昨日は、数時間ですが、応援のため、母校空手道部の試合(東京都国公立戦)に行ってきました。
私も指導することもある後輩達の試合なので。

結果は、惨敗。

ここ数年、部員が集まらず、非常に運営も大変な状況が続いています。
部員が集まらないということは、部内でのレギュラー争いも活発化しないので、悪循環を招きます。
競技空手の場合、それがもろに出ます。

人あっての空手であり、切磋琢磨する仲間がいないと、自分も成長できないというものです。

一方、他校は、オリンピック化の影響もあり、年々部員が増え、非常に活発化しています。

まぁ、空手で大学に行く私立大学の選手と異なり、国公立大学の空手は、空手を楽しみながら、一定の目標を持ちつつ努力して自分を高める要素が強いです。
それはそれで、どれだけ努力して結果を出したが問われます。人生にとっては、非常に大事なこと。

このどれだけ努力したが、社会に出た時にどれだけ頑張れるかにつながります。
私は、そう信じています。

ここ最近の国公立大学の状況を見ていると、理系の大学で部員が集まらない傾向がみられます。
大学の規模は小さくても、文系の大学では、部員が多く集まっています。
よくよく考えると、私立大学も含め、理系大学の空手部の強豪校は、過去、東京海洋大学(旧東京水産大学と旧東京商船大学)の例を除き、あまり見たことがない。
そして、我が母校は、没落している。

集まる学生の特性なのか?
大学のカリキュラムなのか?

いろいろ考えてしまいます。実際、今の理系の大学は、インドア―な学生が集まりやすく、スポーツ経験も少ないのだろうと考えたりもしています。
また、昔からそうなのですが、特に国立理系の大学は、卒業が大変。まず、4年生になったら、研究室に所属し、卒業研究を行って論文を書かなければならないです。
(そもそも、私立文系の大学では、留年なんて、する人はほとんどいないでしょう。)
近年、それが以前にもまして大変になっています。なかなかバイトもできないくらい。

私の学生時代は、学生寮もあり、今ほど大学のカリキュラムも厳しくなかった。
適度に勉強しながらも、空手に打ち込めた。
うちの部活に限らず、ラグビー部、剣道部、柔道部、カッター部なども。
今は、そういった環境も失われつつあるようだ。
とても残念だ。

まぁ、武道の場合、練習時間ではなく、どれだけ集中して、効率的な練習ができるかも重要なのだが・・・。

でも、この困難な環境下でも、後輩達には、できる限りトコトン頑張ってもらいたい。そして、勝つことも大事だが固執し過ぎず、空手を楽しむことで試合に勝っていってもらいたい。

一度しかない大学生生活。

4年間は短い・・・あっという間に過ぎ去るので、後悔がない濃い学生生活を送ってもらいたいと思います。遊ぶことよりやっておいた方が良いことってたくさんありますから。

昨晩、遅くまで仕事をしたので、その仕事のレスまでに空き時間ができて、この記事を書いてみました。結構、長くなっちまった・・・。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。