終息しつつあるプエラリア・ミリフィカによる健康被害の問題を総括しようと思います。

まず、なぜ、この問題が2015年から健康被害が増えたのか?

理由は、ECでプエラリア・ミリフィカ配合量の勝負を各社で始めたからと考えております。
多いものでは、1日あたり400mgもプエラリア・ミリフィカを配合しています。

一応、いくつかの原料メーカーは、1日あたり100mg以上の摂取を推奨していないです。
明らかに過剰摂取させている商品が存在していたため、健康被害が生じたと考えられれます。

次に、こういった健康被害の可能性がある商品は、今、どうなっているか?

こういった比較サイトが一番参考になります。
比較サイト http://ourchanginglives.net/
今でも、販売されています!
ここの比較サイトは、ご丁寧に、プエラリア・ミリフィカの配合量まで比較してくれています。
どの商品が危険かも、一目瞭然です。

まぁ、論文報告を参考にすると、データが無い1日あたり100mg以上の摂取は避けた方が良いでしょう。

未だ追跡型の広告を打っている会社(300mg以上の高配合品)もあり、企業としての倫理観が問われます。

最後に、今後、どのようになっていくのか?

1. プエラリア・ミリフィカが医薬品指定される。→全く販売できなくなる。
2. 原末配合量もしくはプエラリン含有量で上限値が設けられる。

1のケースは、あり得ないことはないです。
近年、アシュワガンダのように、急きょ、医薬品に移った原料も存在します。

2のケースもあり得ます。
エキス末を利用した商品も存在するので、妥当なところ。
1のように市場が全く消し飛ぶよりましかも。
まぁ、そもそも、こういった市場が存在すべきか?という議論は別としての話です。

その場合、原末100mgのプエラリンなどを指標として上限値が設けられると予測しています。

水面下では。
リニューアルを予定している会社さんが増えています。
当然でしょうね・・・。
バストアップサプリは、ECの収益源として、無くせないんでしょうね・・・。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。