ここ最近、今年の注目の素材は、やっぱり、プロテオグリカンなのかな…という気持ちが強くなりつつあります。
風向きが変わり始めたかな?と感じています。

サントリーさんも、美容ドリンクに続き、プロテオグリカン配合の関節サプリも販売開始されるらしいですし・・・。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130514-00000003-maibz-ind

そもそも、プロテオグリカンとは、何でしょう?
みなさん、聞いたことがない方も多いのではないでしょうか?

まず、プロテオグリカンを、イラストにしてみました。
プロテオくん

イラストのように、コアたんぱく質にコンドロイチンなどの羽を複数持ち、両末端に活性部位を持つ糖たんぱく質です。
コンドロイチン素材は、羽根の部分だけを分解抽出しています。
このプロテオグリカンを壊さずに抽出することは、とても難しく、近年、それがようやく可能になりました。
過去、牛の気骨軟骨から抽出され、なんと!1g3000万円もした時代もありました。
プラチナやゴールドより高いって、どんな成分なんでしょう♪

ちなみに、このイラストは、私が手書きラフを書き、デザイナーさんにかわいく仕上げてもらったものです♪

さらに、この素材の特性を探ってみたいとおもいます。
この素材の長所と短所は、以下のように考えます。ざざっと、書きなぐってみました。

<長所>

・少量で効果が期待できる。たくさん飲む大変さがない。
 1日1粒設計も可能。 現在使用している商品と合わせて利用することも可能。
・糖尿病の方でも気にしないでご利用いただける。
・カニ・エビ:甲殻類アレルギーの方でも利用できる。
・一ヶ月以内と、効果が比較的早く示される。早いと1週間以内。
・海外には存在しない、国産原料である。
・関節だけでなく、美容にも良い。

<短所>
・熱変性しやすいので、加工方法が限られる。
・さけ(アレルゲン表示は非必須)アレルギーの方が利用できない。
・他の素材同様、効果に個人差がある。
・ものが難しすぎて、クリエイティブ表現が難しい。
・薬事法に抵触しないようにクリエイティブ表現するのが大変。
・効果や作用機序について、未知の部分が多い。

参考文献:
奇跡の新素材 プロテオグリカン: 驚異のアンチエイジング効果 (小学館101新書)

そして、成功のキーワードは、
美容とロコモ(関節)の二面性販売
だと思います。
その時、アンチエイジングというテーマと大義名分は、なにかと便利でしょう。

さて、このプロテオグリカンの市場がどのように変化するか、非常に楽しみです。
弊社もプロテオグリカンの素材を供給しているので、その市場の変化がダイレクトに感じれるでしょう。
さあ、がんばって、良いクリエイティブ案を考えないと!

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。