肝機能のサプリは、ウコンを筆頭にオルニチン・肝臓抽出物・葛花という素材がよく利用されます。
最近、肝機能サプリは、ダイレクトマーケティング/通販に適さないと感じています。
ネット通販でチャレンジされた会社さんの話を聞くと、ことごとく失敗されていました。

理由は、完全にマスマーケティングの領域となっているためでしょう。最も強い販路は、やはりコンビニでしょう。
このコンビニという販路において、サプリは、ウコンドリンクに全く敵わないという状況もあります。

さて、市場が大きいと言われている肝機能のサプリ、コンビニ以外では、どういった販路で売れているのでしょう。様々な市場から分析すると、以下のような市場で売れています。

地方のドラックストアー
→シニア層
イメージ:4リットルサイズの焼酎で毎晩晩酌する男性(奥さんが旦那さんに飲ませている)

サプリは、この市場が最も強く、成熟度が高い素材しか売れず難しいものが売れないのが現状です。
これ以外に、売れる販路は、ないのでしょうか?

私は、まだまだ隙間はあり、新たな市場を開拓することができるだろうと考えています。
その1つが、30代女性の市場。
この30代女性は、弾けて飲んでも次の日のお酒ダメージが少ない、元気になる(疲れている姿は見せたくない)、キレイになりたいという願望があります。一方、どんなにカロリーオフになっていても、栄養ドリンクのような商材の利用は好みません。
実は、こんな市場には、肝機能サプリが適していたりします。ただし、見せ方を変える必要があります。

この世代(30代)の女性が好むナチュラルで優しいイメージ(例:ボタニカルなどの文言)の商材であったり、活力の先にある美容を訴求した商材である必要があると思います。
その要素を兼ね備える葛花(野葛(花)抽出物)などは、これから市場創出していくには良い素材だと考えております。

加えて、通販で販売する場合、ターゲット層が好む世界観やテイストを演出できるようなクリエティブが作れることが重要だと思います。

体感もある良い商品は、必ず生き残っていきます。
そんな商品を頑張って作り続けれればと思います。がんばります!

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。