定量分析を行っているんだろう? ぶっちゃけ、そのウィークポイントを攻めたサプリが一番オススメ。

美容系の商材についても、ちょっとトライしようと考えており、羊膜エキスを使用してみようと考えています。
そのためのクリエイティブ開発に手を付け始めました。
難易度は高めですが、ストーリーも作れそうな原料なので、気合を入れてトライしてみたいと思います。

さぁ、頑張るぞ~!!

山芋ジオスゲニンの案件が多かった一週間

この記事の影響か、山芋ジオスゲニンの案件が多かった一週間でした。

ジオスゲニンで女性ホルモンアップ&コレステロール低下

原料サンプル依頼も10件以上。
超大手さんからの依頼もあった。

それとも、コンプライアンスの関係上、まだ言えんが、某社さんの情報がどこかからか漏れているのかなぁ。
よくある話。

それとも、プレラリアミリフィカの代替かな?
4日に厚生労働省からも通達出て、ニュースにもなっているし・・・。

何れにしても、来月には注目度が上がるだろう。
楽しみです。

嘘だらけの健康食品業界新聞のコンプライアンス問題

今回は、某業界新聞を読んでいて感じたことを記事にしたいと思います。

まず、今のデジタル化のご時世、業界新聞の記事内容を信じている方は、どのくらいいるのだろうか?

私は、全く信じていない!
最近では、購読していても、目を通すこともほとんどなくなりました。
広告主の都合の良いようにしか作られておらず、真偽の確認すら行われていない。間違った記事でも平気で書く。過去、誤報道で弊社も非常に迷惑した。
この体質は、今でも変わらないようである。
時代も時代なので、訴訟を起こされてもおかしくないのではないかと思う。過去の弊社のケースでは、金額までは出ないが、明らかに損失があったと思う。もう少し、メディアとしてのコンプライアンスを問うべきだと思う。

上記のような点から、業界新聞の記事は、広告で作り上げられた記事であり、本当に有益な情報がほとんど存在しないと思う。
本当に面白い有益な情報より、広告主の記事を優先させてなければならいのだから。

まぁ、今の市場の体質として、本当に儲かっていれば、情報を流すより情報を制限した方が賢いという状況もある。なので、情報を流すということは、儲かっていない証拠であったりもすると思う。

だから、業界新聞に広告費としてお金を払うだけ無駄だと考えている。
業界紙に広告を打つなら、SEO効果も生じるインターネットのプレスリリースを打った方が効率が良いと思う。

一方、原料受託バンクのランキングや資料クリック数などは、まだまだ課題はあれど、市場の生の情報が提供されると思う。
ただし、生のままの情報なので、それを読み解く必要があり、提供される情報の処理能力も問われる。
現状、登録原料メーカーから有益な情報がもたらされるケースが少ないが、もっと質の高いニュース投稿が増えれば、メディアとしての質も高まるであろうと考えています。メディアを完成させるのも我々原料メーカーなのだろう。

まぁ、広告が取れず業界新聞の記者が苦しんでいるということは、読者も広告主も評価していないということであろう。年々、展示会の出展社数も減りつつあり、じり貧なのは間違えないと思う。社員も大変。

最後に、今回の本記事を書くきっかけとなった某業界紙のレスベラトロール特集、うちに来た記者さんは頑張っってくれたと思う。
社内でのしがらみもあっただろうし、あれだけの文面でも社名を入れてくれたことには感謝です。

ジオスゲニンで女性ホルモンアップ&コレステロール低下

今回は、山芋ジオスゲニンのヒト臨床試験データの紹介です。2005年と、少々古めの文献なのですが、最近、発見しました。私は、ジオスゲニンによるDHEA/女性ホルモンアップは、ラットでの結果を用いていたのですが、実は、ヒトの試験でもしっかり存在していました。

この試験では、ジオスゲニンを100gあたり0.36mg含んだヤムイモを毎日390g(ジオスゲニンとして1.4mg)摂取して、女性ホルモンなどにどういった変化が現れるかが検証されています。
被験者は閉経後の健常人女性、試験期間は30日です。
対照は、少々面白く、サツマイモを用いています。

まぁ、こういったホルモン系の試験は、閉経後の女性でないと、なかなか検証できないです。男性での検証例も非常に少ないです。

結果、エストロンとエストラジオール、性ホルモン結合グロブリン(SHBG)の増加が確認されています。また、性ホルモンの変化だけでなく、血中コレステロールも低下して有意差が示されています。
DHEAは、増えているけど、有意差まで示されていなかったです。

