先日、久しぶりに、某商社系の顧客から連絡がありました。いきなりの一言。

「御社では、まだ赤ワインエキスの取り扱いを続けれていますか?」

ほんと、相変わらず失礼な人だなぁと思いました。

この顧客とは、昔からいろいろとありました。
当時、弊社からもコラーゲンを購入していました。創業当時だったのもあり、前金で払ってほしいと言われ、前金で払い続けていました。
そして、次は、その顧客が弊社の原料を購入する際、締め払いを要求してきました。

まぁ、お互いに締め払いに切り替えればよいかなぁ?と思っていたのですが・・・
購入は締め払いだけど、販売は前金のままと通達してきました。

気分良くないですよね・・・。
結局、こういった部分で、信頼関係が如実に出るんですよね。
まぁ、与信管理は、大事なんですけどね・・・。もう少し良い落としどころがあったと思います。
それは、営業マンの資質の部分なのでしょう。

ちなみに、そこで弊社が行った対応。

コラーゲンの購入を止めた
微妙に高めの価格を出した


まぁ、コラーゲンの提案自体を止め、プラセンタの提案に切り替えました。それは、当時、功を奏しました♪
価格は、ほんと、微妙な采配。相見積りを取られると、負けるアンフェアな価格。だから、未だに、成約には至らず、別の商社さん経由で購入されている。

お互いに、お客を選ぶ権利ってあると思います。

喧嘩しても仕方ないですし、あからさまに嫌がらせの価格を出しても影口を叩かれるだけですからね♪
でも、信頼関係を損なうと、結果、こういった仕返しを受けることもあるのです。

我々も、仕入れ先と取引する際、相手のことを配慮して対応しないとダメだなぁと思います。
この件は、貴重な事例だと思います。

ちなみに、近年、下請法などがあるので、大手さんほど、無理な取引条件を提示して来なくなりました。でも、相変わらず、最初から月末締め90日後の締め払いと言ってきた中小企業もあります。まぁ、120日の手形と化石のような取引条件を提示してくる会社さんも存在します。

支払いを伸ばすというのは、キャッシュフローを考えると、マネージメント上では大事なことなのかもしれませんが、経常状況が厳しいんではないか?と思わせてしまう部分もあります。

要求する側も、信頼上、無理なことは言えない。
まぁ、海外案件は、別もの。
どうしても、ずっと前金になってしまいます。信頼関係の問題ではなく、海外ビジネスの商習慣によるものですし、取りっぱぐれても、回収も損金処理もしにくいですからね。

みなさんも、気を付けてくださいね。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。