先週水曜日、仲間から某原料メーカーさんの売上が過去最高だったという情報が入りました。
要因は、プロテオグリカン(鮭鼻軟骨抽出物)の売上が伸びたためと言われております。

確かに、弊社でも、鮭鼻軟骨抽出物の供給量も伸びましたし、弊社OEMでもいくつも商品を作らせていただきました。
秋口は音沙汰なかったですが、年末辺りから市場が活発になったような感じがします。
何だかんだで、プロテオグリカンの市場は伸びているんでしょうね。

市場が伸びていることは、非常に喜ばしいことです!

私の予想ですが、大手の飲料メーカーSさんの商品が売れているのだろうと考えています。
その会社さんは、ロコモ系サプリと美容ドリンクの2品を販売中ですが、おそらく、美容ドリンクの方が伸びているんでは?と考えています。
理由は、Sさんの美容に特化したプロテオグリカンの説明ページです。作用機序(免疫寛容による抗炎症)が難しいため、Sさんでさえクリエイティブに無理がありますが、美容に良い素材であることは、消費者に植え付けれていると思います。
また、ロコモ系サプリは副材でも、美容ドリンクの方は主材です。配合量は美容ドリンクの方が多いです。

プロテオグリカンは、コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンに次ぐ第四の肌成分ですからね。
マーケティング上、関節(ロコモ)より美容の方が部があるのかもしれません。
コラーゲン同様、マーケティング(クリエイティブ)のチカラで、上手く売りやすいんでしょうね。

一方、このプロテオグリカンは、作用機序以前に、ものが難しいです。
私の場合、プロテオグリカンを説明する場合、ヒアルロン酸を幹としてコンドロイチンの葉っぱを持つ枝全体(葉を含む)がプロテオグリカンという表現をしたりします。
proteoglycan

さらに、弊社の場合、日本人は生という表現が好きなので、生の形のプロテオグリカンという表現を強調しております。
そういった生の表現が可能にするための広告考査の通し方も確立されております。

どの素材もライフサイクルが成熟期に移行する中、まだまだ可能性が残された素材だと思います。
弊社としても、どんどん良い商品を増やしていきたいと思います。

ただし、このプロテオグリカンというか鮭鼻軟骨抽出物(導入期と成長期初期のはざま素材)の商品設計にはコツがあります。以前にもロコモ系サプリの商品設計のコツを紹介しているので、是非、参考にしていただければ幸いです。
>> 鮭鼻軟骨抽出物(非変性Ⅱ型コラーゲンやプロテオグリカン)は設計次第!
美容の設計は、今、模索中です♪
がんばって良い設計を生み出したいと思います!

☆ホットなニュース
プロテオグリカンは、熱分解するのが一番の問題。そうすると、ドリンク・ゼリーに応用しにくい。
ようやく美容ドリンク・ゼリーへの応用の目処がついてきました♪
まあ、そんなに技術的なハードルは高くない。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。