性ホルモンの評価法など、非常に参考になった。

私は、女性ホルモン量が上がれば、骨密度などにも変化が出るかな?と考えていましたが、よくよく考えると、試験期間が30日と短いので、差が示されにくいなぁと思いました。もう少し長い期間での試験が求められると思いました。

機能性表示食品制度に完全に対応していないという点で、いろいろ問題もあるけど、今後につながる重要な論文でした。まぁ、多くのヒト臨床試験は、日本の機能性表示を見越して実施されていないので、仕方ない。だから、撤回せざる負えない問題も生じてきます。

引用文献:Wu WH, Liu LY, Chung CJ, Jou HJ, Wang TA. Estrogenic effect of yam ingestion in healthy postmenopausal women. J Am Coll Nutr. 2005;24(4):235-43.

ぶっちゃけ、結果だけ見ると、この論文のSRで機能性表示は、更年期症状の領域で可能かもしれません。
一方、コレステロールに関しては、おそらく、ほんの数名だけ疾患域の方も含むと予想され、近年の消費者庁の傾向を見ていると、避けた方が良いというのが私の見解です。
そして、何と言っても、サツマイモ摂取を対象とした変則的な試験であり、群間で比較されていない。これが致命的。
なので、この論文を用いたSRは実施しない予定です。

現在、この報告を参考に、ヒト臨床試験に向けてプロトコールを組んでいます。摂取量は、ジオスゲニン類似体の存在やDHEAのデータを参考に、25mgで検討しております。形状は、サプリメント形状です。
被験者は被験者は閉経後の健常人女性、ただし、コレステロールが境界域の方に限定します。筋肉量や骨密度の変化も見たいため、試験期間は12週間で検討しています。

我々原料メーカーは、常に、トライし続けないといけないです。
この研究に関しては、治験費用は我々が負担するのですが、我々のグループと一緒に携わってくださる大学機関なども見つかればなぁと思っています。
もう、時間が無い・・・。
頑張らないと!

合成レスベラトロールは採用する会社が限られるであろう理由

DSMさんの合成のレスベラトロールが業界紙に取り上げられています。影響はないですか?心配ないですか?と恐る恐る聞かれるので、先にコメント。

ぶっちゃけ、全く気にしていない!
そんなに影響なく、むしろ知名度が上がることで市場も伸びるだろうと考えている。
そう考える理由には、以下の背景があります。

・レスベラトロールは必ずしも高用量での摂取が好ましいとされなくなっており、低用量の方が、サーチュインを直接的に活性化する説が優良なため。

・弊社原料も含め、低用量でブドウポリフェノールとの組み合わせで良いデータが出ている。

・日本人の天然志向の強さや食経験を求める傾向。


実際、合成のレスベラトロールの前に、インドキノキ由来のレスベラトロールの純品が流通しているが、全く影響はなかった!

おそらく、合成レスベラトロールを採用する会社は、大手企業(量販店向け)とクリニック系ルートの会社に限定されると思います。
まぁ、クリニックルートは、量販店の商品と異なるものを作らなければならないから、どう動くかわからない。

何れにしても、レスベラトロールは、もう下火になっています。
これから新商品を投入する企業も少ないと思います。マーケティング上、合成だとますます売りにくいのがわかっているから、価格だけで販売する企業に限定されると予測される。

機能性表示に関しては、認知機能の改善で可能性はあると思います。
一方、血管系のヘルスクレームでの機能性表示は、微妙なところ。弊社も、FMDで有意差を出しているが、過去の事例や有知識者の助言より、難しいと判断しています。

何より、市場は、合成を望むとは限らない。
近年の市場は、天然由来の原料で機能性のエビデンスや品質・安全性がしっかりしたものを選ぶ傾向が強いです。薬っぽさは好まない。なので、未だハードよりソフトのカプセルが選ばれやすい。
アメリカの市場のように、天然派と合成派が真っ二つに割れる訳でもなく、日本は、独自のレスベラトロール市場を形成しています。理由は、日本の市場がストーリー性の強い原料でないと売れにくい特性や消費者がメディア・広告に左右されやすいなど、いろいろあると思います。

