先日、抗加齢医学会総会に参加してきましたが、長寿遺伝子(サーチュイン)と腎臓の関係などに興味があり、聴講させていただきました。

低糖質ダイエットを非難するものではないのですが、低炭水化物・高たんぱく質の肝臓への負担を動物試験の結果で示されていました。
そして、低たんぱく・高炭水化物が腎臓の観点より、長寿には良い点なども報告されていました。

そこで、感じたこと。

・低糖質&高たんぱく質の肉食ダイエットなどは、効果はある。
・動物性のタンパクは、確かにマイナス面もあるだろうが、プラス面もあるだろう。まぁ、だから米国では植物性タンパクが支持されるのであろう。
・動物実験の結果は、必ずしもヒトには置き換えれない。
・でも、極端に高たんぱくオンリーの食事に偏るのも必ずしも支持できない。
(お店にも農家さんにも失礼なので、お寿司屋さんではネタだけでなくご飯も食べましょう!嫌なら、刺身を頼みましょう。)
・まぁ、高タンパクばかりを続けるのではなく、たまには腎臓を休ませてあげるのも大事なんだろう。

私は、夜に糖質を多少制限していますが、朝や昼は、制限していません。
ハードなトレーニングが日課なので、糖質も取らないと、問題も生じる可能性が出てきているためです。先日の健康診断でも、中性脂肪が低過ぎて注意を受けています。

30歳を超え始めて定期的に運動できないのであれば、多少なりとも、糖質を制限した方が良いと考えます。夜だけでも控えた方が良いと思います。

また、私の持論ですが、朝は糖質制限しない方が良いと考えています。朝食を抜くなんて、以ての外だと思っています。やっぱり、脳も糖不足になり、力も出ないです。
ちなみに、私の場合、たんぱくは、植物性に限らず、魚の中でも重金属の少ない近海青魚(鯵・鯖・鰯)を推奨しています。EPAやDHAもバランス良くたっぷりですからね。
(日本古来からの食生活と腸内細菌の関係に着目しています。)
あと、多年魚の底魚や生態系上位の魚は、重金属を始めとした汚染物質が気になるので、少々避けています。だから、子供達は、マグロを食べさせてもらえない♪

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。