今までは、いろいろ調べて頑張るが故に、失敗してしまうケースの紹介でした。
今回は、その全く逆のケースです。

我々は、顧客の要望に応えつつ、売れる要素を商品設計に加えながら商品を製造しております。

でも、最終的にサポートし切れない部分も存在します。
例えば、それは、販売価格(原価率)や販売方法の部分です。まぁ、サポートできても、この部分はサポートしない方針でもあります。行ってもアドバイスまで。

ちなみに、過去、以下のようなケースがありました(私の経験)。

・量販店で販売されているようなビタミン・ミネラルサプリを定価5800円で販売(市場価格との不一致)
・ガンが治るサプリとして通販展開(薬事法に抵触しないように販売が難しい)
・ポスティングで6800円のサプリ販売(媒体の不適正)
・アルミ袋仕様で定価6850円(適正包装資材のミス)
・商品を含む総予算50万円で通販をスタート(集客予算の不足)
・最小ロットから原価率15%に設定(適正原価率の時代錯誤)

まぁ、前半の方は、市場を少しでも知っている方からすると笑える話かもしれません。
でも、こういった要望は、普通に届きます。
笑ってはいけないのです!
弊社の特徴だと思いますが、こういったケースの場合、顧客が不幸になるので、きちんと理由を話して方向性を見直ししてもらっています。最善を尽くします。それでも強行される会社さんに対しては、お断りさせていただくこともあります。

媒体の適正については、時代によって変化します。
昔は、インターネットでグルコサミンなどの関節サプリを売るのが媒体不適正でしたが、ここ最近、なしではない(すなわち、あり)という状況になってきました。

予算についてですが・・・これは商品開発と関係ないようで、実は密接な部分。予算によって、作るべき商品は異なってきます。よほどニッチな市場を狙わない限り、競争も激しくなりつつあるので、多少なりとも必要だと思います。
商品を作ってしまったら、広告費がなくてもインタネット上で売れるだろうと甘い考えで市場参入されようとされる方は、正直、少なくありません。
ECの場合、最低限、ランディングページを作っていかなければなりません。まともにレスが取れるようなランディングページを作るため、制作に20~40万円くらいは投じたいところです。ショッピングカートも、高機能のものはそれなりにします。
私の持論ですが、基本、リスティング広告やアドネット系広告でCPAが3000円を切るようなランディングページに作り込めないと、広告予算を過剰に投じる必要はないと思います。一方、このテストだけで最低300万円(月100万円×3ヶ月もしくは月60万円×5ヶ月)くらいの予算があるべきだと思います。

原価率についてですが、これは、市場見ずに販売コンサルさんの受け売りで設定されるケースが多いです。正直、販売のコンサルさんも、コンサル的に動かれている広告代理店さんも、基本的に商品製造のプロではありません。
そもそも、いくつの個数で製造するか(;製造ロット)によって原価が異なり、最小ロットで作った場合は当然高いです。当然ながら、最小ロットでの適正原価率と経済ロットでの適正原価率というものが存在します。経済ロットでならまだしも、最小ロットから15%設定すると、正攻法で勝負する場合、よほど販売が上手くなければ商品は売れません。

また、以前にも述べましたが適正原価率15%の神話は崩れ切っています。商品の適正原価は商品のライフサイクルによって決まり、売れている商品は、年々原価率が上がっています。
都合が悪いので、この現実から目を背ける方がいらっしゃいます。例えば、広告代理店さんからキックバックもらってるコンサルさんなど。
量販店ビタミン・ミネラルの原価率は50%を超えてますし、売れているビルベリーサプリの原価率は30%を超えてます。しかも、かなり多いロットで製造して。
原価率設定も含めた商品設計を行う場合、市場の変化をよく見なければならんのです!

こんな競争が激しい時代になってきています。
同業の仲間の話を聞いていても、10の案件が舞い込んで商品化しても、1もしくは2の商品しか生き残らない時代です。弊社の役目は、その生き残る商品を3、4、贅沢言えば5以上と、少しでも率を高めることです。
そのためには、度を越えない程度にアドバイスいたしております。
市場は、先日も述べた通り、見えている部分だけが真実とは限りません。そういった点も注意しながら、最善の商品開発を行っていただきながら、ビジネスの成功を導いてもらえればと思います。