だからと言って、純品は純品の良さはある。
どれを選ぶかは、市場次第だと思います。
さてさて、市場は、どのような選択を行っていくでしょうか・・・。

台湾でのプロテオグリカン蛋白聚糖ブームと闇の部分

最近、台湾からのプロテオグリカンの案件が多いと思ったら、ネットワークルートで、プロテオグリカンがブームのようです。
こんな映像も中文字幕でバラまかれているようです。本当の開発者はリナイス社の両社長であり、米国特許もリナイスの鳴海社長も発明者なのになぁと、映像を見てて思います。



ぶっちゃけ、以下の記事のように、2度も爆発事故を起こし、1回目の事故で亡くなったお二人の業務上過失致死傷や民事訴訟の件も決着も付いていないのに・・・この情報が届きにくい台湾や韓国などのアジアで販売の力を入れるなんて、なかなか理解できない。
遺族の方の気持ちを考えると、いたたまれない。

釧路市の工場爆発「危険物無許可使用」

また、弊社は、ちょくちょく、ここの会社と間違えられ、爆発の心配はないか?という質問も届きます。
正直、非常に迷惑です。

プロテオグリカンでアセトンを利用する理由は、油脂の除去だと考えられます。鼻軟骨の摘出がキレイにできていないと、魚肉や皮の部分と共に油脂が残ります。それをアセトンやサポニンで除去する必要が出てくるのです。この油脂の存在が抽出・分離工程を邪魔します。
実際、私は、リナイス社の強みは、この鼻軟骨摘出技術にあると考えています。
リナイス社の場合、キレイに軟骨だけ摘出できていれば、さらっとアセトンで(抽出ではなく)軟骨表面についた油脂をもみ洗いするだけで十分に油脂が除去できます。アセトンなどによる油脂除去工程は不要です。
爆発事故は、この油脂除去の工程の有機溶媒(;アセトン)管理が悪かったのだと考えています。
アセトンでの除去も好ましくないですが、サポニン(特にアレルゲン表記が必要なもの)での除去も、サポニンが完全に除去されず残留してしまう可能性もあるので、食品衛生法上のリスクが生じてしまいます。

まぁ、いずれにしろ、他社他社。
我々は、我々ができうる範囲で、コツコツと信頼と安心を積み重ねていくことが大事だと思います。原料や製品としての定量分析も、その一環。
最も信頼できる原料として評価されるように、努力を積み重ねていきたいと思います。

低温生絞り製法で一週間ゆっくり抽出・精製される鮭鼻軟骨抽出物

弊社が取り扱っている鮭鼻軟骨抽出物は、非常にこだわって製造されています。
ぶっちゃけというものに関して、嘘偽りなくリアルにこだわっています。

プロテオグリカンなどは、HPLCで、生の形(非変性)であることを毎ロット確認しております。
図1

生の素材というのは、本当に生だと腐ってしまいやすく、変化もしやすく不安定です。本原料は、生にこだわっていますが、実際に生ではありません。なので、安定もしています。
生が良いのは、生特有の形状だったり成分だったりします。
例えば、卵の白身ですが、生な状態だと透明ですが、加熱すると白く不透明になってしまいます。性状自身が変化しています。この変化を変性と呼びます。
そして、生の形や生特有の機能性を保ったまま、かつ安定状態を保持することが可能です。鮭鼻軟骨抽出物は、それを可能にしています。

私が生という表現にこだわるのは、レスが取れるから。過去の雑誌を使ったクリエイティブテスト(弊社実施)でも実証されています。
生へのこだわりクリエイティブは、コンバージョンを高めます!

まめ知識:コラーゲン
生の形のコラーゲンは、高分子で三重らせん構造の形状です。また、エラスチンなどが絡みついているケースもあります。
このコラーゲンに熱をかけると、凝集反応が起こり、ゼラチンというものが生成されます。生のコラーゲンを含んだ豚皮などから熱をかけて抽出してゼラチンが得られています。
そして、このゼラチン(もしくは生のコラーゲン)を分解したのが一般的にコラーゲンと呼ばれるコラーゲンペプチドです。まぁ、正確にはコラーゲン由来のペプチド。
コラーゲンなどは、形状(分子量)によって、性状も機能性も異なってきます。高分子素材という生の素材の難しいところであったりもするのです。

この鮭鼻軟骨抽出物の原料は、Ⅱ型コラーゲンやプロテオグリカンを生の形のまま抽出しています。
そして、それを可能にしているのが低温生絞り製法という特別な抽出方法になります。

