今回は、タイトルの通り、ジオスゲニンの有効的な摂取方法を紹介です。

ジオスゲニンは、水に溶けにくく油に溶けやすい特徴があります。
吸収を高め、ジオスゲニンのチカラを最大限に高めるためには、油と共に摂取するのが望ましいです。
ジオスゲニンの場合、その点が富山大学の研究で実証されています。

このような成分は、健康食品素材/成分の中には、いくつか存在します。
代表例がウコンのクルクミン!

まぁ、こういった素材/成分は、ソフトカプセルに加工するのが理想的です。
一方、ジオスゲニンの商品は、錠剤やハードカプセルの商品が多いのも現実です。

そういった商品をご購入の方は、

食事中や食後すぐに飲む
ビタミンE、魚油(DHA)や亜麻仁油などの油脂サプリと一緒に利用する
炒め物に振りかける
米油と共に炊飯
※味が無い商品が好ましい

というお召し上がり方をしていただくのがオススメです。

富山大学の研究(マウスでの試験)では、水と油に加えて血中と脳中のジオスゲニン移行量を比較しています。結果、油の方が早く血中濃度が上がり、脳への移行量も多いことが示されています。

このデータを紹介すると、錠剤やカプセルでは意味がないのか?という質問が届きます。
実際、水でも血中や脳中の移行が起こっておりますので、錠剤やハードカプセルで摂取しても全く意味がないことはありません!
ただし、ソフトカプセルでの摂取が一番確実です。

ちなみに、ヒトでの摂取は、動物試験と異なり、食事の影響が起こりやすいです。その違いは、血中まででしか判断できませんが、ヒトで検証してみるしかないと思います。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。