前期は、多くの中国向けの商品を作りました。
日本国内で観光客に販売するインバウンド商品、正規で輸入される商品、保税庫を利用して販売される商品、EMSで直送して販売される商品など、様々な形態で販売される商品を作りました。
結果、9割以上の商品が一回の生産で終わりました。まぁ、関税なども変わりましたからね・・・。

でも、1割は、残ってリピート受注を受けていることです。他社さんから話を聞いても、一部の商品は、好調なようです。
そこで、勝ち残っている商品を分析した結果、以下のような傾向が明確になりました。

・中国本土にしっかりした会社がある。
・売り先(販路)を持っている。
体感型の商品(もしくはエビデンス型)である。
日本産の粗原料を用いた粉末商品。
権威が付いている商品。


これらをできるだけ多く満たしている会社さんほど、成功しているようです。
昨日のアミノ酸の記事同様、体感型は、中国でも支持されてるようです。ゴミのような酵素サプリは、弊社の方では全く続いていません。

まぁ、日本の商品に何を求めているか?という点を考えると、当然かもしれないです。
中国の方々は、日本の商品に対して、安全性や品質という信用を求め、爆買いを行われたわけですから。
品質の中には、効果という点も含まれていたのでしょう。
日本人同様、効果が感じられなきゃ、購入するのを止めます。酵素なんて、国営放送で効果を否定されていますから、酵素なら何でも売れるという状況は無くなったのだと思います。

アホみたいな熱も落ち着き、中国向けの商品開発は、第三ラウンドってところでしょうか・・・。

これからは、体感やエビデンスがあり売れるもので販売方法などに合った商品開発が必要になってくると思います。
正規通関しやすいものなど、知見もたまってきています。落ち着いてきた頃だからこそ、チャンスも出てくるのかな?とも感じています。
弊社は、これからも地味にトライしていきたいと思います。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。