生の形である非変性Ⅱ型コラーゲンと非変性プロテオグリカンは、熱と水分が同時にある状態を嫌い、熱をかけて抽出してしまうと両成分は加水分解を起こしてしまいます。なので、決して、熱をかけながら抽出を行ってはいけないのです。熱をかけないよう、低温下で1週間かけてゆっくり抽出・精製されます。
また、抽出だけでなく、脱脂・殺菌・粉末化の工程でも細心の注意を払う必要があります。実は、粉末化の方法にもノウハウがあったりもします。

実際に、気温が上がる7月と8月は、原料製造を止めています。
また、粗原料である鮭の鼻軟骨も、収穫される9~11月の期間、なるべく生の鼻軟骨から抽出するようにしております。長期間の冷凍による変性の可能性も考えられ、また何より菌の繁殖の可能性も高まるので、6月末までには抽出し終わっています。
※生の軟骨から抽出される原料だけを供給することは可能ですが、契約ベースで、一定量以上(上限あり)の条件でのみに限定されます。

ちなみに、この写真は、生の鼻軟骨をホルマリン漬けにしたもの。この鼻軟骨の収穫が、来月から再開されます。
Salmon nasal cartilage in formalin 1s

今年はプロテオグリカンの勝負の年だと思います。
こういったクリエイティブ開発も積極的に行っていければと考えております。
ファイトー!

健康食品業界をダメにしている緩い強調表記規制

以前から訴えている優良誤認広告の問題、視点を変えて、コメントです。
ぶっちゃけ、この優良誤認に対する認識は、行政・メディアの中でも随分と温度差(規制レベルの差)があります。規制基準も統一化されていない。そもそも、それが一番の問題のように思えます。

まず、行政やメディアに求めたい優良誤認回避策、それは、以下の2点です。そして、各行政によって、以下の様に温度差があったりもします。

1. パッケージの栄養成分以外の強調成分に対する含有量表記の徹底

これは、主に行政に対して。
そして、これは、行政の中でも、かなり温度差があることは、富山県以外の保健所の方には認識していただきたいと思います。
過去、この見解を消費者庁に求めた際、担当官からは、強調表記していて、含有量を記載していないのであれば、優良誤認に該当する可能性が高いと指導を受けました。ちなみに、これは、消費者庁の担当官の中でも、コメントに差があるかもしれないです。
富山県では、確実に優良誤認だという見解を示し、徹底した指導を行っています。

まぁ、指導基準が明確化されている、栄養成分(ビタミンやミネラルなど)に対しては、徹底した指導が行われています。こちらは、健康増進法の優良誤認になるらしいです。一方、指導基準が明確にされていない、栄養成分以外の強調成分に関しては、フリーだったりする行政(保健所)も多いです。

よくよく考えてください。
美容成分プラセンタ配合と書かれており、配合量が0.001%であったなら、消費者は騙されたと思わないでしょうか?
この極微量配合のように、強調表示・広告されている成分がほとんど配合されていないというケースは、多々あります。例えば、山芋の粉を配合して、含まれていないジオスゲニンを強調表記して売れている商品も存在します。
これにお金を出したほぼすべての消費者は、詐欺だと怒るでしょう。
現実問題、95%以上が糖類と賦形剤の商品が流通しています。購入される方は、かわいそうだなぁと常に思っています。
実際、そういったゴミ商品が多く存在してしまっている根底は、行政の徹底の甘さにも原因があると思います。
いつも、非常に残念に思っています。

次回の法改正や業者向け資料には、この栄養成分以外の強調成分の指導基準も明確にしていただき、指導を徹底していただければと強く望みます。
本格的に取り組みだすと、減衰を加味した基準(下限値保証)になるでしょうから、我々も大変になるでしょうけどね・・・。

まぁ、消費者庁さんも、以下の様に、景品表示法に加えて食品表示に対しても情報提供フォームを作成されているので、努力されているんでしょうね。
食品表示法違反被疑情報提供フォーム
景品表示法違反被疑情報提供フォーム
みんなで情報提供し、業界全体で表示の適正化を進めていくことが望ましいと思います。

2. 含有量が表記されていない広告表現に対する根拠提示の徹底

次は、メディアに対してです。
比較的、インフォマーシャルのような電波媒体は、考査が厳しくなってきており、含有量の根拠などを求めることが多くなってきています。
新聞などの紙媒体は、薬機法には厳しくても、優良誤認には甘い傾向があります。特に、雑誌媒体などは、こういった問題があることすら、認識していないでしょう。まぁ、記事広告なんて、解決のしようのないグレーゾーンですからね。

