雑草魂🌱栗山雄司.🥋🥊

機能性食品素材の原料販売と健康食品サプリメントOEM製造を行うアンチエイジング・プロ COO、格闘系オヤジ🥋栗山雄司.のブログ。 大学や提携医療機関と共にフェリチン鉄やジオスゲニンなどの臨床研究を行いながら、当社にて営業・学術・集客・輸出入実務・特許戦略・人事など、幅広く担当する。

仕事ではマーケット情報や学術情報をまとめながら、会社のフォーミュレーターとして、日々、健康食品サプリメントを作ってます。
近年は、機能性表示食品にも力を入れております。

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原料の定性分析(基原の確認)と同一性試験

機能性表示食品の制度は、今年、定性分析(基原の確認)の部分が強化されています。私も、その対応に追われています。
ぶっちゃけ、半分くらいの既存の機能性表示食品は、対応できないのでは?と思ってしまう内容です。
かなり、レベルの高いものが求められています。
実際、海外の機能性表示食品は論外で、トクホより厳しいんでは?思っちゃうくらいです。

そして、消費者庁の8月22日の調査結果を、この定性分析や基原の確認の部分も含みながら、Fidesさんがわかりやすく紹介されていました。

ネットショップ CS情報局
4年目に入った機能性表示食品制度品質管理の課題とは(2)。届出後の分析実施状況(アンケート調査編)


基原の確認を行うため、定性分析を行うのだが、実際問題、原料は、以下の2つのどちらかに区分されるだろう。

毎回の確認できるもの
毎回の分析が困難なもの


前者のものは、HPLCによる定量分析が良い例で、定量分析と同時に定性分析(基原の確認)ができるケースなどが代表例だと思います。
例えば、基原の確認にポリフェノールのパターンを用いるケースや、分子量の幅を用いているケースなどです。

後者は、遺伝子解析や特殊なHPLCなど特殊な分析で定性分析が行われているケースです。
原料を毎ロット管理することは難しいでしょう。

まして、原料納入の段階でのOEM会社による毎回確認は、前者であっても、かなり難しいだろう。ただし、東洋新薬さんの葛花抽出物のようなOEM会社の自社原料であれば、話は別だが・・・。
なので、原料メーカーが、毎ロット行えるのが良いのだろう。
それはそれで大変。国内製造している原料メーカーは容易でも、今までの輸入原料商社(一部を除く)では対応しきれないでしょう。

ぶっちゃけ、性悪説の観点で、基準設定されているような感じがします・・・
完全に認可制であり、メーカーの自己責任の部分は、どこにあるのだろう?と思ってしまう。

一方、cGMPの基準には、原料受け入れの際の同一性試験(同一性確認)というものも含まれています。
私の個人的な見解だが、基原の確認・保証より、この同一性試験を組み込むべきだったと思う・・・。

海外の状況を見ると、IR(赤外)やNIR(近赤外)を用いた管理が行われているケースが多いです。特定波長の光を当てて、波長毎の反射や吸収をスペクトルとして見る機器。例えばアミノ酸なんて、見ても判別が付かないです。ラベルの貼り間違えによる納入ミスがあっても、判別できんことがほとんどだと思います。こういった機器を使えば、チェックが可能です。そういった意味で、OEM会社にも、受け入れ時の同一性試験が求められるのです。

まぁ、今の流れを見ていると、近い将来、機能性表示食品制度や既存のGMPにも原料受け入れの際の同一性試験というものが加わってくるかもしれません。
実際、日本食品分センターでは、以下のような紹介もされています。

近赤外分光法による品質管理(2014年8月)

私は、大学時代、近赤外を用いて、海洋プラスチックごみの分析を行っていたので、近赤外の便利さは理解しています。瞬時に、スペクトルが計測できます。ハンディ型だと、ラボに検体を持っていく必要もなく、倉庫内での確認も容易です。

実際問題、厳密に基原確認を原料毎に行っていく場合、IR(赤外)やNIR(近赤外)を組み合わせていくことも一手だろうと考えています。
定性分析され基原が確認された検体を標準品とし、IRやNIRで標準品との同一性の担保を行っていければ、容易に基原の確認が原料ロット毎で行うことができると思います。まぁ、モノを選びますが。

いずれにしても、品質保証にも、お金がかかる時代になってきました。
弊社は、赤ワインエキス末がcGMPの基準に対応しており、NIRの分析が毎ロット行われています。
理想は、自社で実施できること。ただし、ハンディ型のNIRは500万円もする・・・。

原料事業も、参入障壁が上がっている!

