美容サプリは、なんだかんだで、ニーズや市場規模を考えると、販売者さんは、いずれ狙っていかなければならない市場です。
弊社は、アンチエイジングをテーマとした原料を取り扱うので、美容サプリは得意な分野。
特に、私は、化粧品会社出身でもあるので、個人的に得意な分野でもあります。

美容サプリと言えば、プラセンタ・コラーゲン・ヒアルロン酸が代表的な素材です。そして、それらに次ぐ素材として、プロテオグリカンやエラスチンが存在します。
さらに、それらをサポートするような美容素材が多数存在します。

美容サプリでレスを取るためには、どういったクリエイティブ要素が必要なのでしょう?
今回は、その要素について、解説してみたいと思います。

まず、美容サプリは、美容という抽象的なものなので、デザインや商品名・成分名などで美容サプリであることを表現しなければなりません。もちろん、関連法規上、問題ない形で。

デザインなどは、ピンク系が好まれます。
そして、商品パッケージには、イメージ素材として、プラセンタ・コラーゲン・ヒアルロン酸が代表的な美容素材の名前を組み込むと、より美容サプリであることが伝わります。
まぁ、美容素材を数だけ入れて数のクリエイティブだけをイメージさせる商品もありますが、化粧品ではなくサプリメント/健康食品ですので、きちんと量のクリエイティブが表現できるような商品設計が望ましいです。

さて、レスを取っていくためには、ここからが重要です。
まず、きちんと差別化ポイントが明快になっており、消費者の心を引き付けるフックとなるようなクリエイティブが求められます。

今までの事例と現状を紹介すると、

プラセンタ:胎盤換算の多さ(大量の胎盤から抽出されている)→擦り切れてしまい、すでにレスが出ない。
プラセンタ:生の表現→サプリの最大手が原料メーカーを買収したので、好んで利用されなくなった。
コラーゲン:低分子(吸収が良いことをアピール)→多くの会社が採用し過ぎて、レスが出ない。

という感じなります。
主材で差別化を図るのは、なかなか難しくなってきています。弊社でも、穴を見つけつつ、主材でも差別化になるような提案を心がけております。
主材は、どうしても量のクリエイティブに行き着きがちなので、原料仕入れの段階からノウハウが求められるかな・・・。

こうなってくると、副材で差別化を図るのが得策です。
できるだけエッジが立っているクリエティブが表現できる素材ほど良いと思います。なので、最近は、その副材のクリエティブ開発にも、力を入れております。
昨日の野葛イソフラボンも、その一例です。

私の持論の通り、特に窓口商品の場合、勝ち残っていくためには、少しでも商品設計の段階でレスが取れるクリエティブを作れるようにしておく必要があります。
それが弊社の役割でもあります。
顧客の成功がなければ、弊社の成功もありません。
気合を入れて、頑張り続けます!

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。