発酵プラセンタエキス末を使用したサプリ(ハードカプセル)の試作結果が届きましたので、ご報告です。発酵プラセンタエキス末を20%配合した複合サプリは、全く問題ない結果でした♪

同時に、発酵プラセンタエキス末単体のカプセル充填をラボレベルで行ってもらいました。
ん~、そちらは、余り思わしくなく、本原料を単体で配合する場合、非常に吸湿性が激しいため、50%くらいもの賦形剤(主にビール酵母)を配合する必要性が示されました。
二酸化ケイ素やステアリン酸カルシウムを使えば、賦形剤量を30%強くらいまで抑えることができても、固結する可能性があるので、あまりオススメできないとのことでした。
強行するとどんな状況になるかというと、カプセルの中で、内容物が水分を吸って縮み、中でカランコロンします。

私の予想である「発酵プラセンタエキス末の配合推奨量:25%未満」は正しいかのように思われます。

また、このプラセンタエキス末のハードカプセル商品全般に言えることなのですが、その原料吸湿性が悪さし、高配合した場合、カプセル割れを引き起こしやすくなることがあります。
20%以上配合し、特にアルミ袋仕様にした場合、割れる可能性が非常に高いです。
その場合、乾燥剤を入れなければ解決するので、最初から乾燥剤を入れない仕様を検討した方が良いです。

その他にも、ビタミンC(※アスコルビン酸カルシウムならOK)は、メイラード反応を起こす可能性が高いため、同時配合しない方が良いなど、気を付ける点もいくつかあると思います。

この原料は、まだまだ発展途上です。
クリエイティブ開発もこれからです。
さあ、どう料理できるかが非常に楽しみな原料です♪

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。