弊社は、関連会社にGMP工場を持ちつつも、大手の受託加工会社ではありません。
その分、マーケティング力と自社原料(協力会社の原料)を持つことが最大の特徴であるOEM会社です。そういった会社なので、各原料は、コンプライアンス重視でクリエイティブ開発も行っています。

ちなみに、協力会社さんの原料は、商社価格で仕入れさせてもらっているので、OEMで利用した場合、コストメリットも生じさせることが可能です。自社原料は、当然ながらコストメリットが生じてしまいます。そこは、仕方ないのかなぁと思っています。

こういった特徴の会社であるため、当然ながら、向き不向きの顧客が存在します。
私の個人的な感覚ですが、中小企業と大手さんの新規事業(新規参入)には向いていると考えています。

反対に、大手さんでも、製薬メーカーや大手食品メーカーさんは、向いていないでしょうね。
これらの会社さんは、必然的に、社内で商品開発を行っていける体制もありますし、自社原料を持っていらっしゃる場合もあったり、また会社のコンプライアンスなどを加味すると、大手の受託加工会社さんに製造を依頼せざる負えません。
なので、こういった会社さんには、基本、原料供給までという方針で運営しております。
(過去、マーケの部署と商品開発を進めたら、商品開発の部署の面子を潰してしまうこともありましたからね・・・。そこは、難しいですわぁ・・・。)

背伸びもしないで、一緒に成長できる会社さん(顧客)に限定して、丁寧な対応で顧客の満足度を高めていければ良いのかな?と考えています。
販売サポートに関しては、販売教唆にもなりえるので一線を引かなければならず、(特に私は)商品のプランニング以外は、通販の構築マニュアルの提供とクリエイティブサポートまでと決めています。
結構、ドライに線引きしています。
距離感を大事にしています。

これからも、良い仕事をしつつ、お客様の成功に貢献できればと思います。
そのためには、常に市場の変化を捉えつつ、ベストな商品戦略を模索していく必要があります。
努力に終わりはなさそうです。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。