今後、他の原料も、必要になってくる可能性も高いので、外注先を探して、管理用の試験を行っていくことも検討していこうと思います。
一方、現段階では、NIRの分析機器を持っていそうなのは、日本食品分析センターくらいです。日本は、こうった分析面でまだまだ遅れているようです。まぁ、安い中古のFT-IRを購入して、基礎データを自分で取っていった方が良いのかなぁとも考えちゃいます。

3年前、某大手受託加工会社さんに対して、同一性試験の検討用データとしてNIRのデータを提供しましたが、この会社さんは、IRを選択されました。
確かに、日本の場合、それが正解かもしれないです・・・。

最期は、ダラダラになっちゃいまいたが、是非、参考にしていただければと思います。

市場動向調査を目的とした人気記事分析

ふと、アクセス解析の人気記事を見てみると、以下のような面白い傾向が示されていた。断トツで、壮快 2018年8月号 認知症を防ぎ治す極意にアクセスが集中している。

ninki180918

ブログは他メディアとの相性が良いのだが、ここまで断トツだと、Googleのアルゴリズム変化の影響と考えるしかないだろう。

ここ数ヶ月、月単位で、アクセス動向が変化している。それは、気が付いていたけど、数字としては追っかけていなかった。このような人気記事の動向も、市場動向を知るため、非常に重要な情報になってくるだろう。
今後、月末に追ってみようと思う。

さて、このアクセス動向からわかることは、これだけでない。
まず、ボクシングシューズの記事へのアクセスがなくなったこと。まぁ、好ましいことではあるのだが、ここまで変化してしまう理由が知りたい・・・。

次に、壮快 2018年8月号 認知症を防ぎ治す極意のページにリンクされている山芋抽出物の論文:認知機能の改善についてへは、移動されていないということがわかります。

これは、認知症へのキーワードでアクセスが集まっただけであり、ジオスゲニンの認知機能改善効果には興味が持たれなかったことを示すのだろう。
とても残念だが、それが結果だろう。

山芋=認知症改善という紐づきが市場でないことも示しているのだろう。

ぶっちゃけ、山芋自身、成熟期の素材である。
誰もが、山芋=滋養強壮(スタミナ)というイメージを持っているだろう。
一方、山芋ジオスゲニンの認知機能改善効果は、導入期の素材と同じなのだろう。

素材だけでなく素材の機能性についてもライフサイクルというものが存在するのだろう。

おそらく、山芋の認知機能改善の商品は、導入期のライフサイクルに該当するため、実は高齢化しているクローズドのマーケットの方が適しているのだろう。

原料特性や製法特許を考えると、ネットワークビジネスには向いているだろう。ただし、スピーカーのことを考えると、問題もある。野中先生も、私も、スピーカーにはならん。
東田教授は、現役大学教授でもあるので、もっと難しいだろう。

安さと機能性という点では、山芋ジオスゲニンはピカイチだ!
もっと広がっていくべきだと思う。

いろいろ工夫して、もっと有知識者・専門家のパートナーを増やしていくしかないのだろう。

1つの情報で、これだけのことがわかります。
情報とは、面白いものです。
世界でも、近年、情報戦を制した者だけが成功しています。
今後、人気記事の情報は、いろいろと活用していこうと思います。
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プロフィール

49歳 博士 富山県滑川市出身  (株)アンチエイジング・プロ COO 現 東京海洋大学卒 順天堂大学医学部 総合診療科 研究員/博士論文は海洋ゴミがテーマだが、現在は、機能性食品原料を開発。

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