弊社のOEM顧客層は、健康食品の商品化未経験のお客様が8割(残りは私の人脈関係の紹介、比較的大口)であり、そういったお客様を分類すると、以下のようになります。

1. 全くノープラン。販売方法も決まっていない。
2. 大まかな販売方法は決まっている。でも、どういった商品を作ればよいかわからない。
3. 完全に販売方法は決まっている。商品のイメージもできている。どうやったら勝てる商品が作れるかを模索中。


当然ながら、1の顧客は、問い合わせから商品化までに時間がかかります。一方、成約率も比較的高いという現実もあります。ただし、お客様の成功という観点では、他力本願の顧客が多く、なかなか成功しにくい顧客特性があります。世の中、そう甘くありません・・・。

一番、弊社が得意なのは、2の顧客層です。
制作会社さんや広告代理店が深く絡んでいる会社さん、もしくは別(例:化粧品)の物販を行っている会社さんが多いです。ハマれば、長いお付き合いになる顧客層でもあります。
一方、会社さんによっては、案件だけを盗んでしまうので、注意が必要な客層でもあります。弊社が提案した商品設計を関連会社や協力会社に依頼されて、その事実が露呈することも少なくありません。
なので、そういった点を加味した商品設計と提案が重要になってきます。正直、私は、お客を見て、商品設計を変更したりします。企業防衛として、大事なことだと考えております。

3の顧客層は、すでに健康食品の事業をなさっている会社さんがほとんどです。シンプルに価格だっけだったりしますので、YesNOの判断が早いです。
弊社の原料を配合した提案がマッチすれば、すぐに決まります。そして、弊社のノウハウを活かしていただいた場合など、リピート注文をいただける確率が最も高い顧客層だったりもします。

以前(比較的人気記事♪)も述べましたが、2や3の顧客層は、販売を加味して商品を作ろとされるので、理想論で商品を作ろうとされる場合もあります。そこは、営業力で調整するしかないところです。

1のような顧客層も多いので、顧客の成功に貢献していくためには、必然的に顧客育成というものが必要になってきます。
その育成については、商品設計の際のインタビューと左サイドにも紹介されているホワイトペーパーなどのような資料で行うようにしております。たまに、ロジの業者を紹介したりもします。
(あくまで商品供給業務の仮定での育成であり、実務的な販売サポートは一切いたしません。)
インタビューの段階で、顧客が販売を意識できるマニュアルとなっていますし、OEM問い合わせフォームも、そういった要素が反映されています。

まあ、強制はいたしませんが、基本、商品設計以外の点では、顧客のターゲティングと価格戦略、適正メディアの選定でほぼ勝ち負けが決まっちゃうんですけどね・・・。

女性スタッフがインタビューして、私が適正な商品設計をすることも多いです。弊社に所属すれば、必然的に販売を意識した商品作りが身についてきます。私や社員間でもスキルに差はありますが、顧客が満足いただけるサービスが均一に提供できるような体制を目指しています。
日々進化しなければならないので、大変ですが、頑張っていきたいと思います!

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。