ここ最近、どんどんマーケティング寄りの商品開発を意識するようになっています。
その一端をご紹介いたします。
例えば、私がどんな健康食品を作りたいかをインタビューする時、必ず、以下の項目を質問いたします。

 ・販路や売り方(通販なら、広告媒体や具体的な手法まで)
 ・一番売りたいターゲット像:年齢、性別、家庭環境など
 ・商品の位置付け:窓口商品、クロスセル商品、アップセル商品など
 ・売り込みたい要素:例)美容、関節、アイケアなど
 ・使用したい原料
 ・希望の剤形(カプセル、ドリンクなど)
 ・希望の包装形態(プラボトル、ビンなど)
 ・イメージしている競合商品
 ・希望の下代(弊社からの供給価格);希望コスト

さらに、普通の受託加工屋さんや企画屋さんではありえないことだと思いますが、以下のようなことも、チェックします。さりげなくですが。

 ・予算と売り方の適合性
 ・異業種の場合、本業の情報
 ・健康食品事業を行う上での自社の強み
 ・経営者や売る側の考え方や理念
 ・原価率設定に関する考え方
 ・既存販路など、販路や独自の集客方法の有無。

例えば、通販であっても、テレマ中心で売るのと、ネット中心で売るので手は、商品価格(上代)も含め商品設計に天と地ほどの差があります。私の場合、売るシチュエーションによって商品設計も変えていかなければならないと考えています。

また、低予算の中、販路や独自の集客方法もない中、新聞や折り込みチラシによる集客で勝っていくには、無理があります。無謀にも程があります。
未経験であることは大歓迎ですが、余りにも勉強しないで、健康食品ビジネスを甘く考えている方の案件に関しては、丁寧にお断りさせていただくこともございます。

それは、私が常に追い続け目指しているものは、”商品が売れる”ということだからです。
すなわち、”お客様の成功”です。
それに尽きます。
それが、弊社にとっても成功の道だと考えます。
そのために、上記のようなインタビューをして、お客様が少しでも成功に近づけるようなサポートを商品設計段階から行うのが私の役目だと考えています。
やるからには、最善を尽くします。
一方、お客様との考え方が合わなかったり、WinWinな関係が難しいのであれば、無理に仕事を行おうとすることは、双方にとって不幸(時間の無駄)だと考えます。

自社の一時的な利益を考えず、その目指すものに固執し続けることは、常に努力が肝心です。
常にマーケットの変化を感じ、売れる商品を作るためのノウハウを蓄積しなければなりません。
自分達だけのオンリーワンを目指して。
さあ、これからも日々努力して、がんばります!

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。