昨年、薬事法でEC会社数社が摘発されたことから、昨年末から末端のネット販売会社さんが商品を作る動きが加速化しています。
作るのは簡単。
でも、売れる商品を作らなければ意味がないと思うのが、私の性格です。

私は、常に、クライアントのことを考えて商品設計しているか?を大事にしています。
結局、クライアントが失敗すると、こちらもリピート受注できません。
基本的に、初回納入時は、人件費的なことを考えると、トントンもしくは赤字です。
リピート受注を受けることで、我々の収益につながります。
したがって、我々も収益を上げるために一番重要なのは、クライアントが成功できる商品を提供することです。一次的に収益を上げるため、会社都合で売りたいものを売るのではダメなのです。
例え、クライアントとバトルになっても、自己満足の商品でないか?売れる商品であるか?をトコトン協議すべきと考えます。

さて、話を戻し・・・
ネット通販(EC)向け健康食品の開発のポイントを考えてみると、以下のようなポイントがあると思います。

☆ネット通販(EC)向け健康食品開発のポイント
・他の販路と同様、薬事法の縛りがあり、エビデンスの表現できない。そのため、①成分量 ②製法の特徴 ③コストパフォーマンス の勝負になりやすい。
・比較されやすい販路なので、より競合を意識した商品開発が必要。
・徐々に購入年齢層が上がりつつあるが、顧客の中心が20代30代であり、売れる商品ニーズが限定される。
・リピート率が悪い販路なので、なるべく、メディアレーション(売上÷広告費)が1を超えることができる商材が好ましい。
・コンプレックス商品のニーズが高い。ただし、メジャーなコンプレックス解消ニーズの商品は飽和状態である。

基本的に、市場が飽和しつつある状況下、販路によって原料の選定も最適化していかないと商品が売れない時代になりつつあると思います。
最低限、オープンな市場orクローズドな市場で販売するかによって最適化すべきです。

市場から求めらるものもステップアップしているので、我々は、常にその先を捉えていかなければならないです。
本当に、日々努力です。
さあ、がんばろっ!

この記事の筆者:栗山 雄司 (博士)

株式会社アンチエイジング・プロ 常務取締役 COO / SloIron Inc. 取締役 技術アドバイザー / 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員

kuri photoM2 広告にも精通し、日々、売れる商品(;顧客の成功)のことを考え、健康食品サプリメントの機能性原料開発やOME製造を行っています。