健康食品のカテゴリーには、ダイエット食品という大きなカテゴリーがあります。また、このダイエット食品も、いくつかのカテゴリーに細分化されます。

・食事制限をサポートする商品(置き換えプロテインなど)
・燃焼系サプリメント
・吸収阻害系商品※トクホや機能性表示食品を含む
・満腹系商品(グルコマンナンやPI2など)

置き換えダイエットのプロテイなどは、おそらく、スムージーなどに市場を食われているのではないだろうか? プロテインの方が良い商品なんですが・・・市場というものは恐ろしいものです。
なんだかんだで、運動したくなければ、置き換え型のプロテインダイエットに頼るしかないというのが私の持論。米国でも、最終的にプロテインは生き残っている。

このダイエット市場では、どうしても「楽して痩せれる」というクリエイティブにレスポンスが集中します。そんなクリエティブで売っている商品ほど痩せるはずないのに、多くの女子は騙されます。
ダイエットは、基本、運動もしくは食事制限など何らかの努力がないと痩せないですし、トクホなど多少痩せる商品は、余程の肥満の方でないと痩せないです。美意識の高いやや痩せ女性では痩せない。

マーケティング上、ダイエット食品は、痩せても痩せなくても、継続的には購入されない商材カテゴリーです。
なので、販売者さんは、定期購入の縛りを含めたワンペイが鉄則であり、クリエイティブも過激なものになりやすいです。騙してでも、売り切っちゃえば、終わりですから。

近年は、モデルさんのステマ(ブログなどでのステルスマーケティング)の影響で、ファッション要素も入ってきており、美意識が高く、ダイエットの必要性が高くない女子ほど騙されるケースが増えています。
ここ数年では、実は合成甘味料と香料だらけのナチュラル系スムージーが一時代を築きました。
痩せなくてもファッションとして続けさせようという要素がとても厄介・・・。でも、こういった商材は、リピート購入されにくいので、結果として販売者さんは儲からないんですけどね・・・。

本当に賢く、多少のお金がある子は、ダイエット薬(食欲抑制剤などの医薬品)に走ってしまいます。いろいろ騙され続けて、結果、ダイエット薬に行き着くケースが多いです。
これはこれで問題・・・。
ほとんどが、抗うつ剤なので、食欲だけでなく活力も失われます。

最も好ましいダイエット、私の持論は、スポーツ系サプリを賢く利用しながら運動して痩せるべし!です。

スポーツサプリの燃焼系サプリメントは、運動と組み合わせた場合、配合成分と配合量によっては効果があるもの(主にハーブ系)もあります。例えば、シトラスのシネフリン(シネフェリン)などは、効くから健康被害もあるというもの。本当に良い燃焼系サプリは、諸刃の剣でもあります。
ちなみに、ドーピングの関係上、アスリートはハーブ系燃焼サプリはNG。覚醒効果もありますので、いくつかの成分はドーピングのモニタリング成分にもなっています。そこは、気を付けてもらいたい。

スポーツサプリの場合、運動で脂肪燃焼し、基本、運動の効率を高めたりダメージ低減するためにサプリ(主にアミノ酸系やプロテイン系)を利用するのが鉄則です。
その場合、アミノ酸の含有量やコスパなどが重要になってきます。何らかの食品換算の量ばかりを見るのではなく、きちんと、含有量を比べるべきです。以前にも述べた通り、含有量の表示がない商品は、絶対に買ってはいけないです。

現状、パーソナルトレーナーのサプリも盛り上がりを見せつつ、女子の間で鬼トレブームの兆しがあるため、リアルな本格派サプリの時代も忍び寄りつつあります。とても良いこと。まぁ、その隙間を突いた悪いサプリも出て来るでしょうけど。

この格闘技オヤジは、運動で痩せる=ファッションになり、女子達が正しく痩せてもらえることを望みます!

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。