以前より、フィトケミカルって良く聞くけど、良くわからないという声がありましたので、今回、健康食品のフィトケミカルマップを作ってみました。

フィトケミカルマップ

基本、ポリフェノールとは、総称です。
ポリフェノールは、単量体のものと重合体のものに分けられ、単量体の中でも、フラボノイドという区分が存在します。その中に、カテキンやアントシアニン(ブルーベリーなど)、イソフラボン(大豆や葛花など)などがあります。

こうやって区分すると、名前は似ていますがアントシアニンとプロアントシアニジンが大きく違うことがわかります。
プロアントシアニジンの中でも、タンニンの重合度によって、2~4量体のOPC:オリゴメリックプロアントシアニジンなどが区分されます。米国では、このOPCが重要視されます。

フィトケミカルには、その他にニンジンのβカロテンやマリーゴールドのルテインなどのカロテノイド、ニンニクのアリシンやブロッコリーのスルフォラファンなど硫黄を含んだ硫黄化合物、高麗人参のジンセノイドや山芋のジオスゲニンなどのサポニン、キノコのβグルカンのような多糖類などが存在します。
また、茶のカフェインやカカオのテオブロミンなど、アルカロイドという区分も存在しますが、今回は入りきりませんでした。今回は、あくまで代表的なものです。

是非、参考にしていただければ幸いです。

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。