日々、いろいろな顧客や取引先と接する私ですが、一番重要にしていることは、得られた情報を多角的に分析して付加的にどんな情報を得るかです。
ずっと、こんなことばかり考えています。

例えば、私は、販売会社と広告代理店の両方の目線で、どうしても広告や通販マーケティングがわかってしまうので、商品開発の打ち合わせでも、その先の売り方や勝っている秘密が見えてくることが多いです。そして、付加的に得られた情報を提案に活かしています。

先週は、顧客であり取引先でもある会社さんを訪問しておりました。そこでも、多くの情報を得ることができました。
まず、健康食品がダメなこの時期、化粧品事業が好調そうでした。
私も化粧品会社の顧問もやっている訳ですし、弊社も、化粧品OEMを強化していこうかなぁと考えさせられました・・・。

まぁ、化粧品のOEM事業は、まさにタイトルにも示した既得権益的な商品開発です。
原料と権利が根幹にあり、それらを用いて創造的に商品を作っていく事業だと考えています。

例えば、医薬部外品の薬用化粧品。
主剤の原料に限らず、添加物の原料の中にも、既得権益的なものが存在します。
例えば、メインイメージは、添加物の原料であっても、機能性の主剤は、ありふれたものだったりということは多々あります。
化粧品の場合、面白い点は、主剤の種類によって広告表現(店頭POPも含む)が変わってくることです。

実は、将来、健康食品においても、こういった既得権益的な商品開発が求められるんだろうなぁと感じています。
機能性表示食品の未来像の一端が今の薬用化粧品市場にあるのかな?とも思っています。
一方、機能性表示食品の制度上、表現の幅や開発コストなど、様々な理由で、同じようにもならないであろうとも考えています。

まぁ、頑張るしかないですわぁ。

ちなみに、化粧品の原料事業は、いくつかの裏方をさせていただいております。また某原料で、新プロジェクトがスタートしました。
今回は、いろいろと勉強できそうです。非常に楽しみです。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。