先日の記事で「重合って何?」という質問がありました。
ブドウやワインで表現するとわかりにくいので、お茶を例に、紹介したいと思います。これは、営業トークで話すことが多いのですが、結構、喜ばれるネタです。
まず、みなさん、緑茶、烏龍茶、紅茶、プーアル茶って、何が違うと思いますか?
茶葉の品種?
茶葉の部位?
茶葉の産地?
いや、すべて同じです。
これらが違うのは、発酵度合い(製法)です。
ちなみに、中国では、発酵の度合いが低い順に「緑茶」「白茶」「黄茶」「青茶」「紅茶」「黒茶」に分類されます。
烏龍茶は青茶、プーアル茶は黒茶に分類されます。
ちなみに、私は、中国茶にハマったことあるので、中国茶には詳しいです。
白茶は、私が最も好きな中国茶で、甘みのある芳香な香りが特徴です。白毫銀針などが有名です。
青茶は、鉄観音・黄金桂・水仙など様々なものがあり、味や香りに幅があります。凍頂烏龍茶、高山茶、黄金桂は、華やかな香りが特徴です。
黒茶にも、散茶と餅茶があります。餅茶の方が、完全発酵の度合いが強く、土臭さも強いです。
発酵がされていない緑茶は、単量体のカテキン・タンニンが多く含まれます。
茶葉の発酵を行うと、このカテキン・タンニンが結合し始めます。それを重合と呼びます。
2つ結合した重合体を2量体
3つ結合した重合体を3量体
4つ結合した重合体を4量体
と呼びます。
緑茶<白茶<青茶<黒茶の順で重合度は高まります。
黒茶レベルになると、10個以上結合した高分子の重合ポリフェノール(;プロアントシアニジン)なってしまいます。
ポリフェノールの重合度が高まると、脂肪吸収阻害の機能性は高まります。
黒烏龍茶が脂肪吸収阻害する所以です。
同様なことがワインの発酵過程でも起るのです。
ワインの発酵過程では、最も健康に良いとされる2~4量体(OPC;オリゴメリックプロアントシアニジン)が多くできます。そして、ライトボディよりフルボディの赤ワインほど、その含有量が高く、健康に良いとされています。
また、OPCは、赤ワインだけでなく、フランス海岸松の有効成分です。
強い抗酸化力で、血管や心臓を守ります。
非常に信頼できる成分なのですが、ちょっと難しい成分でもあります。新機能性表示制度のタイミングなどで、是非今後、OPCの市場が広がればと思います。
ブドウやワインで表現するとわかりにくいので、お茶を例に、紹介したいと思います。これは、営業トークで話すことが多いのですが、結構、喜ばれるネタです。
まず、みなさん、緑茶、烏龍茶、紅茶、プーアル茶って、何が違うと思いますか?
茶葉の品種?
茶葉の部位?
茶葉の産地?
いや、すべて同じです。
これらが違うのは、発酵度合い(製法)です。
ちなみに、中国では、発酵の度合いが低い順に「緑茶」「白茶」「黄茶」「青茶」「紅茶」「黒茶」に分類されます。
烏龍茶は青茶、プーアル茶は黒茶に分類されます。
ちなみに、私は、中国茶にハマったことあるので、中国茶には詳しいです。
白茶は、私が最も好きな中国茶で、甘みのある芳香な香りが特徴です。白毫銀針などが有名です。
青茶は、鉄観音・黄金桂・水仙など様々なものがあり、味や香りに幅があります。凍頂烏龍茶、高山茶、黄金桂は、華やかな香りが特徴です。
黒茶にも、散茶と餅茶があります。餅茶の方が、完全発酵の度合いが強く、土臭さも強いです。
発酵がされていない緑茶は、単量体のカテキン・タンニンが多く含まれます。
茶葉の発酵を行うと、このカテキン・タンニンが結合し始めます。それを重合と呼びます。
2つ結合した重合体を2量体
3つ結合した重合体を3量体
4つ結合した重合体を4量体
と呼びます。
緑茶<白茶<青茶<黒茶の順で重合度は高まります。
黒茶レベルになると、10個以上結合した高分子の重合ポリフェノール(;プロアントシアニジン)なってしまいます。
ポリフェノールの重合度が高まると、脂肪吸収阻害の機能性は高まります。
黒烏龍茶が脂肪吸収阻害する所以です。
同様なことがワインの発酵過程でも起るのです。
ワインの発酵過程では、最も健康に良いとされる2~4量体(OPC;オリゴメリックプロアントシアニジン)が多くできます。そして、ライトボディよりフルボディの赤ワインほど、その含有量が高く、健康に良いとされています。
また、OPCは、赤ワインだけでなく、フランス海岸松の有効成分です。
強い抗酸化力で、血管や心臓を守ります。
非常に信頼できる成分なのですが、ちょっと難しい成分でもあります。新機能性表示制度のタイミングなどで、是非今後、OPCの市場が広がればと思います。
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