最後に、一番酷かったインターネット媒体は、Yahooなどのリスティング広告を筆頭として徐々に広告表現のチェックが徹底され始めています。一方、まだまだ酷い広告が見られます。
また、コンテンツ型マーケティングが横行しており、嘘も本当に変えてしまうような脱法マーケティングが行われ続けている現状もあります。WELQの問題は、氷山の一角です。
インターネットという媒体は、どんなに頑張っても、取り締まり切れない問題点が存在します。まぁ、基本、アフィリエイト広告あたりからステルスマーケティングの取り締まりを徹底できれば、多少良くなると思うんですがねぇ・・・。なかなか難しいものです。

表示と広告からのこの1点(栄養成分以外の強調表記)だけでも徹底していただければ、健康食品業界は良くなると考えます。

業界が少しでも良くなることを望んで、私の訴えとして、情報を発信し続けたいと思います!

サプリメントの現実(裏話)とメディアの喜ばしい変化

今、ジオスゲニンの取材を受けた記事の校正を行っていました。
その記事では、紹介する成分が配合されたサプリメントが2品紹介されます。記事の中にも、成分量がきちんと明記されている商品を選ぶべきと書かれているので、OEM供給に限らず、原料供給していて、誰もが手に取りやすい商品をピックアップしていました。

でも、残念なことに、原料供給している商品の多くは、ジオスゲニン含有量が表記されていなかった・・・。
今回は、できれば、アスリート色の強い商品を一品だけでも紹介したかったのに、その希望は叶いませんでした。

これが業界の現実なのかなぁと少々悲しくもなりました。
消費者庁は当然ながら、都道府県によっては、優良誤認として判断されるのになぁ。
もう少し、優良誤認とパッケージ表示の指針を厳しく示してくれれば良いのになぁと思うことも多々あります。

ぶっちゃけ、数のクリエイティブだけのゴミ商品を販売する会社は淘汰されれば良いと本気で思っているため、優良誤認の広告表現だけでゴミ商品を販売する会社は、もっと厳しく処分されるべきと考えています。

また、某医師監修の妊活サプリ(上場会社の子会社が販売)にも、ジオスゲニンを代々的に謳いながら、ジオスゲニン量が表示されていませんでした。しっかり、配合されているのに・・・。
加えて、クリエイティブ上では、ジオスゲニン335mgと誤った広告表現をしている。たぶん、山芋抽出物335mgの間違えであり、ジオスゲニン量は50mg。もったいない・・・。
こうったことがあるから、健康食品業界はレベルが低いと言われてしまうのであろう。とても、残念です。

今回、記者の方も、数のクリエイティブの真実(裏話)を紹介したりし、共感していただいたので、非常にありがたかったです。
こういったメディアの変化は、非常に喜ばしいことだと思います。
成分量表記されていないで成分の強調表記を行っている商品は、雑誌やテレビを始めとしたメディアに取り上げない!
そんな風潮が根付くことを期待します。
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機能性表示食品
>> 届出情報検索
消費者庁のページへ

調査を行うには非常に便利です。


日本抗加齢医学会が監修した書籍です。必ずしも受理されている訳ではないですが、機能性表示の可能性ある素材がデータと共に紹介されています。
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プロフィール
著書
ヘルシー&ビューティー4
ヘルシー&ビューティー vol.4でプロテオグリカンの記事を書かせていただきました。

レスベラトロールの書籍
順天堂大学の吉田先生と書かせていただいた書籍です。赤ワインのアンチエイジング成分について、一般の方でもわかりやすく書かれています。赤ワインを使った料理レシピが紹介されていたり、普通に読んで楽しい内容になっています。書籍の帯は、たかの友梨さんです。


弊社顧問 吉田先生ブログ
厳選おすすめ書籍

業界人ならびに健康食品関係の企業は携帯必須。東京都のマニュアル最新版。今回は、若干厚い・・・。


神田昌典さんの本で一番好きな一冊。分厚いけど、あっという間に読めちゃう一冊。Kindle版もあり。


記事でも紹介しましたが、広告に関わる方だけでなく商品開発の担当者にも読んでいただきたい一冊。


いつになっても古びない通販のマニュアル本。通販始めるなら、まず読んでもらいたい。


表現を変えるだけで、レスポンスが変わります。健康食品通販では、広告費用対効果が変わってきます。
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